2014年4月16日に放送されたニコ生で、二次元規制反対派の山田太郎議員が国会における児童ポルノ法の動きについて語ってくれました。山田議員の実際の発言を文字起こししたので以下に公開します。


文字起こしをする動画:
山田太郎のみんなのさんちゃんねる
(上の動画の24分40秒付近から文字起こし)


上の動画が見られない方は、同じ動画が山田議員のYouTubeチャンネルで公開されたのでこちらをごらんください。
http://www.youtube.com/watch?v=d094zwiEfuw&feature=youtu.be&t=24m32s


【発言者紹介】
山田太郎氏:参議院議員。コミケ街頭演説で有名。児童ポルノ法や青少年健全育成基本法による表現規制に反対して、積極的に活動している。元俳優の山本太郎議員とは別人です。

坂井崇俊氏:山田太郎議員秘書。『エンターテイメント表現の自由の会』(AFEE)代表。



以下、文字起こし。



山田太郎議員
国会で大きな動きがありまして、ちょっとこっからはですね、大きなニュースなんですが、まあ実は・・・、その、なんだっけ? 児童性虐待記録物、かっこ児童ポルノ」

坂井秘書
「CAM(=Child Abuse Material。児童虐待製造物の略語)」


(注:冒頭のこの山田議員と坂井秘書の発言は「児童ポルノではなく【児童性虐待記録物】と呼んでください」署名キャンペーンを念頭に置いています。児童ポルノ法による取り締まりの対象を『児童性虐待の記録物』と明確にすれば、この法律が抱えている様々な疑念(過剰規制への懸念、二次元規制への警戒等)が払拭されます。無用な誤解の払拭は、本来取り組むべき、児童性犯罪の摘発を強力に推進し、実在する被害者の救済を適切に進めていくことにも資するでしょう。また、取り締まりの対象が明確化されることで、アニメやマンガ等の二次元を規制対象とすることも難しくなります山田太郎議員が推奨し、マンガ家の赤松健先生も推奨しているこの署名への賛同がまだの方はぜひお願いします。実在児童と二次元の両方を守るための署名にどうか協力を『児童ポルノではなく【児童性虐待記録物】と呼んでください』署名キャンペーンへのリンク


山田議員
「CAMのですね、法案名から言っちゃうと児童ポルノ規制法の改正案が、いよいよ国会にですね提出される可能性が出てきました。ゴールデンウイーク明けにですね、法務委員会。衆議院の法務委員会にかかるという情報をもらってます。ただ、マンガとアニメの項目に関しては、削られるということが、今、あって。ただ、新法案が手に入っていないので、ホントに削られてるかどうかっていうのが、分かりません

で、もうひとつは、3号ポルノに関しても、非常にこれだと冤罪になってしまう可能性があるのでそこの見直しをしたいというような話はありまして。法文法案は提出されるようですが、マンガとアニメの部分については削除されるんではないか、ということと。3号ポルノに関して、えー、いわゆるちょっと記述が変わってくるかもしれないということです。で、ただですね、ちょっと怖いのがですね、ここからがポイントなんですが、委員長提案と言ってですね、委員会にかからない


山田議員
「えー、要はですね、本会議に直接かけられてそのまま、ちょく採決されるかもしれないという事態になっていまして。これはどういうことかと言うとですね、法案によっては委員長提案ということをして、各会派の承諾を得るということが前提なんですが、それによってですね、委員会での議論がない。審議が事実上ないと。で、そのまま本会議場で採決されていくと。だから、法文法案をですね、簡単なものを委員長がですね、報告し、そのまま採決されてしまうと。

一応、ただ、強引にすると問題になるので、一応各会派というところにその法文、法案が提示されるということなんですが、衆議院段階ではゴールデンウイーク明けに、それがですね、少し、内部で議論されるんではないかということで。

我々としてはですね、いずれにしてもまず、マンガとアニメ、それから3号ポルノ部分について本当に削除、訂正されるのかどうかっていうことを見届けたいということと。単純所持に関しても問題がありますので、最終的にどういう法文法案になっているか出てくるか分からないので、それをしっかり見たいということと。きちっと国会の委員会でもってですね、質疑をすると、まあいうことを求めていきたいというふうにしたいと思ってます

で、衆議院段階で通って参議院段階で。ただ、衆議院段階が先議で、そういう構造を取ると、参議院でも委員長提案ということになりかねないので、ちょっと緊張感が走ってきたということですね。

で、これですね、民主の枝野さんに期待とかなんとかって(ニコ生のコメントで)いろいろ書いてありますけれども、(委員長提案だと)実はほとんどいきなり本会議に出てくるので、分かんないというかですね。とにかく委員会審議になるとですね、ある程度、議論というか話題になるんですけど、たぶんですね、あんまり委員会審議になっていろんなことが実質審議されてしまうと、幅広く世間に騒がれたくないということなのか、スッと通したいということで。ちょっとですね、状況をもうちょっと調べてですね。今日、昨日今日ぐらいにそういう情報が入ったもんですから、ちょっと状況を調べてですね、しっかりやっていきたいというふうに思ってます」

坂井秘書
「これあれなんですよね。審議されると、法案提出者がそれに対して委員会で答弁をすると。で、結局法律っていうのは、法律に書いてある文章もこういう文章もそうなんですけれども、例えば『こういう文章についてはどういう解釈なんですか?』っていうことをそこで質問をしますと。で、それに対して『ここはこういう解釈なんですよ』って言ったのをベースに例えば警察が動いたりとか、裁判所が判断する

山田議員
大事なことは審議を求めていかないと、仮に法文法案が出た時に、今坂井さんのほうが説明してくれましたが、単純にこれをですね、討論するだけじゃなくて、発案者がどういう意図で(法文を)作ったのかということと。いわゆる行政もですね、この法文法案に関して、どういう取り締まりをしていくのかっていうことを、言質を取れるんですね。で、その記録っていうのは議事録で残りますから、仮にそういうことで問題になって裁判になった場合にも、国会での立法の過程だとか趣旨っていうのはしっかり考慮されますので、非常に重要な事なんですね。

で、法文法案に関して問題があった場合には、いわゆる『意見』をつけたりとかですね、あとは『附帯決議』っていうのをつけたりとか、いろんなことが実はできるので、非常に審議をしてくっていうことは、その法文法案がですね、幅広い解釈を持たないためには、絶対に重要な事なんですけども。たぶんそういうことをさせたくないんですよね。

ある程度法文法案に自由度を高めるとなると、法文法案だけが議会を通ってしまうと。そうするとですね、そこの解釈によってですね、いわゆる役所がやりたい放題と。まあ警察になると思いますけれども。そういうこともあってですね、ちょっとまずは出されるにしても、議会としては多数で、自公が多いので、まあ仮に(法案が)通るということの公算が高いとしても、しっかりですね、委員会等国会でですね、審議をしておくということは、非常に重要な事なんですよね。ということで、ちょっとこれは状況を明日以降また詰めていきますけれども」

坂井秘書
「ちょっと今いろいろ法案の入手を試みてます

山田議員
「で、うちのホームページまたはAFEEなんかでも、出来る限り情報をですね、できるだけ公開をしていきたいというふうに思っていますが。いよいよ国会にかかるということで。えー、(ニコ生のコメントで)『本会議に立ってよ』っていうのがありますけど、これ本会議の質疑マターにならない、いわゆる委員長提案でスッと通しちゃうっていう構造なので、ちょっとそこはなんとしてでも阻止を」

坂井秘書
「参議院でも(採決のための)押しボタンで5秒で決まっちゃいますからね」

山田議員
「そうそうそうそう。衆議院でも起立(採決)といって、立ったら…(笑い)。それで、一瞬で終わっちゃいますので。ということで、ちょっとこれはですね。いや、委員長提案で行くっていうのはびっくりしてて、その手で来るか、と思ったんですけどもね」

坂井秘書
「なんか世の中騒がせないようにっていうのと、まあ拡大解釈の道ですよね」

山田議員
「はい。(コメントで)『牛歩』って書いてありますけど、これは起立(採決)かボタン(採決)で決まっちゃいますので。とにかく委員会にかけるということが、非常に重要だと思います。いずれにしても法文法案が通ったとしても、中身をじくじくきちっと審議して、ハッキリさせると、まあいうことが必要だと思いますけれども。ちょっとその国会状況。

で、これね、いろいろ騒ぐにしても、きちっと国会に出るってことがハッキリしないと、ガセみたいにもなっちゃってですね、動きようがないんですね。だから、元々は議員立法っていう形で来るかと思っていたんですが、委員長提案という形になりますので、ちょっと厄介というか質(しつ)が悪いというかですね、まあそういうふうに思っています。はい。ということで、これは頑張っていきたいと思っています」


文字起こしは以上です。山田太郎議員は、児童ポルノ法によるアニメ・マンガ規制に反対の立場で、国会の内外で精力的に活動してくださっている議員さんです。具体的には、参議院予算委員会で安倍総理と麻生副総理に児童ポルノ法について質問してくれました。その他にも色々と動いてくれていますが、それについてはこのブログの過去記事を参照して下さい。山田議員のニコ生は毎週水曜日22時から放送されています。放送では頻繁に児童ポルノ法について取り上げて下さっています。



【参考リンク】
参議院議員・山田太郎 ニコニコチャンネル

山田太郎議員ツイッター

エンターテイメント表現の自由の会(AFEE)ツイッター

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