8月15、16、17日の14時30分~16時30分に国際展示場駅前バスロータリーで、二次元規制反対の街頭演説を行う予定の山田太郎参議院議員(元俳優の山本太郎議員とは別人ですその山田太郎議員は、児童ポルノ法や青少年健全育成基本法等による二次元規制に反対して、国会の内外で活発に活動してくれている政治家さんです。この記事では山田議員のそれらの活動のうち、5つの実績をピックアップして紹介したいと思います。



【実績①:2013年5月8日、国会で児童ポルノ法によるマンガ・アニメ規制について質問し、安倍首相から「慎重な考慮が必要」という答弁を引き出してくれました】

安倍首相の答弁は以下の通り。

御指摘の実在しない児童を描写したアニメ等に関しどのような規制が必要なのかという問題については、こうしたアニメ等が児童を性の対象とする風潮を助長するおそれがあるという一方で、今、山田委員がお話をされたような表現の自由との関係もございますので、私は、慎重な考慮が必要であるということについてはそのとおりなんだろうと、このように思います。慎重な考慮が必要である面も踏まえながら検討を言わば慎重に進めていくべきものであろうと、このように思っております」

安倍総理のこの答弁をどのように捉えるかは人それぞれですが、「慎重な考慮が必要である」という答弁を総理大臣から引き出せたのは、のちの展開を考えても大きかったと言えるでしょう。

この件に関する情報ソース:
児童ポルノ規制法について、安倍総理と麻生副総理に迫りました! | 参議院議員 山田太郎 公式webサイト みんなの党



【実績②:日本漫画家協会理事でマンガ家の赤松健先生曰く、山田太郎議員の活躍によって「もう事実上、児童ポルノ法関連ではマンガ・アニメ規制はできない」そうです】

2014年の通常国会で児童ポルノ法改正案が成立しました。その際、山田太郎議員が原案を作成した附帯決議が採択されました。3項目ある附帯決議の中の1つに「児童を性的搾取及び性的虐待から守るという法律の趣旨を踏まえた運用を行うこと」という一文があり、実在児童を守るという児童ポルノ法の本来の趣旨が強調されたため、児童ポルノ法によって非実在のマンガ・アニメに登場する児童の表現を規制することは難しくなりました。万が一児童ポルノ法でアニメ・マンガ規制が行われそうになったときも、山田議員が附帯決議の作成者という立場で国会で反論できるのは大きいです

この件に関するソース:
【対談:赤松健先生×山田太郎議員:その1】「もう事実上、児童ポルノ法関連ではマンガ・アニメ規制はできない」 - 二次元規制問題の備忘録 



【実績③:山田議員が内閣府副大臣から引き出した政府答弁によって、政府提出法案による二次元規制は非常に難しくなりました】

2014年の通常国会で行われた児童ポルノ法の審議の中で山田太郎議員は、「マンガ・アニメと性被害の関連についての調査研究を政府として行っていないし、今後も実施する予定はない」という趣旨の政府答弁を内閣府副大臣から引き出しました今までマンガ・アニメの悪影響調査が行われず、今後も行う予定がないということは、政府は調査研究を行って『アニメ・マンガと性被害には関係がある』というアニメ・マンガを規制するための根拠を得ることができない、ということになります。

よって、政府提出法案によってアニメ・マンガを規制することは難しくなりました。今後は主に、政府提出法案ではなく、議員立法による二次元規制の動きに注意を払っていくことになります。例えば、青少年健全育成基本法という法律が国会で動き出しており、山田議員はこの法律への対処も明言してくれています

この件に関するソース:
山田太郎議員が児童ポルノ法の国会質疑で、『政府として漫画・アニメと性被害の調査研究をする予定はない』という答弁を引き出してくれました。 - 二次元規制問題の備忘録 



【実績④:同人文化に悪影響を与える可能性がある『TPPによる著作権侵害の非親告罪化』について国会で質問し、甘利TPP担当大臣から重要な答弁を引き出してくれました】

今現在の日本の法律だと、著作権侵害があったとしても著作権者からの訴えがあるまでは、著作権侵害を行った人は逮捕されません。『著作権侵害の非親告罪化』とは、著作権者からの訴えがなくても警察の判断で著作権侵害を行った人を逮捕できるようにする、ということです。著作権者の黙認によって成立していると言われることもある同人文化が、著作権侵害の非親告罪化によって打撃を受けるのではないか、という懸念が広がっているのです。

そんな現状を受けて、山田太郎議員は国会で『TPPによる著作権侵害の非親告罪化』について質問し、甘利TPP担当大臣から「一律にみんな非親告罪にしてしまえというというような議論はですね、あまり良くないなと、いうようなところからですね、共通ルールにしていくかということを今交渉している最中であります」という、非親告罪化に慎重な答弁を引き出してくれましたTPP交渉が今後どうなっていくかは不透明ですが、山田議員は今後もこの問題に取り組んでくれることを明言しています。

この件に関するソース:
【対談:赤松健先生×山田太郎議員:その2】同人文化に悪影響を与える可能性がある著作権侵害の非親告罪化とは - 二次元規制問題の備忘録 



【実績⑤:山田太郎議員秘書の坂井崇俊氏がエンターテイメント表現の自由の会(AFEE)という政治団体を設立し、山田議員自身もAFEE名誉顧問として会の活動に関わっています】

山田議員が顧問を務め、山田議員秘書の坂井氏が代表を務めるAFEE(エイフィー)はアニメ・マンガ・ゲーム・映画等、エンターテイメント表現の自由を守るために活動している団体です。AFEEの現時点での主な実績としては、teacupブログを運営しているGMO社がイラストやフィギュアの写真を掲載したブログを児童ポルノ扱いしてブログ閉鎖を通告した問題での活動があります

この問題で千筆を超える抗議署名を集めたフリーライターの廣田恵介氏、AFEEの坂井代表、名誉顧問の山田議員はGMO社を訪れ、抗議署名を提出。イラストやフィギュアの写真が児童ポルノであるかのような表現を行ったことについて、GMO社から謝罪を引き出しましたブログ閉鎖の撤回までは実現できなかったものの、『フィギュアの写真は児童ポルノだからHP上で掲載してはいけない』という空気がWeb業界に広がって、自主規制が他社に波及する芽を摘んだという意味で、AFEEのこの働きは大きかったと言えるでしょう。ちなみに、AFEEは「3日目(東)P24A」でサークル参加する予定です。当日は会誌と缶バッチを販売するそうなので興味がある方は立ち寄ってみてください。

この件に関するソース:
teacupのblog閉鎖騒動で署名を提出してきました | AFEE エンターテイメント表現の自由の会
http://afee.jp/2014/04/09/1245/



というわけで、山田太郎議員の二次元規制問題への貢献のうち5つを選んで紹介してみました。山田議員のこの問題への貢献は数多く、上で紹介した活動の他に『国会で二次元規制についての動きがあればニコ生やツイッター等で逐一その情報を公開してくれた』、『児童ポルノ法改悪に反対している各種業界団体を集めて、合同の作戦会議を行った』等の貢献があります。山田太郎議員はアニメ・マンガ・ゲームの自由を守る上で、この国に必要な政治家です。


【参考リンク】
参議院議員・山田太郎 ニコニコチャンネル

山田太郎議員ツイッター

エンターテイメント表現の自由の会(AFEE)ツイッター

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