2014年11月6日に放送されたニコ生で、二次元規制反対派の山田太郎議員が国会で美少女フィギュアが取り上げられた問題について語ってくれました。山田議員の実際の発言を表現規制クラスタ有志一同の手で文字起こししたので公開します。文字起こしについてはオオイヌノフグリさん他1名が担当し、文字起こしの最終チェックと記事の作成を虹乃ユウキが担当しました。記事の責任者は虹乃です。

また、この記事は11月6日の放送の文字起こしですので、一部情報が古くなっている可能性を承知した上でお読み下さい。

文字起こしをする動画:
山田太郎のみんなのさんちゃんねる
https://www.youtube.com/watch?v=J8Wll_UD9xA&feature=youtu.be&t=22m33s
(上のリンク先の動画の22分33秒付近から文字起こし)


【発言者紹介】
山田太郎氏:みんなの党副幹事長。みんなの党政策調査会副会長、政策調査会経済財政部門長。コミケ街頭演説で有名。児童ポルノ法や青少年健全育成基本法による表現規制に反対して、積極的に活動している。元俳優の山本太郎議員とは別人です。

坂井崇俊氏:山田太郎議員秘書。『エンターテイメント表現の自由の会』(AFEE)代表。

遊佐めぐみさん:声優。AFEEナビゲーター。 



以下、文字起こし。



 


山田議員
「次は、あの、フィギュアの問題行きましょうか、大丈夫ですか?」

坂井秘書
「フィギュアですね、はい」

山田議員
「あのー、いわゆる、えーっと、衆議院の内閣委員会で維新の木下議員(注:木下智彦衆議院議員)がですね、取り上げて今話題に、ネットでは話題になっているですね、フィギュア問題をちょっと行きたいと思います」

坂井秘書
「ちょっとあの、どんな事があったのかというのを、簡単にまとめてきたんです」

山田議員
「ちょっと、おさらいをまず、したいと思っております」

美少女フィギュアに政府出資?


坂井秘書
「えー、まあ、時系列で言うとですね、まあ、維新の木下議員ですね、が、まあ、内閣委員会、経産委員会で、まあ、色々質問をしたと。で、まあ後で出てくるんですけども、「東京オタクモード」っていう、まあ日本のフィギュアを海外に売ってる、えーサイトですね。それがまあ、結論から言うと、日本政府が、まあ、3年間で15億だっけな、出資をし――」

山田議員
クールジャパンの予算の中から投資したと、出資したと。はい」

坂井秘書
「これが、果たしてどうなんだって言うのを、質問を、まあ、2回したんですね」

山田議員
「はい」

坂井秘書
「最初、えー、松島、まあ、その当時の法務大臣ですね、それから山谷大臣、山口大臣、ま、この人クールジャパンの担当大臣ですね。聞いて、こんなひどい絵があるんだけども、ひどいフィギュアを海外に売ってるんだけど、これを日本政府として売っていいのかと」

山田議員
「なぜ、松島大臣、山谷大臣だったかというと、女性だからっていう多分理由ですね、はい」

遊佐さん
「あー」

坂井
「ま、それは議事録の中でも書いてありましたね。女性だから聞きまーすと」

山田議員
そしたら、まあ、ようは、松島さん山谷さん、それから担当の山口代表は男性ですけどもクールジャパンの担当ですけど。えー、どういう答弁をしたかというと、「オリンピックに向けて恥ずかしい」と。それから「女性の尊厳から見て残念だ」と。で、「初めて拝見してドキッとした」と。こういう風におっしゃってるわけです。で、えと、翌々日ですね、同じ内容を経産委員会、経済産業委員会で

坂井秘書
小渕元大臣ですね」

山田議員
「みんななんか飛んじゃいましたね(笑い)」

坂井秘書
「(笑い)」

山田議員
「小渕経産大臣ですね当時」

坂井秘書
「はい」

山田議員
「で、『自分自身は見て、嬉しいものではありません』、えー、という事を言ったんですが。ところで、どんな画像を見て言ったかという事ですが、ちょっとじゃ、画像を出してもらえます。これです」

美少女フィギュアに政府出資?2


遊佐さん
「はい」

山田議員
これを見て皆さんはどういう風に。これもしかも、こればっかじゃないですから。これは特に、えーこれらのフィギュアを見て、えー、あの、フィギュアの所を、集めて、マンガとかフィギュアの所を集めて貼って出そうとしたの。で、ちょっとあの、なんだっけ、えーっと、物議をかもし出したのは、えーと、委員会でこれが許可になんなかったんだよね」

坂井秘書
「そうなんです。これを、委員、予算委員会――」

山田議員
「予算委員会だ。予算委員会、テレビで見せようとして、」

坂井秘書
予算委員会でテレビに出そうとしたら、与党自民党から、『国会にふさわしくない』

遊佐さん
「はい」

山田議員
「うん」

坂井秘書
って言って、委員会に出さなかったんです

山田議員
「そうそうそうそうそう」

坂井秘書
「まず。第一」

山田議員
「そうなんですよ。で、えーと、まあ、うちの三谷議員(注:みんなの党の三谷英弘衆議院議員)の方はですね、経産委員会で、10月24日に経産委員会ありましたんで。まあ、あのクールジャパンの山口大臣に対しては『文化には政府が介入すべきじゃない』と。えー、それから『ビジネスの幅を政府が関与して狭めるべきじゃない』と。まあ、こういうこと言ってたわけですけども、もっかいじゃあさっきの画像出してもらえますかね」

美少女フィギュアに政府出資?2
 

山田議員
「これですと。で、まあ、遊佐さん的に見て、あのー、まあ、いろんな女性大臣はこれを見て、『恥ずかしい』とか『ドキッとした』とか、『見てうれしいものじゃない』って言ってますけど、どうです?」

注:『ドキッとした』は男性議員である山口クールジャパン担当相の言葉ですね。

遊佐さん
「え、私からしてみれば、『別にいいじゃん!』な感じです」

山田議員
「別にいいじゃん」

坂井秘書
「ふふふふ」

山田議員
「こんなもんだよ、と」

遊佐さん
「なんかあの、規制しないでよ、私だって見たいんだよ、な感じです」

山田秘書
「あ、私だって見たい? おおおー、成程」

坂井秘書
「でもあんまりグラマーだとちょっと、こう――」

山田議員
「あんまさ、グラマーだと、だめで、」

遊佐さん
「はい」

山田議員
「あれがさ、胸が小さかったりお尻が小さいとオッケーなのかね?」

遊佐さん
「んー? それ、ポルノになっちゃうんですかね、でも。児童ポルノの方に。んふふ」

山田議員
「あー。という事で。これは、『こんなのにお金を出してんのはおかしい』って言うんだけど、フィギュアだとかクールジャパンちゅうか、マンガだとかアニメだとかってのは、これがメインなわけでして。あの、ねえ? 『こういうエロを抜いて、マンガとアニメと、またはゲームも含めて成り立つのか』と。まあ、あの、ちばてつや先生はそのようにおっしゃってましたけども。えー、まあ、そういうことだと思うんですよ

まあ、勿論ね、こうゆうのを見て好きな人嫌いな人っているとは思うんですけれども、大臣とっつかまえて、ある年齢層の人達に対して、「ほらやっぱりね」って言う話をして、「こんなものに投資してるのはおかしい」と」

遊佐さん
「はい」

山田議員
「で、ちょっとですね、あの、これがイヤな感じがしているのは、別に大臣が見て嫌って言っただけなんだけれども、突然このサイト、と言うか、えーと、落ちたんだよね」

坂井秘書
「そうなんですよ。サイトが落ちたと言うか、この商品が無くなっちゃったんです

山田議員
「商品が無くなっちゃったと」

坂井秘書
売られなくなっちゃったと」

山田議員
ということで、まあ、自主規制に入ったと言うことで、

坂井秘書
自主規制かどうかわかんないですよ」

山田議員
「いやだって、売られなくなったってことは自主規制した訳じゃん」

坂井秘書
いやなんかそれは、なんか指導があったのかもしれないですよ」

【注:経済産業省商務情報政策局長の国会答弁によると、『クールジャパン機構に対して、「こういった商品については様々なご意見がある」ということを充分踏まえるよう申し伝えた』ということのようです。( http://blogos.com/article/97710/)】

山田議員
「あー、自主規制以上ってこと? という事は、どうゆう事が起こったかというと、このラインでもうアウトってことになっちゃったんですよ」

遊佐さん
「おー」

山田議員
「だから、怖いんだよね、こういう事が」

遊佐さん
「はい」

山田議員
「つまり政府が、これ、政府のあるやく…、えーと、大臣クラスが見て、これに対して評価をして、これ自身『あまりいいものではございません』と言われちゃった瞬間に、官僚組織は全部、このラインは、もうアウト。ここからアウト、みたいな。そうすると今後、こうゆう物が混ざってるものは、投資もされないし、下手をするとこういうサイトは上がりませんともう」

遊佐さん
「おー」

山田議員
という事で、出版社も何も全部この様子を見ているので、こういう形でもってどんどん規制がですね加わっていくと。だから政府が大体、マンガとかアニメだとかゲームにですね、関わるとロクなことがないって、だから言ってんだけど。そう」

遊佐さん
「はい」

坂井秘書
「これは事実上、大臣は何にも言ってないですよね。私は嫌いだとか、個人的にどうなんだ――」

山田議員
「そう、個人的に言ったはずなんだけど、まあ、実際はですね、あの、これが売られなくなっちゃったってことは事実ですから、自主規制があったのか政治的介入があったのか知りませんけれども、もう多分これでかなり、フィギュアのラインっていうのは公的には線が引かれちゃったのかなあと」

坂井秘書
「これ、マンガもアニメもおんなじですよね。こういう事が起こると

山田議員
「粛々と何処のレーベルが駄目かというのが、ほぼ確定してきちゃったという事で、えー、これがきっかけなんですね。で、さて――」

坂井秘書
「その前にちょっといいですか。その前にさっきのやります。実はもう、さっきのあの、絵。これもう実は、」

遊佐さん
「はい」

坂井秘書
「どんな商品が無くなっちゃったかを、もう、AFEEの会員のですね、繰恵マナって、このキャラですね、この右下のキャラを作ってくれてる人がですね、Tin Lionさんというんですけど。じゃーん、なんともうこれを全部一個一個特定してくれてると」

山田・遊佐
「(笑)」

山田議員
「すごい。さすが。さすが」

遊佐さん
「ありがとうございます」

坂井秘書
「だから、左一列目上からどうとどう、とか、えー左二列目はどれですよとか、」

山田議員
「よくわかるんだね、全部。へえー」

遊佐さん
「すごい」

山田議員
「もう落ちちゃってる、落ちちゃってるのに判ってるんだ」

坂井秘書
「そう、だからこの画像から、もう調べてくれて、」

遊佐さん
「はい」

山田議員
「へえー、これが売れられなくなっちゃった」

坂井秘書
「これが売れられなくなっちゃったっていう。でも、これまああの、いろんな人が言ってんですけど、これすごいクオリティ高いらしいんですよ」

遊佐さん
「はい」

山田議員
「へえええ」

坂井秘書
「あの結構なんて言うんですかこの、えー、エロいのを、こう、エロく作るのってむづかしいらしいんですよ」

山田議員
「そうだよね」

坂井秘書
「下品になっちゃうんですって」

山田議員
「ああー、ああ、成程なるほど」

坂井秘書
「それを、なんか――」

山田議員
「コメントそのまま書いていい事書いてあるじゃん」

坂井秘書
「え?」

山田議員
「『量産品で、よくぞ そこまで作りこんでくれました』と」

坂井秘書
「はい。だから普通の、まあ量産品ですよ」

山田議員
「うん、うん、うん」

坂井秘書
「最高峰の造形技術を惜しみなく、はい」

山田議員
「てかさ、これを見て、ある種、あの実物の実体じゃないのに、すごくエロく興奮するってことは、いわゆる精巧度が――」

坂井秘書
「精巧、精巧なのかな。分かんないんですけど、まあ、なんかすごいクオリティは高いんですよね」

山田議員
「そうそう、(ニコ生のコメントで)『いや十分下品だと思うけど』って(笑)」

坂井秘書
「(笑)」

遊佐さん
「私は芸術だと思います」

山田議員
「あー、だよね。そうそうそう」

遊佐さん
「はい」

山田議員
「という事で、いや、これを見てだめだって言ったらば、コミケアウトだよね

坂井秘書
「コミケは、もっとだめですね」

山田議員
「もっと駄目になっちゃうよね。ということで、いずれコミケの実態もどこかで政治的に、こんな事をやっている七十万人の若者たちがいて、はっきりいって――」

坂井秘書
「駄目かって言う――」

山田議員
「いやあ、いやあ、僕、一番怖いのは、『あんなのは脱法ドラッグとおんなじだ』ぐらいのさ、あのー、ね、事を言われて取り締まられるっていうかさ、自主規制に遭うんじゃないかという事で、非常に気にいていますと。ま、いうことなんですけれども。えー、かなりこれはですね、実は私はホントに大きい問題で、これで政府筋が線を引いちゃったと」

遊佐さん
「はい」

山田議員
「で、さて、こういう事が続いて、一番怖いのは、さっきちょっとあったけどMANGA議連

坂井秘書
「マンガ――」

山田議員
「MANGA議連の話もちょっと」

坂井秘書
「マンガ……、下にビーって流れてたやつですね」

山田議員
「MANGA議連の紙持ってきた?」

坂井秘書
「MANGA議連」

山田議員
「MANGA議連。はい、MANGA議連」

坂井秘書
「MANGA議連。一応あの自主規制してるんですけど」

山田議員
「なんで? あー、いいじゃんいいじゃん、出しちゃいましょうよ。それで首になったっていいじゃん」

遊佐さん
「なんで自主規制してるんですか」

山田議員
MANGA議連ってのは、前回もちょっと、あの、話をした、マンガ・アニメ・ゲーム議連ってのが出来たんですよ

(注:山田議員は『できた』と発言していますが、放送の時点で正式発表はされていないはずです)

遊佐さん
「はい」

山田議員
そこの、私は役員になりまして、

遊佐さん
「はい」

山田議員
「えーと、MANGA議連あります?」

坂井さん
「この絵じゃなく?」

山田議員
MANGA議連のあの、紙ないの? 役員とかが入ってる。えと、そこのあの事務局長代理っていうのになりまして、実務の、あの、まあ、責任者の一人になったんですけども。えーと、ようはですね、目的は前回もちょっと言ったかもしれませんが、マンガとかアニメを保存するために、えー、京都と」

坂井秘書
「マンガミュージアム。ま、京都は元々――」

山田議員
「あるんだけど、東京のある所、と、それから、国会図書館とか連携して作ろうと。まあ、赤松さんが言ってんですけど、」

遊佐さん
「はい」

山田議員
「それとあの、減税をしましょう。税、税、税金としても、あの支援していきましょうと」

坂井秘書
「クリエイターの地位向上っていうんですかね?」

遊佐さん
「はい」

山田議員
「そう・・・・・・だし。あとは、えーと、何だっけ、えー、ま、そんな所を目的としてるんですが、」

坂井秘書
「まあ、主に二本柱ですね、それが、はい」

山田議員
「えー、そこにですね、一応自公の議連なんだけど、山田さんも入れるべきだと色々仕掛けをしてですね、入り込んでいって止めてると。ようは変なカタチに行っちゃわないようにというふうにしてるんですが。多分何が怖いと思ってるかというと、そこで保存するマンガはああいうフィギュアみたいなのを見たときに、『こんなものが国会図書館で天下の、あの、保存されているのに良いんですかー!?』って誰かが多分議員で言うんだよ絶対。絶対言うんだよ」

遊佐さん
「はー。はい」

山田議員
「で、ゲームも人殺しみたいな物があって、そういうやつのコンテンツがしまわれて…、しまわれた時に、『こういう物は国家が税金を使って保存してるのは良いんですかー!?』って、誰かが言うんだよ。そうすると、『嬉しいものではありません』だとか、そうそうそうそう、そういう風に言いだしたりすると、もうそれでアウト、になりかねないんで。僕は正直言うとこういう物はですね、国が【音声途絶】ほっとけと。税金をもらう…、なくたっていいから、自由にやれる方の方が良いんじゃないのと」

山田議員
「あと、もう一つはこれからTPPの話もあって、著作権の非親告罪の問題なんかもあるから、パロディっていう論点になっちゃった場合に、こういうものを国側とか公的な機関が保存してていいのかって、絶対議論になるんですよ。という風になった場合に、相当荒れるというか厳しいと思いますね。

なので、今からそういう議連の中に入り込んでですね、変な方向に行かないようにやろうと思っているんですけども、残念ながら、そう考えているのは、私一人っていう(苦笑)。みなさん応援してくださいという話なんですけれども」

(注:MANGA議連の設立に関わった赤松健先生のツイートも参考にどうぞ)









 

坂井秘書
「赤松さんもこれ気にしてました。やっぱり、この今回のフィギュア事件は、まあ、マンガ議連の中で出たらどうしようと」

山田議員
「そう、漫画議連の中でこれ議論されると、確かに、あのー、『こんなフィギュアをクールジャパンで日本が金付けて、輸出しようとしているのは日本の恥だ』みたいな、ことになると、ばっさり切られてしまうから。『ところで、漫画とかアニメにもこういうものあったよね』っていふうになると、相当厳しくなるなと。

で、例えば、いや言い方は悪いけれども、例えば、あのー、国際展示場だって公的なお金【1秒程音声途絶】だから、あのー、あんなところでやって、いわゆる公的な税金をある程度投入して作られた施設でそんなことをやってていいのかと、いうことを誰かが言いだしたりすると、結構ですね、厳しい状態になる可能性はあるのかなと。

ましてやですね、2020年に向けてオリンピックで結構これを取り締まりたいと思っている議員や大人達がいっぱいいるんですね。で、わかんないんですけど、色んな会場の設備の見直しの関係から、追い出されちゃう可能性もあるということで、相当今、守っていかないとですね、結構ですね、このフィギュア問題っていうのは、僕は根が深いというふうに思ってまして、色んなところに飛び火するのはやだなぁと、いうことで、今から、ちょっとですね、どうしていくのかを、また前回のようにですね、考えていかないと、ちょっとですね、厳しいかなぁと。

で、オリンピックのいい点もあるんだけれども、一番問題になるのは、例えば都庁を作る時に、実際新宿の、あのー、なんて言うの? ドヤ街っていうと怒られちゃうの? あのー、浮浪者というか、ホームレスの人達がいたのが全部追い出されたりとか、するわけだよね。で、オリンピックはあのー、北京なんかでもそうだよね、ぜーんぶ、そういう人達は追い出されて。

で、まさにサブカル。だから、サブカルチャーっていうのはサブだからカルチャーなんで。あのー、メインカルチャーじゃないのに、メインカルチャーがこう、サブカルチャーをサポートするような構造を作ると、いわゆるサブカルチャーはその時点でサブじゃないし。かつ、サブはヤバイものっていう感じになって、弾かれちゃう可能性があるんじゃないのっていうことで、ちょっとですね、これはマズイ方向だなぁというふうに思ってはいます」

坂井秘書
「山田さん僕、最近初めて知ったんですけど、マンガ・アニメ・ゲーム議連のことを略してMANGA議連って言うじゃないですか。なんでか知ってました?」

山田議員
「知らない」

坂井秘書
「実は、マンガ・アニメ・ゲーム議連ってあるじゃないですか。で、僕はずっと、マンガ・アニメ・ゲーム議連を略して、まあマンガっていうその、ジャンルで指しているのかなと。MANGA議連、MANGA議連って言うじゃないですか。みんななんか、大文字で書いてるじゃないですか、MANGA。なんなんだろう、センスないなと思ったんですよ。で、僕、最近知ったんです。これなんでMANGA議連って言うかっていうとManga-ANime-GAme。こうらしいんです。知ってました?」

山田議員
「知らない」

遊佐さん
「すごい、全部入っているんですね、ちゃんと」

坂井秘書
「そう、これでMANGA議連」

山田議員
「知らない。分かんねえや、そんなの」

遊佐さん
「あ、知ってたっていうコメントがあります。」

坂井秘書
「だからMANGA議連で、大文字で書いているんですって」

山田議員
「ほう。でもマンガ・アニメ・ゲーム議連の方がいいよね。あのさ、ゲームが違うように見えちゃうんですよ。それで、MANGA議連の中でも、一番やばいのはゲームですよ。あのー、ゲームは、結構その、人殺しみたいな感じで取り締まるべきだっていう議論がすごく強いんだよね」

坂井秘書
「もっとなんかあの、インタラクティブになるから、のめりこんじゃうっていう風にみんな、言うんですよね」

山田議員
「そうそうそうそう。ということで、ちょっとゲーム業界は結構、今ですね、緊張状態にあると」

坂井秘書
「やっぱ。ちょっと今日も某ゲーム業界の人に会ってきたんですけど、やっぱりオリンピック。オリンピックがもう怖くて怖くてしょうがないと」

山田議員
「ああ、なんかやるだろうと。多分ね。あの、昨日ちなみに、あのー、ヤンジャンの、あ、言っちゃった。ヤンジャンの副編集長と会って飲んで、ちょっと今、漫画業界が今どうなっているのかと、しっかりちょっと頑張って表現の自由を守ってもらわないと結構大変なことが起こってると。あの、実は『マンホール』やってたとこなんだよね、あそこね」

坂井秘書
「はいはいはい。筒井さんのやつですよね。対談を」

山田議員
「そうそう、今、お願いしようかなと思っていて。で、相当、実は色んなものが規制されてるみたいだね」

坂井秘書
「中では」

山田議員
「中では。そう、で、『これはダメになった、あれはダメになった、そういえば、あのシーンもヤバイよな、ダメになった』とかっていうことで。結構ですね、ボクらが思っていた以上に現場はですね、自主規制が進んでいるようです。はい。ということで、例の、言ってましたよ、長崎の、『マンホール』の」

(注:電話がかかってきて坂井秘書一時退出)

山田議員
「ということで、『マンホール』、見ました?」

遊佐さん
「あ、読みました、全部。とても面白かったです」

山田議員
「うん。それで、あ、言ってたの、言ってたの。でね、わざわざ聞いたんだって。長崎の、その規制をした担当者に、なんで『マンホール』がダメかと。そうしたら『マンホールから出てきたどろーんとしたものが血みたいだ』って言うんだって。で、『血じゃない』って言ったんだって。『あれは血じゃなくて、マンホールの中にあるどろっとした下水物がくっついている状態だ』っていうのに、『あれは血だ』って言うの。色も赤くないのに、血がついているから、ようはその、グロいんだと。編集部の人がわざわざ、その担当のところまで行って、規制をした張本人に会って、なんで規制したのかを直接聞いたんだって」

坂井秘書
「長崎まで行ったんですよね。筒井さんのブログ見たらなんかそう書いてあって」

山田議員
「そうそうそう。それはですね、『血だからダメなんだ』って言われて、『血じゃねぇだろ、どう見ても』っていう話で。もう話になんなかった。でも、怖いよね。そうやって規制して、はいダメよ、って言われちゃうと、もうそれでアウトです。さようならーっていうことで。

で、そうすると結局、18歳未満は見ちゃだめになるんだけど。実際は本屋で、その、分けたりするの大変でしょ、面倒くさいでしょ。そうするとどういうことが起こっちゃうのかというともう、『じゃあ置くのやめよ』って、『そんなものは』と言って売れなくなっちゃうと。北斗の拳だってダメだろうと」

坂井秘書
「あれ結構グロいですよね」

山田議員
「あれ、グロいよね。北斗の拳ダメになったら相当大変だよね。北斗の拳はいいのか聞いてみようか、今度」

遊佐さん
「ドラゴンボールとかも。よく、その、パンチしてグシャってなってる――」

山田議員
「――だって、今あの、『進撃の巨人』が問題になっているんでしょ、結構。(巨人が)人をむしゃむしゃ食べちゃうのは、よろしくないって言って」

坂井秘書
「まあ、『北斗の拳』はダメかもしれないですね。あ、でも、『寄生獣』はもう完全にダメですね。最近、映画化されたのかな? 映画化かな? 実写化か。で、それでちょっと一個、聞きたいのがあるんです。文化と政府の関係」

山田議員
「ほうほう、文化と政府の関係。常に政府は文化を規制してきたってこういうことを言いたいの?」

坂井秘書
「国家と文化の関係。どういう風にあるべきなのか。まあさっきのこれですよ。フィギュアの話で国家と文化っていうのはどういう関係にあるのがいいのか」

山田議員
「アンケート取ろうか」

坂井秘書
「アンケート取りたいです」

山田議員
「ちょっとじゃあ皆さん、見ながらですね」

国家と文化の関係
 

坂井秘書
「一番目は、『国家は文化にはお金も口も出さないでくれ』と、ほっといてくれという話。二番目は、『国家は文化にお金を出しても、内容には口を出さないでくれ』と。フィギュアにお金は払うのはいいけど、エロだとかエロじゃないとか、暴力的とかはそういうのは、どうでもいい。ほっといてくれと。内容はね、だけどお金は頂戴っていう。

で、三番目は、『国家は文化に対してお金を出してくれ。なおかつ文化に敵対する勢力から守ってくれ』。ようは例えば、フィギュアはよくないっていう人がいるじゃん。だけど、政府は、いや、これは表現の自由だから、そういうものも認めるべきだと積極的に排除をしていくっていう。そういう勢力を」

山田議員
「勢力って何」

坂井秘書
「ようはその、あのフィギュアはダメだっていう人に、いやいや、そうじゃないんだよ、と。表現の自由の観点から、もっともっと――」

山田議員
「――二番と三番の違いは何」

坂井秘書
「(二番は)ほっといてくれ、なんです。三番は、もっと、守ってくれ、なんです。守ってくれっていうか、内容を守るんじゃなくて、その、こんなフィギュアはダメなんだって人に対して、いやいや、そんなことないよと、いうのが三番。四番は、国家がお金を出す以上、ある程度、内容の制約を受けても仕方ないと。三番は日本語が…、これなんで途中で終わっちゃったんだろ。これは理想で選んで欲しいですね。三番はそういう意味でした、すいません。これは、山田さんは、どっちかというとどこですか?」

山田議員
「1だね。やっぱりさ、金出してくれって図々しくない? 逆に言うとさ、売れるものは売れるんだから、ほっといたって売れるんじゃないの」

遊佐さん
「売れると思います」

坂井秘書
「これ実は結構、AFEEの中で今、丁度ホット」

山田議員
「あ、ホットなの? これがホットなの?」

坂井秘書
「AFEE掲示板で」

山田議員
「あ、そうなんだ。へえ」

遊佐さん
「みなさん、ぽちっとしてくれましたか」

坂井秘書
「これはちっと気になるな。はい、どん」




坂井秘書
「おおー、口も金も出すな、と」

山田議員
「金も口も出すなと。やっぱりね、金を出したら口を出すよ。意外と敵対する勢力を排除してくれっていうほどでもない」

坂井秘書
「でもないんですね。まあ、金だけ出しても口を出すなっていうか――」

山田議員
「それはみんなね、図々しいと思ってんだ。でも、ま、金を出してくれるんならいいやなっていう、こういう話ですよね」

坂井秘書
「これででも、9割ぐらいですか。1、2で。まあ、内容についてはほっといてくれっていう。まあ、自分たちで勝手にやるっていう、そういう話なんですね。へえ、これはちょっと参考になりましたね」

山田議員
「参考にしましょう」


文字起こしは以上です。山田太郎議員は、児童ポルノ法や青少年健全育成基本法によるアニメ・マンガ・ゲームの規制に反対の立場で、国会の内外で精力的に活動してくださっている議員さんです。山田議員のニコ生は毎週水曜日22時から放送されています。放送では頻繁に二次元規制問題について取り上げて下さっています。

 【参考リンク】
参議院議員・山田太郎 ニコニコチャンネル

山田太郎議員ツイッター

エンターテイメント表現の自由の会(AFEE)ツイッター

記事について何か問題等あれば、ブログ主のツイッターにご一報下さい→https://twitter.com/YuukiNijino