2014年7月2日に放送されたニコ生で、児童ポルノ法によるマンガ規制に反対する立場から自民党への働きかけを行ったマンガ家の赤松健先生と、国会におけるマンガ・アニメ規制反対運動で中心的な役割を果たしている山田太郎議員(みんなの党)対談を行いましたその中で赤松先生と山田議員がマンガ規制に繋がる法律である『子ども・若者育成支援推進法の一部を改正する法律案』(≒青少年健全育成基本法)について語ってくれましたお二人の実際の発言を文字起こししたので公開します。



文字起こしをする動画:
山田太郎のみんなのさんちゃんねる



【発言者紹介】
山田太郎氏:みんなの党所属の参議院議員。コミケ街頭演説で有名。児童ポルノ法や青少年健全育成基本法による表現規制に反対して、積極的に活動している。元俳優の山本太郎議員とは別人です

坂井崇俊氏:山田太郎議員秘書。『エンターテイメント表現の自由の会』(AFEE)代表。



以下、文字起こし。





山田議員
「はい。あと今日はもう時間が無くなったので、次の戦いはいよいよ、えー『青少年健全育成基本法』

赤松先生
「そちらですか」

山田議員
「はい。例のこの、『子ども・若者育成支援推進法の一部を改正する法律案』っていうことで、最初気付かなかったんですが、こういう番組を通じて情報が寄せられて、いや、『山田先生、こんなものが6月11日に参議院に出ているんですけど、大丈夫ですか?』っていう通報があったんです」

(注:『子ども・若者育成支援推進法の一部を改正する法律案』の中に、この法律の名前を『青少年健全育成基本法』に変えるという趣旨の事が書いてあります。それゆえ山田議員は『子ども・若者育成支援推進法の一部を改正する法律案』を『青少年健全育成基本法』と呼んでいると思われます)

赤松先生
これはね、漫画家協会的にはですね、具体的に名指しみたいな、漫画とかってされないと、なかなかちょっと、動きづらいですよ、これ」

【注:『子ども・若者育成支援推進法の一部を改正する法律案』の条文は、マンガ・アニメ規制を直接的に書かずに、例えば『青少年の健全な育成については、青少年の発達段階に応じて必要な配慮がなされなければならず、特に、十八歳未満の青少年に対しては、良好な社会環境の整備が図られるよう配慮されなければならない。』(第2条 3)というような曖昧な書き方をしています。それゆえ漫画家協会的には動きづらいということだと思われます

山田議員
うん、そうなんです。それで、これについては私、作戦としてはね、この『青少年健全育成基本法』の改正案が、漫画とかアニメとか、そういった、まぁ彼らからいうところの『不健全図書』といわれるもの。こういうの関係してくるんですか?っていうことをしっかり詰めていこうと思っているんですよ」

赤松先生
「ちょっと、モビルスーツ的にドン!と(注:赤松先生がなぜモビルスーツという喩えをしているのか分からない方は、『対談その2』をお読みください)」

山田議員
「そうそうそう、一旦はね。そういう風に強くは出ないと、はっきりしない。で『関係ない』と言わせれば、まぁ本当に関係ないから、ということで潰すし。『関係はある』となったら戦いはスタートすると。どう関係があるのかといったところから」

赤松先生
頼もしいですね

山田議員
「やる…やるつもりですただこれ本気だなと思ったのは今回絶対通らない6月11日の、もう、まぁ6月20日が会期末だったので、出しておいて、一応廃案にはなったものの、あのー、次の臨時国会でやりたいっていう意志は明々白々

赤松先生
「うん」

山田議員
「なので。しかも、これすごいんですよ。非行だとかね、あのーいわゆる子供の、なんでしたっけ、あの」

坂井秘書
「貧困」

山田議員
貧困によって学校に行けなくなっちゃったものを何とかしようと言っていた話が、なんと『18歳未満の青少年に対しては、えーと良好な社会環境の整備が図られるよう配慮されなければならない』っていう風に、文言がね、全部切り替わって

赤松先生
「なるほど」

山田議員
「のぼっていってると。で、これも前回も言ったんですけれども、ゼロからこの法案を作るとね、立法趣旨だとか、えーと…なるんだけど、これ改正案なので、基本的にこの法律は生きているという形でもって変えるから、簡単に審議ができると。いや連中も考えたなと」

赤松先生
「でも、これあれですよね。あのーこれは枝野先生(注:民主党の枝野幸男衆議院議員のことと思われます)が仰っていたんですけど、今回の児ポ法に関しても、ちょっと自民はいろいろ、これから強硬的にいろいろやりたいものがあるので、児ポ法に関しては強行採決なんかはしないですよ、みたいなのがあって。これもそうなるとすると、あのいろいろ議論して、良い方に変えていくっていうことは十分可能だと私は思っています。ということで、ますます頑張って頂きたいということです

山田議員
一緒によろしくお願いします

【注:山田議員と赤松先生の対談の中で、青少年健全育成基本法については番組の最後の5分だけという駆け足の説明になってしまったため、この記事を読んだだけでは分かりづらいかもしれません。山田議員が青少年健全育成基本法の条文解説をしてくれたニコ生を文字起こしした記事もありますので、そちらも合わせてお読みください】



 対談の文字起こしその3は以上です。山田議員と赤松先生の対談の文字起こしのその1とその2も合わせてお読みください。




【参考リンク】
【対談:赤松健先生×山田太郎議員:その1】「もう事実上、児童ポルノ法関連ではマンガ・アニメ規制はできない」 - 二次元規制問題の備忘録
http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/38972905.html
 
 【対談:赤松健先生×山田太郎議員:その2】同人文化に悪影響を与える可能性がある著作権侵害の非親告罪化とは - 二次元規制問題の備忘録 http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/39051943.html


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