8月14、15、16日の14:00~16:30に国際展示場駅前で、二次元規制反対の街頭演説を行う予定の山田太郎参議院議員(元俳優の山本太郎議員とは別人ですその山田太郎議員は、児童ポルノ法や青少年健全育成基本法等によるマンガ・アニメ・ゲーム等の規制に反対して、国会の内外で活発に活動してくれている政治家さんです。この記事では山田議員のそれらの活動のうち、5つの実績をピックアップして紹介したいと思います。



【実績1:同人・コスプレ・コミケなどに打撃を与える可能性がある『TPPによる著作権侵害の非親告罪化』について国会で質問し、安倍総理をはじめ各大臣から重要な答弁を引き出してくれました】

『TPPによる著作権侵害の非親告罪化』が、同人・コスプレ・コミケなどに打撃を与える可能性については、テレビや新聞等でも報じられましたので、知っている方も多いと思います。

まず、2015年8月10日の参議院予算委員会では、安倍総理から「そして、TPP交渉における著作権侵害の非親告罪化については、二次創作の萎縮などの懸念も踏まえ、権利保護と利用促進とのバランスを取りながら、共通ルールの構築を目指し、交渉に当たっております」という答弁を引き出してくれました。一国の総理による二次創作への配慮の答弁は重い意味を持つため、今後の展開を考えても、二次創作にとって有利に働く答弁になってくれるはずです

そして、2014年6月9日の参議院決算委員会では、甘利TPP担当大臣から「一律にみんな非親告罪にしてしまえというというような議論はですね、あまり良くないなと、いうようなところからですね、共通ルールにしていくかということを今交渉している最中であります」という、非親告罪化に慎重な答弁を引き出してくれました。大臣の政府答弁である以上、この答弁がTPP交渉に臨む交渉官の交渉姿勢に影響を与えた可能性は大いにあると思います

また、 2015年3月19日の参議院予算委員会では、宮沢経済産業大臣から「全面的に著作権侵害が非親告罪化されるとなると、コミックマーケット等の参加者に、影響なしとは言えないという気がいたします」という答弁を引き出してくれました。この大臣答弁はテレビ等でも報じられ、この問題がコミケ等に打撃を与える可能性についての認識が世間に広まるきっかけを作ってくれました

現在、政府は、コミケ・同人・コスプレ等にも一定の配慮を加えた形で、TPPの妥結を図っているようです。政府から一定の配慮を勝ち取ることができたのは、マンガ家の赤松健先生達の頑張りも大きかったですが、国会内ではやはり山田太郎議員の働きが大きかったと言えます

著作権侵害の非親告罪化の問題は、TPP妥結後に行われる著作権法改正の時まで気を抜けませんが、山田太郎議員は今後もこの問題に取り組むことを明言してくれています。 





この件に関するソース:
【文字起こし】安倍首相「TPP交渉における著作権侵害の非親告罪化については、二次創作の萎縮などの懸念も踏まえ、交渉に当たっている」―山田太郎議員の質問に答える - 二次元規制問題の備忘録 http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/45058284.html
 
【対談:赤松健先生×山田太郎議員:その2】同人文化に悪影響を与える可能性がある著作権侵害の非親告罪化とは - 二次元規制問題の備忘録 

同人誌・コスプレ文化に打撃を与える可能性がある『著作権侵害の非親告罪化』について、山田太郎議員が参議院予算委員会で取り上げてくれたので文字起こししました - 二次元規制問題の備忘録 http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/43259957.html




【実績2:2013年5月8日、国会で児童ポルノ法によるマンガ・アニメ規制について質問し、安倍首相から「慎重な考慮が必要」という答弁を引き出してくれました】

安倍首相の答弁は以下の通り。

御指摘の実在しない児童を描写したアニメ等に関しどのような規制が必要なのかという問題については、こうしたアニメ等が児童を性の対象とする風潮を助長するおそれがあるという一方で、今、山田委員がお話をされたような表現の自由との関係もございますので、私は、慎重な考慮が必要であるということについてはそのとおりなんだろうと、このように思います。慎重な考慮が必要である面も踏まえながら検討を言わば慎重に進めていくべきものであろうと、このように思っております」

結局、2014年の児童ポルノ法改正では、児童ポルノ法による二次元規制は行われませんでした。安倍総理のこの答弁をどのように捉えるかは人それぞれですが、「慎重な考慮が必要である」という答弁を総理大臣から引き出せたのは、のちの展開を考えても大きかったと言えるでしょう。

この件に関する情報ソース:
児童ポルノ規制法について、安倍総理と麻生副総理に迫りました! | 参議院議員 山田太郎 公式webサイト みんなの党




【実績3:山田太郎議員が原案を作成し採択された附帯決議によって、児童ポルノ法の改正で二次元規制を行う事は、今までよりも難しくなりました】

2014年の通常国会で児童ポルノ法改正案が成立しました。その際、山田太郎議員が原案を作成した附帯決議が採択されました。3項目ある附帯決議の中の1つに「児童を性的搾取及び性的虐待から守るという法律の趣旨を踏まえた運用を行うこと」という一文があり、実在児童を守るという児童ポルノ法の本来の趣旨が強調されたため、児童ポルノ法によって非実在のマンガ・アニメに登場する児童の表現を規制することは、今までよりも難しくなりました。万が一児童ポルノ法でアニメ・マンガ規制が行われそうになったときも、山田議員が附帯決議の作成者という立場で国会で反論できるのは大きいです。(逆に言うと、山田太郎議員が国会からいなくなるとかなりの痛手になります)

この件に関するソース:
【対談:赤松健先生×山田太郎議員:その1】「もう事実上、児童ポルノ法関連ではマンガ・アニメ規制はできない」 - 二次元規制問題の備忘録 





【実績4:山田太郎議員秘書の坂井崇俊氏がエンターテイメント表現の自由の会(AFEE)という政治団体を設立し、山田議員自身もAFEE名誉顧問として会の活動に関わっています】

山田議員が顧問を務め、山田議員秘書の坂井氏が代表を務めるAFEE(エイフィー)はアニメ・マンガ・ゲーム・映画等、エンターテイメント表現の自由を守るために活動している団体です。AFEEは政治的な表現規制の動きに対処すると同時に、いろんな同人誌即売会で表現規制問題に関するチラシ配りを行い、この問題についての周知を図るという、地味で大変な活動を継続してくれています。AFEEは山田議員のコミケ街頭演説の場でもチラシを配るそうですので、ぜひ受け取ってあげて下さい。ちなみに、AFEEは「3日目西う46a」でサークル参加する予定です。会誌を販売するそうなので興味がある方は立ち寄ってみてください。また、当日は山田太郎議員本人が売り子をするという話もあるようです。


この件に関するソース:
お知らせ | AFEE エンターテイメント表現の自由の会
http://afee.jp/category/uncategorized/




【実績5:超党派の議員で構成されたマンガ・アニメ・ゲーム議員連盟の事務局長代行に就任し、この議連が二次元規制をするための議連にならないよう重石になってくれています】

2014年11月18日に自民党議員を中心とした超党派の議連であるマンガ・アニメ・ゲーム議員連盟の設立総会が開催されました。この議連は主として、アニメ・マンガ・ゲームに関する資料を収蔵するためのアーカイブ施設の設立と、アニメーターをはじめとしたクリエーターの待遇改善を目指しているようです。しかし、国がアニメ・マンガ・ゲーム等の文化に税金を投入するなどの形で関われば、『このようなものに血税を投入するのはどうなのか?』などという主張とともに、アニメ・マンガ・ゲームの内容に口出しをし、それが二次元規制につながってしまう可能性もあります

そのような懸念に対し、議連の事務局長代行に就任した山田太郎議員は自身のHP上で
誤った方向へ進むことがないように、議連の中からしっかりとした舵取りをしていきたいと思います。絶対にマンガ・アニメ・ゲームにおける表現の自由は守ります!!!」 と力強く宣言してくれました。

この件に関するソース:
「マンガ・アニメ・ゲームに関する議員連盟(MANGA議連)」の設立総会に出席してきました - Togetterまとめ
http://togetter.com/li/746963





というわけで、山田太郎議員の二次元規制問題への貢献のうち5つを選んで紹介してみました。山田議員のこの問題への貢献は数多く、上で紹介した活動の他に、

児童ポルノ法や著作権侵害の非親告罪化に関する質問主意書を繰り返し提出し、内閣から回答を得た』→ソース

「マンガ・アニメと性被害の関連についての調査研究を政府として行っていないし、今後も実施する予定はない」という趣旨の政府答弁を内閣府副大臣から引き出してくれた』→ソース

児童ポルノ法改悪に反対している各種業界団体を集めて、合同の作戦会議を行った』→ソース

国会で二次元規制についての動きがあればニコ生ツイッター等で逐一その情報を公開してくれている(現在も継続中)

等の貢献があります。






【参考リンク】
参議院議員・山田太郎 ニコニコチャンネル

山田太郎議員ツイッター
(アニメアイコンのフォロワーが増えれば山田議員も二次元規制反対で頑張ってくれそうですw) 

エンターテイメント表現の自由の会(AFEE)ツイッター

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