『ラブひな』や『ネギま!』の作者として有名で、児童ポルノ法によるマンガ規制に反対の立場で精力的に活動してきた、マンガ家の赤松健先生。児童ポルノ法を始めとした二次元規制立法に反対の立場で国会議員として活動し、アニメ・マンガ・ゲーム産業の振興を訴えてきた政治家のたるい良和氏。参院選に比例区から民主党公認で出馬するたるい良和氏と、赤松健氏の対談が、2013年5月5日にYouTubeで公開されました。その動画の中で、たるい良和氏がマンガ・アニメ・ゲームのクリエーターを租税面などで優遇してクリエーターが住むための街を作りたい、という構想を語っていた部分を文字起こししました。



文字起こしをする動画:
『児童ポルノ禁止法改正案に もの申す!』漫画家 赤松健×政治家 たるい良和対談
http://www.youtube.com/watch?v=n81MWqKDocs
(↑の動画の30分40秒付近から文字起こししています)



以下、文字起こし



たるい
「最初の選挙で公約したのが、ハリウッドやブロードウェイに比肩するようなエンターテイメントのエリアを作ろうという」

赤松
「どこにですか?(笑)」

たるい
「日本にですね」

赤松
「ええー(笑)。それはどういうジャンルなんですか?」

たるい
「結局ね、例えばゲームにしても映画にしても音楽にしても、なんかこう1箇所に集めたかったんですよね、才能を、地域的に。だから、映画作りたかったらハリウッドに行くっていうのがあるじゃないですか

赤松
「そこななんかクリエーター関連は税金が安かったりするんですか?(笑)」


たるい
「そうだよ、そうだよ。もちろんそうなんです」

赤松
「いいですね! 私そこ行きたい!」

たるい
「このエリアに例えばマンガの関連の会社、マンガ家、専門学校、マンガ関連のものが来れば10年間税金タダとかいうの。そしたら、世界中から儲かってる人が来て、すごいそこはマンガアイランドみたいになるんです。で、それ自体はすごい観光スポットにもなるし、そこから才能同士が…、同じような才能を持ったり同じ趣味の人がうろうろしてるんで、何かがグループになったり結婚したり、いろんな事が起こって、また発生するんですよね。それがまた国のエネルギーになるし」

赤松
「なるでしょうね」

たるい
「で、その地域の住民、税金が少ないじゃないかってこともないです。寄ってきて引越しして、また入れ替わって、新しい観光資源にもなるし」

赤松
「そこにジブリとかジャンプが行けばなんかできますからね」

たるい
「そうなんです。だから、本当は政治家としてはこういう規制を起こすようなもの(≒創作物規制の法律)にだーんと反対すると同時に、もっと振興するためには、例えばどこかの街をここはマンガの街だと決めてしまって、そこにマンガの才能がある人を全世界から集める勢いで。で、そうすると、例えばゲームの街があれば、そこに例えばスーパーマリオがうろうろ歩いていても誰も怒らないわけですよ」

赤松
「なるほど」

たるい
「で、新しいゲームのプレゼンをどっかのビルの壁一面でやってもウケるんですよね」

赤松
「なるほどね。面白いですね。それは世界からも取材にも来るし、観光も来ますよ

たるい
「だからそういう面白い爆発力のあることなんだけど、『それを政治がやることか!』みたいなイメージが日本にあったものを、『いやいや』、やって将来的なクリエイティブクラスの育成とともに、新しい時代のもう一歩先のコップにピカチュウ印刷したら12倍になるような(注:たるい氏は「100円のコップにピカチュウを描けば1200円になる。マンガ・アニメにはそういう力がある」という趣旨の発言を動画中にしていました)そういう経済力を日本に持たせるためには、やるべきだっていうね、そういう政治的な運動を本当はやりたいんですね」

赤松
「(笑)。やってくださいよ『本当は』じゃなくて!(笑)」

たるい
「だから民主党自体がとか、自民党自体がそういったことをするっていう動き自体はあんまり…」

赤松
「確かにありますよ。でもなんかその一方でちょっと頭叩くようなこともするから、ちょっと『ん?』とは思ってるんですけど」

たるい
「だから、エンターテイメントに特化した部分もちょっと持ってることで、政治運動していきますんで、是非、力貸していただきたいと言いますか(笑)

赤松
「(笑)。分かりました、はい。それはもう私もそうですけど、漫画家協会としても、児童ポルノ法改正案民主党案ってあったんですよね。あれなんか素晴らしい出来でした。あれだったら我々もわりと文句ないです。その辺に関しては非常に共感を持っておりますので、是非応援させていただけたらと思います

たるい
「ありがとうございます」



文字起こしは以上です。たるい良和氏は、元ゲームショップ店長でファミ通に連載を持っていたこともある政治家さんです。児童ポルノ法などの二次元規制立法に反対し、今国会では、児童ポルノ法民主党案の作成に規制反対の立場から関わり、また、創作物と性犯罪の発生件数に関連があるか否かを質問主意書で内閣に質問する、などの形で活動を続けて来ました。


動画の最後で赤松健氏はこのように語っています。

赤松健
たるい先生、非常に我々マンガ家の味方として、表現規制に関して反対を言っていただいているので非常に助かります。(参院選では)『二枚目(の比例区の投票用紙)はたるい』先生とお書きいただければ、ありがたいと思います


たるい良和議員ツイッター
https://twitter.com/tarui_yoshikazu

【対談:漫画家赤松健×民主党たるい良和】その1:たるい良和、都条例改正によって実際に起きたマンガ業界の萎縮を語る
http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/29259726.html

【対談:漫画家赤松健×民主党たるい良和】その2:たるい良和、児童ポルノ法による二次元規制反対を力説する
http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/29262427.html

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