2014年5月14日に放送されたニコ生で、二次元規制反対派の山田太郎議員が児童ポルノ法改正案の各党修正協議の進捗について語ってくれました。また、山田議員の秘書である坂井氏から、『最近は児童ポルノの単純所持規制導入に注力している日本ユニセフ協会だが、アニメ・マンガの規制をまだ諦めたわけではない』という情報がもたらされました。彼らの実際の発言を文字起こししたので、公開します。



文字起こしをする動画:
山田太郎のみんなのさんちゃんねる
(上の動画の8分30秒付近から文字起こし)

上の動画が見られない方は、同じ動画が山田議員のYouTubeチャンネルで公開されましたのでそちらをごらんください。
http://youtu.be/GsJJSs_QE5Q



【発言者紹介】
山田太郎氏:みんなの党所属の参議院議員。コミケ街頭演説で有名。児童ポルノ法や青少年健全育成基本法による表現規制に反対して、積極的に活動している。元俳優の山本太郎議員とは別人です。

坂井崇俊氏:山田太郎議員秘書。『エンターテイメント表現の自由の会』(AFEE)代表。

荻野幸太郎氏:表現の自由のためのNPO法人「うぐいすリボン」代表。「うぐいすリボン」は二次元規制反対運動においても中心的な役割を果たしてくれている団体です。



以下、文字起こし。



山田太郎議員
「あと、(児童ポルノ法の)修正協議に関しては、これ廣田さんのケース(注:『廣田さんのケース』とは、フリーライターの廣田恵介氏が集めている児童ポルノ法に関する署名のこと)が(ニコ生のコメントで)出てますけど。私のほうも修正協議で、『児童ポルノ』っていう名前をですね、変えましょうと

『児童ポルノ規制法改正案反対』では、なんとなく児童ポルノの議論にずっと乗っちゃってるので
、えーと、修正協議としては、『児童ポルノ』をですね、『性的虐待記録物』反対というふうに、名前を変えようということで、『児童性虐待記録物』というふうに名前を変えようということで、実は、今回のですね、法務委員会のほうに、まあ申し入れをしてます。で、えっと、次の実務者協議いつやるんだっけ?」

坂井崇俊秘書
「実務者協議、明日です。・・・間違えて、(ツイッターで)昨日ですって、ちょっとつぶやいちゃった(苦笑)。すいません」

山田議員
「呟いちゃったのね。えーと、明日やられるということで」

坂井秘書
「明日の13時から」

山田議員
「一応、ちょっとそれ、どんな申し入れをしているか前回もやったんですけれども、お話をしときますと」

坂井秘書
「まあ、3つですよね。『児童ポルノ』って名前を、変えたほうがいいんじゃないかと。で、それから、単純所持(規制)についても、事前の警告の導入(注:「事前廃棄命令」と言ったほうがより正確。児童ポルノの所持で逮捕する前に、『児童ポルノを捨ててください』という警告を出し、警告に従わなかった場合に初めて逮捕されるという仕組み)なんかをやったほうがいいんじゃないかと。で、3点目がまあ、えーと、いわゆる3号ポルノと言われるところの、えー、もう少し限定したほうがいいんじゃないかと、いう話。その3点でしたね。まあ、大きいところは、ですね」


(注:坂井氏の言う『その3点』についての説明が分かりにくいという方は、山田議員の公式HPで児童ポルノ法改正案に対する山田議員の修正要望書が公開されていますので、そちらをご覧くださいhttp://taroyamada.jp/?p=5375


山田議員
「はい。で、そのあたりを、しっかり、今、あのー、民主党筆頭理事と、えー、それから結い(の党)のほうで、椎名さん(注:椎名毅衆議院議員を指していると思われます)。まあ、あのー、民主の筆頭理事が階さん(注:階猛衆議院議員を指していると思われます。名前は「しなたけし」と読む)。名前がちょっと似ててややこしいんですけど。まあ、しっかり申し入れて、えーと、その方向に基いて議論するということで、仕掛けてます

で、あのー、自公民の幻の3党合意案というのがありまして、これはなにが問題になってるかって言うと。名称に関してはちょっと譲る気が無いようですけれども、3号ポルノの定義に関しては、えー、(児童ポルノの定義である)『一部の衣服を身につけてなくて、かつ、見て興奮する』っていうところに関して、ちょっとそれだけでは、あまりにも定義が広すぎるだろうということで、えー、中にですね、もうちょっと、そのー、『性器が見えてる』とか

坂井秘書
『殊更に』

山田議員
『強調されている』とか、そういうふうにですね、付けることによって本来はまあ、3号ポルノの…、3号を落としてしまうのが一番いいんですけれども、なかなか難しいということではですね、えー、まあ、そういった形にするということで、今、進めています

坂井秘書
「またこれも、新しい情報が入り次第」

山田議員
「そうですね。すぐ」

(中略:一時的に別の話題へ)

山田議員
「(ニコ生のコメントを読み上げて)『遠山議員がアグネスと会っているんだけど』って。そんなに、最近、アグネスさんは積極的に動きまわってるの? もうこれだけ言われまくって、勘弁してよ、じゃないの? 彼女も。そうでもないの? そんなの甘いと」

荻野幸太郎氏
ここしばらく少なくとも非実在の関係に関して、あのー、いわゆる規制を進める立場のかたで、そこにこだわった発言を続けてるかたっていうのは、それほどメインのところでは、実は少なくなっていてですね

山田議員
「そうそうそうそうそう」

荻野氏
「あのー、日本ユニセフ協会さんの話が今そこ(=ニコ生のコメント)出てますけれども、まあ、今回の所持規制、えー、単純所持に絞った要望

坂井秘書
「そうですね、要望書は単純所持ですね、はい」

荻野氏
「・・・というふうにうかがってますよね、うん。で、基本的にやはりあのー、与党サイドのかたも、やるべきところは、今回やりたいことはそちらだというふうなお話は、えー、基本的にはされてるという状況ですよね」

(中略:一時的に別の話題へ)

坂井秘書
「それで、とりあえずあのー、ユニセフには電話かけたんですよ。『漫画とアニメ(の規制)は諦めたの?』って訊いたら、『いやいや、諦めてない』

山田議員
「えー!!?? ホント?」

坂井秘書
「諦めてない」

山田議員
「誰が言ってたの?」

坂井秘書
「その、担当者の人

山田議員
「担当者」

荻野氏
優先順位って言い方されてるんです

坂井秘書
「まずは、この、漫画とアニメじゃなくて、単純所持っていうほうが、まあ実在の被害に実際に遭った女の子と男の子の…、えー、を被害から守るためにそっちからやろうということで、そっちを諦めたわけじゃないと、まだ言ってましたね」

山田議員
「じゃあ、やる気なんだね」

坂井秘書
「そう」



文字起こしは以上です。山田太郎議員は、児童ポルノ法によるアニメ・マンガ規制に反対の立場で、国会の内外で精力的に活動してくださっている議員さんです。具体的には、参議院予算委員会で安倍総理と麻生副総理に児童ポルノ法について質問してくれました。その他にも色々と動いてくれています。

児童ポルノ法改正によるアニメ・マンガ規制の動きの現状としては児童ポルノ法改正案の本体からはアニメ・マンガ規制につながる 附則が削除される見通しです。しかし、児童ポルノ法改正案の附帯決議でアニメ・マンガを扱おうという動きがくすぶっているようです。山田太郎議員のツイッターによれば「児童ポルノ禁止法の衆議院での実務者協議の件、引き続き議論されています。流れは良い方に向いているとは思いますが、まだ、マンガ・アニメの付帯決議がくすぶっているなど、気を抜けない状況です。引き続き頑張って行きます」とのこと。二次元規制に反対の方は、下で紹介している署名にご協力下さい



【参考リンク】
(↑山田議員が最初に言及していた、児童ポルノ法についての署名キャンペーンです。文字起こしの中で名前の出た階猛議員をはじめ、児童ポルノ法の協議に関わっている与野党の議員への提出実績がある信頼できる署名です。この署名には二次元規制を遠ざける効果もあるので、ぜひ協力を!

参議院議員・山田太郎 ニコニコチャンネル

山田太郎議員ツイッター

エンターテイメント表現の自由の会(AFEE)ツイッター

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