2015年11月

2015年11月18日に放送されたニコ生で、児童ポルノ法による二次元規制に反対しつつ、実在児童保護のための施策にも取り組んでいる山田太郎議員(「日本を元気にする会」政調会長)と坂井秘書が、「(日本では)児童の性的搾取に対する取り組みの担当省庁がまだ決まってない」と明らかにした上で、官僚へのレクや質問主意書などを通じて、「対策部署を、しっかり決めさせたい」と語ってくれました。山田議員の実際の発言を文字起こししたので公開します。


文字起こしをする動画:
【第188回】オタク=犯罪者 偏向報道について語る【参議院議員山田太郎のさんちゃんねる】(2015/11/18放送) 
https://www.youtube.com/watch?v=w245ekvKt9M&feature=youtu.be&t=1m36s
(この動画の1分36秒付近から文字起こし)


坂井秘書
ブキッキオさん、まあ3週間ぐらい前に来て話した時に、最初の頃何回も何回も言ってたのが、『総合戦略がない、総合戦略がない』ってブキッキオさん、言ってたじゃないですか。何のことやらさっぱり分かんなかったんですけど、まあ、記者会見を聞いて分かったのが、あの、総合戦略って言ってたのが、児童の性的搾取に対する政府としての取り組み、これがですね、2001年から更新されてないらしいんですよ。それをどうやら、ブキッキオさんが、あのー、外務省から聞いて、『それを更新しろ』っていうことをたぶん言いたかったんだと思う。

で、確かにそれはすごく大事で、大事でっていうかまあ、2001年からこう、変えてないって言われたら、それは何もやってないように見えるじゃないですか。で、最初はね、でも、そうは言っても、実はいろんな省庁で、例えば警察庁であったりとか、内閣府の児童ポルノ排除総合対策とか、なんかいろいろなことやってるんで、言い方が悪かったのかな、と思ったの。日本政府がちゃんとこういうことやってるよっていうことを伝えられずに、そのー、ブキッキオさんが勘違いしちゃって、そういう『総合対策がないんだ』って言ってんのかなって思って、よくよく調べてみたら。なんと、児童の性的搾取に対する取り組みの担当省庁がまだ決まってないと」

山田太郎議員
「驚きの事実でありまして、まずちょっとブキッキオさん問題は、例の援交の、13%って話について、最終的には、まあ、撤回とは言っていないんだけど、えーと、なんて言ったんだっけあれは」

坂井秘書

山田議員
「――それで、もうひとつは、まあ沖縄の問題だったりだとか。十代の結婚はよろしくないみたいな発言であったりだとか。それから、日本ではそういうまあ、援交を始めとしたですね、性的搾取をしたとしても、罰金程度で大した罪で起訴されてないだとか、もう言いたい放題めちゃくちゃなこと言ってたので、実は13%の話だけじゃないということがポイントなんだけれども。

一方で日本政府側もですね、日本の児童の性的搾取に関する取り締まりのですね、しっかりした部署、対策の部署があるかというと、まあ、現実的にはないということが分かりまして。で、6省庁ですね、うちの事務所に呼んでもらってですね、まあ児童の性的搾取に関しての対策どうなのかっていうことを聞こうと思って、文科省、厚労省、警察庁、えー」

坂井秘書
「えー、内閣府、まああと、担当が外務省なので外務省」

山田議員
「総務省? 総務省じゃないや。…まああの、6省庁呼んだんですが、お互いですね、顔を見合わせてしまう状況」

坂井秘書
『担当どこですか?』って言ったら、みんな下を向くという(苦笑)

山田議員
「まあ、『山田先生の方にいろいろ音頭を取っていただいて、今後はですね、しっかり政府としても対応していきたい』と、いうような。で、今、うちのほうでアレしてるの?

坂井秘書
31日かなんかに来てもらって、もう1回6省庁に、来てもらって

山田議員
決めると、そこで。目の前で。ということでありまして、これはある意味で、野党の仕事。与党はこんなこと言い出しませんから。まあ、野党の仕事ですよね。だから、何が言いたいかって言うと、ポルノに対する取り締まりについては、警察庁が中心となって、取り締まるって話なんだけど。

性虐待という問題に関しては、実は日本は、正直言ってこれはやる気がなかったんじゃないかと。性虐待っていうような、事を取り締まんなきゃいけないと口じゃあ、みんなどんな人も言ってる割には、現実的にじゃあ、具体的に何をやってるの? 誰がやってるの? っていうことを、突き詰めてみたら、みんなでハテナって話になっちゃったと。

いうことで、いや、僕は性虐待の問題だとかは、日本の弁護士だって、いろんなNGO、NPOの人達だって、もっとやってたと思うんだけど、一体どこの省庁と話をしてきたのかというと、正直こういう状況だったら、はなはだ疑問だなというふうに思うわけで。まあ、いずれにしても、政府を挙げてこれは対策をしなきゃいけないんだから。

逆に言うと政府は、ポルノは取り締まったとしても、性的搾取の問題については、簡単に言うとですね、やる気なかったんじゃないかと。だから、もうぶっちゃけ言ってしまうと、マンガとかアニメだとかゲームで、いわゆる性的虐待のことに関して、かこつけて、結局ポルノを、警察庁を中心に取り締まってたっていうのが、今、日本の政府の現状だったんじゃないのか、と。まあ、こういうことだとも思うんですよね。

ただ、いずれにしても、これ、あの、僕らは国連に言われてね、13%の問題はけしからんと思うけれども、ちゃんと性的搾取の対策を、いわゆる児童、国際児童擁護という問題。あるいは、関連する条約に関して、我が国は、えー、締結批准してるわけだから、やってたかというと、明らかにですね、怪しい、と。いうことも言えるわけで。

まあ、今からでも遅くはないので、直ちにですね、やってもらいたいということで、あのー、あんまり政府を虐めるというよりも、しっかりですね、担当部署を決めてくれと、いうことで、もう一度、今月末までに決めてもらってですね――」

坂井秘書
「――たぶん、あのー、決まんないです。決まんないから、来て、呼んで、やってくれっていう

山田議員
「決まんないからやってくれって言ったの? すごいね、そういうことあるんだね」

坂井秘書
結果を報告しに来るんじゃなくて――

山田議員
――決まんないからその場で話をして、音頭取ってくれと、簡単に言うと

坂井秘書
「はい」

山田議員
じゃあ、音頭を取って決めたら、一応内閣として決めてほしいから、すぐ国会開けたら質問主意書を出して、閣議決定をしてもらって、決めましょう。ということで、まあ、ひどいんですよと。簡単に言っちゃうとね」

坂井秘書
「びっくりしました、流石に」

山田議員
「僕もビックリしたんだよ。児童の性的搾取の対策についてどうなってるのかっていうことについてレクをしましょうと思って。あの日ちょっと時間が、あの、押してたんで、遅刻して事務所戻ったらさ、いやー、わんさわんささ。何十人もうちの事務所来ていてさ、何が一体起こったんだ、と」

坂井秘書
「でもね、本当に20人ぐらい来てた。もうちょっとかな? 25人とか」

山田議員
「で、普通さ、児童の性的搾取の対策はどうなってるかっていうことだけを聞くわけだから、まあ2、3人いれば普通は済む、多くてもね、話だと思うんですけれども。結局そういうことなんだよ。だから、僕はホントにね、政府はサボってるっていうか、考えられないよね。ポルノをこれだけ取り締まって、今でも単純所持でさ、あーでもないこーでもないって捕まえたり――」

(注:厳密に言うと、現行の児童ポルノ法では、児童ポルノの単純所持は禁止されていますが、罰則の対象にはなりません。児童ポルノの性的好奇心目的所持は罰則の対象になります。「単純所持」という言葉はマスコミ等でもわりとアバウトに使われているので注意が必要です)

山田議員
「――CG裁判だとかさ、けっこうこの領域はやってるくせに――」

(注:CG裁判とは、いわゆる「CG児童ポルノ裁判」のこと。詳しくは、このあたりを参照してください)

山田議員
「――本当の子供の性虐待を防止しようと思って、政府は働いたかっていうと、『いや、そこの担当部署すら分かりません』と。こういうことなんだね、この国は。はい、というひどい状況なので、一日も早くなんとかせにゃいかんと、まあいうことだと思っています。

で、ある意味でブキッキオさんに、まあそういうところをですね、突き上げられてしまうのも、致し方ないと、いうことだと思うし」

坂井秘書
これはそう思いましたね、はい」

山田議員
「はい。ただ、やっぱり国連にですね、まあ好き勝手言われる筋合いも無いと思うので、本当にですね、子供を守るため。私もあの、まあ、これ(注:胸に付けたオレンジリボンを指し示しながら)。子供のですね、虐待防止月間。あのー、結構知られてないんだよね、11月、えーと、オレンジリボンですけれども、子供の虐待防止月間ということなんだけれども、ほとんど知られてませんけれども。

あのー、そういうことで、ちょっと頑張ってですね、今月それに絡むところをやっていますので。えー、性的な搾取についての対策室というかですね、対策部署を、しっかり決めさせたいと、まあこういうふうに思っています


文字起こしは以上です。


【参考リンク】 
参議院議員・山田太郎 ニコニコチャンネル

山田太郎議員ツイッター

記事について何か問題等あれば、ブログ主のツイッターにご一報下さい→https://twitter.com/YuukiNijino    
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2015年6月5日より、二次元規制反対派の中心的な団体であり、その活動を大手新聞の新聞記事でも取り上げられた事があるコンテンツ文化研究会を金銭的に支援するための勝手連的な取り組みを開始しました。

取り組みの詳細については、リンク先の記事に詳しく書いたので、詳細についてはそちらを参照して下さい(→二次元規制反対派の中心的な団体であるコンテンツ文化研究会を金銭的に支援する為の勝手連的な呼びかけ

では、さっそくですが、今月の結果を発表します。

今月は27人の方が、Twitterハッシュタグ「#毎月5日はコン研支援」をつけてコンテンツ文化研究会への寄付報告ツイートをしてくれました。そして、1人の方から、コン研に寄付した旨を記したDMをいただきました。合計すると、今月は28名の方が、コンテンツ文化研究会支援企画に参加してくれたことになります。今月もご協力ありがとうございます。よろしければ、寄付報告者の方々に「いいね」をしてあげて下さい。

さて、今年の6月から始めたこの取り組みも、開始から半年が経ちました。区切りの半年ということで、この取り組みの6ヶ月の結果を振り返ってみたいと思います

6月の寄付報告者→15人

7月の寄付報告者→21人

8月の寄付報告者→21人

9月の寄付報告者→25人

10月の寄付報告者→26人

11月の寄付報告者→28人 

6ヶ月の寄付報告者の数を合計すると、半年間で計136回の寄付報告が行われたことになります。仮に、1回の寄付報告あたりの寄付額を2000円と仮定します(実際の平均寄付額は分かりませんが、このくらいはあるのではないかと個人的に思っています)。すると、136回×2000円で27万2000円。これが半年間の予想寄付額でしょうか。

半年で27万2000円なので、1年の予想寄付額は単純計算で54万4000円。

コンテンツ文化研究会さんは「特定の時期を除けば年間100万以上の赤を出しながらの運営という話でしたから、この金額でも赤字を完全に埋めることはできません。しかし、それでも相当有効な支援になっているはずです

二次元の自由を守るために、一個人でできることはたかが知れています。しかし、ひとりひとりの力は小さくでも、皆で少しずつ頑張れば大きな力になる。今回の結果から、私はその確信を強くしました。

そして、6ヶ月の寄付報告者の数を見ていただければ分かる通り、少しずつこの取り組みに参加してくれる方の数は増えています。参加人数を増やして、もっともっと大きな力にしていきたい。私はそう考えています。

半年間、この取り組みに参加してくれた皆さん、本当にありがとうございます。また、新規の方の参加も心からお待ちしていますこれからも、皆で力を合わせてコンテンツ文化研究会の支援を頑張っていきましょう!

※念の為に書いておきますが、この取り組みの呼びかけ人である私、虹乃ユウキはコンテンツ文化研究会とは無関係な人間であり、この取り組みはあくまで勝手連的な活動です。


二次元規制問題の備忘録管理人:虹乃ユウキ

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2015/11/29追記:
コンテンツ文化研究会の中の人からお話を伺うことができました。


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山田太郎議員が、TPPによる著作権侵害の非親告罪化の問題について国会で行った質疑のまとめです。


①2014年6月9日の参議院決算委員会では、甘利TPP担当大臣から「一律にみんな非親告罪にしてしまえというというような議論はですね、あまり良くないなと、いうようなところからですね、共通ルールにしていくかということを今交渉している最中であります」という、非親告罪化に慎重な答弁を引き出してくれました。大臣の政府答弁である以上、この答弁がTPP交渉に臨む交渉官の交渉姿勢に影響を与えた可能性は大いにあります

詳細→同人文化に悪影響を与える『著作権違反の非親告罪化』について国会で質問してくれた山田太郎議員。今後もこの問題に取り組んでくれるそうです。 - 二次元規制問題の備忘録
http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/38611740.html



② 2015年3月19日の参議院予算委員会では、宮沢経済産業大臣(当時)から「全面的に著作権侵害が非親告罪化されるとなると、コミックマーケット等の参加者に、影響なしとは言えないという気がいたします」という答弁を引き出してくれました。この大臣答弁はテレビ等でも報じられ、この問題がコミケ等に打撃を与える可能性についての認識が世間に広まるきっかけを作ってくれました

詳細→同人誌・コスプレ文化に打撃を与える可能性がある『著作権侵害の非親告罪化』について、山田太郎議員が参議院予算委員会で取り上げてくれたので文字起こししました - 二次元規制問題の備忘録 
http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/43259957.html
 


③2015年8月10日の参議院予算委員会では、安倍総理から「そして、TPP交渉における著作権侵害の非親告罪化については、二次創作の萎縮などの懸念も踏まえ、権利保護と利用促進とのバランスを取りながら、共通ルールの構築を目指し、交渉に当たっております」という答弁を引き出してくれました。一国の総理による二次創作への配慮の答弁は重い意味を持つため、二次創作にとって有利に働く答弁になってくれたはずです

詳細→【文字起こし】安倍首相「TPP交渉における著作権侵害の非親告罪化については、二次創作の萎縮などの懸念も踏まえ、交渉に当たっている」―山田太郎議員の質問に答える - 二次元規制問題の備忘録 
http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/45058284.html



【参考リンク】
二次元の自由を守る活動を継続するために、山田太郎議員が『表現の自由を守る党』へのサポーター登録者を必要としています - 二次元規制問題の備忘録 http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/46876378.html
(この記事をまだ読んでいないという方は、ぜひご一読下さい)

参議院議員・山田太郎 ニコニコチャンネル

山田太郎議員ツイッター
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