2014年6月18日に放送されたニコ生で、児童ポルノ法改正案の参議院法務委員会での質疑に立った山田太郎議員が、児童ポルノ法改正案に付いた附帯決議について語ってくれました附帯決議は山田太郎議員が提案したものが国会で受け入れられた形です。山田太郎議員いわく、附帯決議には児童ポルノ法によるアニメ・マンガ規制を防ぐ効果もあるそうです。山田議員の実際の発言を文字起こししたので、公開します。



文字起こしをする動画:
山田太郎のみんなのさんちゃんねる
(上の動画の7分51秒付近から文字起こし)

上の動画が見られない方は、同じ動画が山田議員のYouTubeチャンネルで公開されましたのでそちらをごらんください。
http://www.youtube.com/watch?v=JDI_k_3rBZM&feature=youtu.be&t=2m28s



【発言者紹介】
山田太郎氏:みんなの党所属の参議院議員。コミケ街頭演説で有名。児童ポルノ法や青少年健全育成基本法による表現規制に反対して、積極的に活動している。元俳優の山本太郎議員とは別人です。

坂井崇俊氏:山田太郎議員秘書。『エンターテイメント表現の自由の会』(AFEE)代表。



以下、文字起こし。




山田議員
「で、その前にもう1個。(児童ポルノ法改正案に)附帯(決議)を付けたっていうのは大きくて。附帯決議が付いたということも」

坂井秘書
「ちょっとじゃあコレ経緯も」

山田議員
「まず、附帯決議とは何か分かんない人もいますので、少し簡単に説明しておきたいと思います。本法の、今回の法案(=児童ポルノ法改正案)というのがあるんですが、それにですね、参議院の法務委員会の段階で、附帯決議ということで、この法律に対する付属の案、決定事項っていうのが、付けられるんですね。

で、附帯決議っていうのは非常に重要でして、つまり法律だけでは、決まらないところは文字でしっかりですね『何をしなきゃいけない』っていうことで、私が作ったものが3つ、そのまま通りました

で、実は、(附帯決議の原案の項目は)6つあったんですね。幻の附帯決議案。幻の附帯決議案をですね、ちょっと皆さんと一緒にですね、やっていきたいと思うんですが。まあ、じゃあ、通った決議案はどうだったかっていう話を、少し…。

そう、附帯決議が来た時はビビったっていう案(注:「案」はたぶん言い間違い。「案」の部分を「反応」と読み換えれば、文意が通じると思います)が多いんですよ。これ、赤松さんもそう書いてたんだよね、ツイッターで」

坂井秘書
「はいはいはい。実はですねコレ、裏を言うと」

山田議員
裏を言うと、じゃあ皆さんに。もう大丈夫だよね、法案は通ったんで

坂井秘書
「これ、法務委員会が始まる30分くらい前ぐらいにやっと、自民党の部会が通ったんですよ」

山田議員
「通ったんです」

坂井秘書
「あ、部会じゃないです。政調会です」

山田議員
「自民党側の政調会を通さなきゃいけなかったんで。ええと附帯決議はですね、法的拘束力はないんですけれども、ただ、法律に準ずるものとして、例えば裁判等になった場合には、考慮されなければいけませんので。まあ、そういう意味では、あの、ある種の拘束力を持ってるんで強いんです。

で、全会一致が原則なので、これ自民党サイドが通らなかったらですね、幻の附帯決議になっちゃった所を、まあ、なんとかギリギリ通したというところなんです」

坂井秘書
「なんとか」

山田議員
「で、(児童ポルノ法改正案の)附帯決議は何かって言うとですね、3つあるんですが」


山田議員
『政府は本法の施行に当たり、次の事項について格段の配慮をすべきである』と」

坂井秘書
「はい」

山田議員
「で、『児童を性的搾取及び性的虐待から守るという法律の趣旨を踏まえた運用を行うこと』と。えー、まあようはですね、法律の趣旨っていうのをしっかり理解してるよね? っていうことを入れたことによって、私自身がこの附帯決議の発議者でもありますので、何かあった時にですね、私が法務委員会で通したこの法律の趣旨と違うよっていうことで、あとで抗弁ができるので、立場上非常に強いんですね。

ということで、法律の趣旨を守る。それから、だから、ポルノじゃなくて『児童を性的搾取及び性的虐待から守る』っていうのが、まさにこの法律の建て付けなんだよっていうことで。例えば、(児童ポルノ法で)マンガとアニメ(の規制)みたいな話になった時には、『全然この附帯(決議)の内容と違うじゃん』ということを、あとで抗弁ができるので、実はそういうことを隠してます

で、もうひとつですね、もっと言っちゃうと、もっと言っちゃうとですね。実は、マンガとアニメについて検討するべきという附帯が常に衆議院でも参議院でも付くんではないかというふうに、恐れられていたんですよ。なので、逆撃ちをしたと」

坂井秘書
「はい」

山田議員
マンガとアニメに関する検討の附帯が付かないようにですね、付かないように、我々の方から先回りをして附帯を提案してしまったというのが、実は大きな。これ言えなかったです。これを言ってしまうと、言ってしまうとですね、『マンガとアニメについてもこれを入れろ』というふうに誘発することがマズいので。実はすいません、この間の放送でも附帯(決議)を出すっていうことに対して」

坂井秘書
「内緒。ずーっと内緒に」

山田議員
(附帯決議を)何のために出すのかという本当の目的をですね、隠していたんですけれども。実は、そういう大きなですね、問題がですね、ポイントがありました。

それと同時に、あくまでも方向性は『児童の性的搾取及び性的虐待から守る』というふうに、目的をなぞりましたので、大きくマンガとかアニメとかですね、そういうことがかけ離れてるってことがハッキリしたと、いうことなんです」



文字起こしは以上です。下の参考リンクに当日のニコ生の別の部分の文字起こしも載せておきましたので、よろしければご覧ください。山田議員のニコ生は毎週水曜日22時から放送されています。放送では頻繁に児童ポルノ法や青少年健全育成基本法等の表現規制につながる可能性がある法律について取り上げて下さっています。






【参考リンク】
山田太郎議員が児童ポルノ法の国会質疑で、『政府として漫画・アニメと性被害の調査研究をする予定はない』という答弁を引き出してくれました。 - 二次元規制問題の備忘録
http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/38759469.html
 
山田太郎議員が国会で「(18歳未満のコスプレイヤーが)自画撮りで児童ポルノに該当しうる写真をHPにアップした場合、その児童は児ポ法で取り締まられるのか?」と質問。その回答は… - 二次元規制問題の備忘録
http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/38755396.html

2014年6月18日山田太郎議員ニコ生文字起こし詳細版(児童ポルノ法改正案国会審議の裏側とは) - 二次元規制問題の備忘録
http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/38760543.html
 
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