2016年11月2日のニコ生で、山田太郎前議員が「アニメーションの火が日本から消えないように」ということで、政府が募集中の下請法に関するパブリックコメントの提出を呼びかけました。

文字起こしをする動画:
http://live.nicovideo.jp/watch/lv279484237
(このニコ生の39:00付近から文字起こし)

山田前議員の有料メルマガとの兼ね合いもありますので、この文字起こしの公開にあたっては、山田前議員にメールで問い合わせを行い許可を頂いています。多くのパブリックコメントが寄せられれば、政府が動いてくれる可能性も高まります。よって、このパブコメに関する山田さんの発言は広く公開される必要があるのではないかと考え、山田さん側に打診を行い、許可を頂きました。

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山田太郎前議員
「さて、次はですね、下請法のパブコメ。これは何かというとですね、アニメーションのいわゆる『動画』の人達の待遇が非常に厳しい状態であると。(『動画』の)年収の平均が111万円だっていうのがJAniCA(日本アニメーター・演出協会)さんと国の調査で出ていて、このままでは日本からアニメはなくなってしまうと。これは(エヴァンゲリオンの)庵野監督なんかもそんなことを主張しているという話も私はしたと思うんですが

これに対してですね、下請代金支払遅延等防止法に関する運用基準というものを見直すということになりました。これは法律改正というよりも運用基準の通達の中で『こういうものはダメだよ』『ああいうものはダメだよ』ということを官が発するということで。それに関して、パブリックコメント、一般からの意見を求めたいということで、これは短い間なんですけど、今、ちょうど意見募集中になっています

で、私自身は公取(公正取引委員会)に対して相当主張してきまして。前言ったと思うんですけど、どうして下請法に引っかからないかというと。実は安い賃金で働かせると、本来であれば労働基準法の方で引っかかっちゃうんですよね。最低賃金っていうのがありまして、東京都の場合は920円ぐらいなんですが、年収が111万円っていうのはそれ以下なんですよ、どう計算しても。『おかしいじゃないか』というのを国会でやったんですが。

実はこれは、会社に所属してなきゃ最低賃金は関係ないわけですよ。で、7割から8割はアニメの制作現場っていうのは、いわゆる1人でやっているというかですね、個人契約みたいな形で、フリーランスというかですね、まあさせられてると言ったほうが正しい。なぜかというと、それでも95%は会社に席を持って働いてるから。

それって実質の社員と同じだから、派遣または請負法違反に問われかねない。実際には請け負ってるわけだから、個人が。たぶん請負法違反になっちゃう。というのは、請負っていうのは本来は元々契約で決められた業務の外をやってはいけないということになってるんだけど、たぶん指導されているから。指導されると請負じゃなくなっちゃうので請負法違反なんですよね。という疑いがあるんですが、それはそういうこともありえるってことで厚労省が『調査する』ということを、私の答弁に対して厚労副大臣が認めたんだけれども、その後どうなってるのか私も国会議員じゃないので監視ができないと、こういうことなんですけれども、強く本当はそれを主張していきたいと思ってるんですが。

一方でですね、下請法というのもあって、公正取引委員会がもってる下請法というのがあります。これは何かというと、継続的に食べられないような下請けをやっていると、それはダメだよっていう――」

坂井前秘書
「不当に安い値段で――」

山田太郎前議員
「ダメだよってことなんですが、それって実は親会社というか発注している側が、資本金一千万円以下だと対象にならない。実際には資本金一千万円以下の制作会社が多くて、法の穴をくぐり抜けちゃってるということがあるので、この下請代金遅延防止等に関する運用基準の中に、実際にはそういう不当に食べられないような安い形での取引はダメだということを書くべきだということで、それによって、まず。法律改正っていうのは重たいから、実運用上の通達でもって何とかできないのかといったこと

これは経産省側としても、下請けに関する見直しが行われるようにってことで、ガイドラインを出してみたりということがあって、法律文書、契約書を雛形で作ってるなんて話もあるんですけれども。これが通達になれば守られるので、行政指導ということで。

で、テレビのほうはあるんだよね。テレビの下請会社に対して――」

坂井前秘書
「今、ツイートをしたのでこれを見て下さい」


坂井前秘書
ここにurlがあるので、ここに応募フォームみたいなものがあるんです。アニメの制作会社と個人のアニメーターとの関係についての違反事例を載せて下さいというような文言ですね。それを載せてもらえれば、たぶん載ると思います。今回、これだ――(注:ここでニコ生の回線不調により音声途絶)」

(注:回線が復帰してから説明を仕切り直し)

坂井前秘書
「ここからぜひ、下請法の代金の支払いについてはアニメ制作会社とアニメーターの関係についても違反だよという事例を載せて下さいと、こういうのは違反だからやっちゃダメだよという事例として載せてくださいという趣旨をですね、この意見募集のページからぜひしていただければ、多くの人から集まればですね、これは公正取引委員会の方も動かなきゃいけなくなりますので、ぜひ皆さん、ご協力をよろしくお願いします

山田前議員
「それで、11月24日までですので。10月26日にですね、意見受付が開始されて、たったの1ヶ月間。これ言ったんですよ。『まさかこれ1日とかじゃないだろうな』と。やるんですよ、連中は平気で、言っとかないと。『じゃあ1ヶ月やりましょう』ということになりまして、1ヶ月。

(ニコ生のコメントに答える形で)そうなんですよ。京都アニメーションなんかを見習おうっていうのは非常にしっかりやってるわけですよね」

坂井前秘書
「あそこは内製率が高いんですよね」

山田前議員
「ということで、ここは皆さんでパブコメをやってですね、アニメーションが日本から火が消えないようにですね、やりましょうと」

(中略)

山田前議員
「ちょっとさっきのテレビのほうについては書かれてるけどっていうのはちょっと参考にして。で、恐れることなく一般の意見の募集ですから、どんどん稚拙だったとしてもですね、皆さんの言葉で。我々強要するわけにもいきませんので

坂井前秘書
「みんな強要するんですよね。言葉をこういうふうに書いて送って下さいみたいに」

山田前議員
「でも、それをやっちゃうとですね、結局そういうふうにしてやらされたということになりますから。一般のみなさんの声としてですね、寄せてもらえれば官僚のほうは(無視ができなくなる)」

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山田前議員
「で、(『下請代金支払遅延等防止法に関する運用基準』の改正案の『情報成果物作成委託における違反行為事例』)の8-7(2)のほうなんですけれども、『親事業者は,テレビ番組の制作を委託していた下請事業者に対して,いったん親事業者のプロデューサーの審査を受けて受領された番組について,これの試写を見た親事業者の役員の意見により,下請事業者に撮り直しをさせたにもかかわらず,撮り直しに要した下請事業者の費用を負担しなかった』っていうケースがあって。

アニメはこれ、全てが当てはまるわけじゃないんですけれども、安く不当な形でですね、下請であるにも関わらず、契約の範疇を超えて安く使うとか、社員のように使っているのはおかしいじゃないかとか。そういうことはしないようにというような内容を、ここで書いてもらえればいいかなと思っています。どこかで私どもが出したものを――」

坂井前秘書
みんなコピペしちゃいますよ

山田前議員
それはね、マズイんですね。そうすると、山田元議員が強要してるってことになってしまうと問題なので、まあ、ご自身の言葉で書いてもらわないとパブコメにならないので、ぜひそのあたりですね、思う所があればいろいろ調べてですね、自分の言葉でパブコメを寄せてもらえればと

坂井前秘書
ちょっとヒントを言っておくと、今の(事例に)似た形だと、勝手にシナリオが変わっちゃう、とかね

(中略)

山田前議員
「(パブコメに書くべき内容に)介入しちゃうとですね、これはパブコメとしては問題がありますので、ぜひ皆さんでオススメをそれぞれ考えていただくというのがいいのかなと思ってます」

(中略)

山田前議員
「自分たちの言葉でそれを書いてもらいたいということなんですよ」

坂井前秘書
できたらそれをTwitterとかFacebookに載せてくれるとうれしいですね。パブコメのurlと一緒に

山田前議員
そうするとみんなでですね、こういったものが集まってくるということで、実際に政治と言うかですね、通達を動かすことができますので。そこは私が援護射撃でもって公正取引委員会の担当官には、直接これを担当してる人には全部入れてありますから。ぜひですね、そういう形で、世の中をみなさんとともに動かしていこうと

坂井前秘書
「そうですね。これは実際に変わりますからね」

山田前議員
「変わります。これは大きいと思います、このことは。パブコメでどういったものが来たのかということは公開されるはずですから(注:パブコメの募集ページには「寄せられた意見につきましては,住所,氏名,電話番号,FAX番号及び電子メールアドレスを除き,公表することがあります」との記述がありますこういういいチャンスですので、世の中変えようと思ったら、私だけの力ではどうしようもないので、皆さんができるだけですね、自分たちの想いと現場を書いてもらえればと思ってます


文字起こしは以上です。山田さんの仰るように、自分の言葉でパブリックコメントを書いて送るのが大切です。コピペは山田さんに迷惑がかかるのでやめましょう。



【パブリックコメントに関する参考リンク】
「下請代金支払遅延等防止法に関する運用基準」の改正(案)に対する意見募集について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=110300030&Mode=0

下請法とは-親事業者の禁止行為(公正取引委員会HP)
http://www.jftc.go.jp/shitauke/shitaukegaiyo/oyakinsi.html

フリーランスで働く人は「下請法」で守られている――おさえておくべきポイントとは? - 弁護士ドットコム
https://www.bengo4.com/other/1146/1288/n_1858/  

アニメーション制作業界における下請適正取引等の推進のためのガイドライン(経済産業省)
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/torihiki/2014/140313shitaukeGL9.pdf

平成27年度コンテンツ産業強化対策支援事業 (アニメ下請ガイドラインフォローアップ等調査事業)報告書
http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/contents/downloadfiles/houkokusyo.pdf


【参考リンク】

前参議院議員・山田太郎 ニコニコチャンネル

山田太郎前参議院議員ツイッター

記事について何か問題等あれば、ブログ主のツイッターにご一報下さい→https://twitter.com/YuukiNijino   
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山田太郎前議員が各党の関係者に接触するたびに「山田前議員は○○党(その時に接触した党)に行くのではないか」という話題が盛り上がるそうです。

最近、山田前議員は、民進党代表選に出馬した玉木雄一郎議員の政策作りに関わり、自民党の広報部門の責任者にあたる議員らとも接触、また、上田令子都議が代表を務める『自由を守る会』の顧問に就任するなど、多方面にアプローチしています。

山田さんのこれらのアプローチは、山田さんが特定の政党に所属するための前段階と見るべきなのでしょうか? 以下に掲載する山田さんのニコ生での発言から、山田さんの真意を確かめてみましょう。 


※この記事を公開するにあたり、山田太郎さんのニコ生での発言の掲載について、山田さんにメールで問い合わせて許可を頂きました。山田太郎さんの有料メルマガとの関係もありますので、山田さんのニコ生発言のうち、有料メルマガに掲載されなかった部分のみを掲載しています。


文字起こしをする動画:
DMMも両さんも自主規制?この2週間の裏活動も!【第251回 山田太郎のさんちゃんねる】
https://www.youtube.com/watch?v=-l_fMSgNJoo&feature=youtu.be&t=40m28s
(動画の40分28秒付近から文字起こし)



山田太郎のさんちゃんねる


以下、文字起こし。


山田太郎前議員
結果を出していきたい。それはあくまでも表現に関しては自由であると考えているわけで。そのためには、作戦として、どんな人とも、どんな手でも結んで、頑張って形にしていくと。それは何故かと言うと、議員をやってるときと、今議員でなくなった立場とすると、違うってことはちょっと理解してほしいんですね、皆さんにね。

自分が国会議員をやっていれば、何党とかって籍はあるわけだから、自由に何らかの会派を組んでいれば発言ができたんだけれども、今は落選し、国会議員でない以上、立法の問題に関しては、間接民主制である以上は、自分が国会に行って『けしからん』とか大臣に対して質疑ってことは絶対にできないわけだから。効果があることをもっと、あの時(≒議員時代)よりもやらなきゃいけないという厳しい立場にいるということだけは、知ってもらいたいんですね。

で、何が言いたいかというと、最近、いろいろ『なんだー』と言われているのは、まずひとつ、玉木雄一郎さんの政策を作りましたと。民進党の代表選に玉木雄一郎さんが出ましたが、民間時代からもう私は知り合いだった


(中略)

山田前議員
「玉木さんのような政策理論家が代表をやるというのは次の新しい時代、そうなれば自民党政権も緊張感を持ってやるだろうし、ということを思ったこともありですね、玉木さんの政策の、実は3分の1は私が作り、一方で表現のことに関してマルっと全部書いたと。で、それを玉木さんは認めたので」

(中略)

山田前議員
自民党とか政権与党はどうであれ、せっかく民進党の代表選があったので、そこの参画は、表現の自由ということからは、玉木さんを応援するということをやった。そしたら今度は、『民進党から山田さん(選挙に)出るんじゃないか』と。短絡的。『出ませんよ』っていうふうに言っといたんですけれども

坂井元秘書
「まあ、出るかもしれないですよ? 分からないですけど(注:「将来的なところまで含めると『出る』とも『出ない』とも言ってないですよ」という趣旨のことを仰りたいのでしょう)」

(中略)

山田前議員
一方で、もうひとつ話題は、平沢勝栄さんと、先日ですね、自民党の党本部に呼ばれて話をしてきました


山田前議員
「で、ちょっと写真あります? またこれ、こうするとね、『山田さん、今度は自民党に擦り寄った』とかですね

坂井元秘書
『山田さん、自民党から(選挙に)出るんじゃないか』説

山田前議員
「はい。で、これはですね、平沢勝栄さんの事務所ではなく、自民党本部です。で、これは何かというとですね、古屋さん(注:古屋圭司議員)。MANGA議連の会長もやってまして、今の選対委員長でもあるんですけど、いわゆる党四役の実力者ですね」

(中略)

山田前議員
「で、もともと古屋さんがMANGA議連の会長でもあるということで、私もMANGA議連をこのまま継続してサポートしましょうという話がありまして


山田前議員
「その中で前回(の参院選で)29万票を取って、若い人たちに対するアプローチができた、ということなんですけれども。

まあ、自民党っていうのは、僕は、いろいろこれまで表現系のことでも随分対峙はしてきたし、さりとて政権党ですから、最後はそこが動かないと、あれだけ衆参で過半数を持っている以上、無視してですね、ギャーギャー言った所で押し切られちゃえば、それで立法としては通っちゃうわけだから。実際には最後はですね、官僚も含めて、政権与党の協力っていうのは色んな形で得てきたんですよね。

で、僕はひとつ自負しているのは、自民党の中からも評価が高くて私の話であれば聞こうと言ってくれてる人もいるし、前回の著作権の非親告罪のケースに関しては。特に、さっきの、あそこにいたのは、平沢勝栄さんとイトウシンイチロウさん(注:自民党ネットメディア局長である伊藤信太郎議員のことかもしれません)ですね、これは宮城の選挙区の衆議院議員なんですが、今、ネット広報本部長やってるのかな。

で、いずれにしても、あそこにいたのは、古屋さんプラス自民党の広報の総責任者がいました。そんな中で相談されたのは、若い人たちに対して、政権与党としては20年後の政治、政策に関しても責任を持っていると。だけれども、前回の小池さんの選挙をはじめとして、やっぱり若い人たちに声は届いていない。そこについて非常に反省をしているので、もっともそういう選挙を戦って効果を出した私に話を聞きたいと、いうことで呼ばれたので、政権与党にそういうふうに言われたんであれば、それはいろんな表現系では対峙していたものの、やっぱりそこは素直に意見交換ということ。

ただ、強く言ったのはですね、『ネット選挙っていうのは、単なるHOWじゃないよ』と。『やっぱり若い人たちが、29万票動くということは、WHYという意味では、どうして表現の自由ということをあんなに求めたのかということをやっぱり理解してもらわないと困る』ということは散々言って。

そこは僕は、正直、平沢勝栄さんにも深々と頭を下げられ、勉強することは勉強するので、今度、自民党の関係者、広報の関係者、議員も含めて全員呼ぶから、講義してくれというので、それは分かりました、ということで。

もちろん政治家ですから、みんな腹の中には思惑があるかもしれませんが、でも、どんな手段を取ってでも、政権与党との関係というのは、緊張関係を持ちながらも、パイプを作っていく必要が、これは絶対にある

(中略)

山田前議員
最近もうひとつ、上田令子さんの

坂井元秘書
上田令子さん、説明しないと分からないですよ。元々(山田さんも)みんなの党にいたときの都議で、今、自由を守る会っていう地域政党を作ってて

山田前議員
「無所属の地域政党なので、僕も落選しましたが無所属だということで、元々みんなの党の仲間でもあったということで、しかも別に上田令子さんだけを支持してるわけじゃなく、あそこ(=自由を守る会)にはですね、小金井の渡辺市議(注:渡辺大三 小金井市議)とか百瀬さん(注:百瀬和浩 小金井市議)とか、武蔵野の竹内さん(注:竹内まさおり武蔵野市議)とか、いろいろ知り合いもいるものですから。

そういう意味で、地域で頑張る人も頑張ってもらいたいということで、上田さんから自由を守る会の顧問になってくれと言われたので、『いいですよ』と言ったら、2つの意味でディスられて。

ひとつは、音喜多さん(注:おときた駿都議)等も含めた関係で」

(注:おときた駿都議は、山田太郎前議員とともにコミケ街頭演説を行ったこともある都議さん。以前は山田さんと同じ政党に所属して、山田さんの海外視察に同行するなど、山田さんとも関係の深い議員さんです。都知事選では小池百合子さんを支援する都議としても話題になりました)

山田前議員
「音喜多さんは実はこの自由を守る会に入ってないんだけど、『小池さん(注:小池都知事)支持に回ったんじゃないか』ということで。小池さんがですね、来年の都議選を中心に、かつ、来年予定されていると言われている衆議院選挙の中で、小池新党に私も加担してるんじゃないか、といきなり言われたりとかしてですね。

もちろん、僕が自負しているのは、音喜多さんも経由して、間接的に小池さんに対しては、表現の自由。あの、都知事の権限って、特に青少年健全育成条例も含めて大きいので、東京が変な形で、青少年の規制を作られちゃうと―

坂井元秘書
都知事が『不健全図書指定をやめます』って言ったら、まあ8割方なくなるでしょうね

山田前議員
「そう。世の中、逆の意味で大変なことになる、そういうことなんですけども。それぐらい都知事というのは非常に大きいので、そこのアプローチっていうのは図っておく必要もあるし。『かがやけTokyo』がたまたま小池さんを応援してたってこともあって。『かがやけTokyo』というのは、上田さん、音喜多さん、両角さん(両角みのる都議)のグループ。で、僕もずっとそこをサポート、実は『かがやけTokyo』の元々の政策もウチが随分サポートして作ってきたというところもあったので。

で、そしたら今度、上田さんのもうひとつの顔であ…、顔なのか僕はよく知らないんですけど、なに? サイエントロジーっていうのをやってるの? 僕は上田さんとサイエントロジーというものについて、僕はサイエントロジーっていうのもあまり詳しくないんだけど、なんか『山田さんはそれ(=サイエントロジー)を支持したんじゃないか』とかいう話も出てきて、ちょっと、とんでもない、と。そんなことはないですよ、ということと。

内海医師の話は知っているので、というのは、元々僕は児童養護で知的障害の子の話をしてきて、障害児の問題は親の責任だっていうような考え方があって、これはとんでもないと。ここはもう真っ向からぶつかってる所でもあるので、どうやっても内海医師であるとか、サイエントロジーっていうものに対する考え方は、支持できません。

で、別に上田さんがどういう考え方を持ってるかについて、この件で話したことはないんですが、仮にですよ? この『自由を守る会』がサイエントロジーというものを支持したり、またはそれを普及するような運動になれば、当然顧問なんかやってられないし、上田さんに対しても『おかしいんじゃないの』と阻止しようと思ってますし、まったくそういうことはないので(注:『そういうことはない』というのは『サイエントロジーを支持しているという事実はない』という趣旨でしょう)」

(中略)

山田前議員
「ただ、これまでの地域政党に対する考え方だったり、地方議会の問題点を鋭く主張してきた事に関しては一定の評価を持っていますので、そういう意味ではもちろん顧問としてですね、出来る限り協力はしていきたいと思ってます。

もうひとつ皆さんにお願いしたいのは、たぶん私これから色んな人と付き合っていくので、そのたびにですね、『この人はこういう背景、あの人はああいう背景』ってやるのは、まあ、言っていただいても良いと思うんですね。というのは、私も知らなかったこともあるから。なるほどそうなんだと。

で、ネットの反応っていうのはある意味では僕は素直だと思っていますから、どういうふうにディスられても。まあ、ちょっと、公人ではないので、その辺はちょっと私人としてですね、考慮しては頂きたいとは思いますが。そういう情報を提供してもらえるってことについては、気をつけたほうが良いよとかっていう情報はいいんですけど、いきなりレッテルを貼られるっていうのはですね、ちょっと…」

坂井元秘書
「それはもう有名税だと思って…」

山田前議員
「このままで行くと、玉木雄一郎とつきあい、平沢勝栄のところに出入りし、上田令子とつきあい、コイツは馬鹿かと」

坂井元秘書
「でも、全部事実だからしょうがないじゃないですか」

山田前議員
『信用ならない』となるのは嫌なので、スタンスを(知ってもらいたい)。僕は言った通りやってまして、これまでは僕はどことも等距離でなるべく付き合わないようにしてきたんですよ。割と一匹狼的に国会の中では振る舞ってきたんですが、それがある意味ではアダになったというのも事実」

坂井元秘書
「選挙的にはそうですね」

(中略)

山田前議員
一定程度いろんな人と危なっかしくても付き合っていく必要があるだろうと思っています

(中略)

山田前議員
皆さん、(山田さん自身の)立場で知っていただきたいのは、もう議員じゃないので。いち私人として、私的に動いているということは、いろんな人とこれから付き合っていかないと、パワー出ないんですよ。その代わり、逆に言うと、公人じゃないから、どんな人とも今付き合いやすいので、スルスル~って入って行って、やっぱり結果を出すためには、こういう方法を当面取らざるを得ないということだけは、知っておいてほしいんです。

もちろん誰かと付き合えば、それで色が付くとか、なんとかってなるんだけど。それはもう皆さんが言う、右だの左だの、あらゆるパターンの人ともやり取りをしながらですね。ただ、私が信条として、今続けている、この番組をやっている意味もそうですが、表現の自由を守るということに関しては、ある種命懸けで今も続けてやっているということだけは、しっかり知っておいてもらいたい

(中略)

山田前議員
「ただ、組んでいくかどうかっていうのは慎重にやんなきゃいけないから、そういう意味で、上田さんの所も、どっちかというと正会員というよりも顧問という形での、少し距離を置いた、ことでやってはいるんですけど。どういうふうにどこと組んでいくかっていうのは、それはもちろん慎重にはやっていきたいと思ってますが。どことも組んでくかもしれないし、と。ただ、その時にいろいろご意見はいただきたいと思ってますので、皆さんの方からの情報提供は非常に重要だと思ってますから、ぜひいただければと」 



文字起こしは以上です。山田さんの多方面へのアプローチは、アニメ・漫画・ゲーム等を含む表現の自由を守るために、それが必要だと考えての戦略的な動きと見るべきでしょう。そのアプローチは直ちに、接触を行った政治勢力への傾倒を意味するものではないと理解するのが、山田さんの発言を聞く限りでは妥当と考えられます。

さて、アニメ・漫画・ゲーム等を含む表現の自由を守るために多方面にアプローチをしてくれている山田前議員。山田さんの活動を応援したい方は、有料のメルマガ(月1000円~の支援が可能です)に登録しましょう。山田さんのニコ生発言のうち、山田さんが最も重要だと感じたであろう箇所については、毎回メルマガに文字起こしが掲載されます。このブログ記事は、あくまでメルマガに掲載されていない箇所を選んで記事化を行いました。このブログ記事を読んで山田さんの発言に興味をそそられた方は、有料メルマガ会員への登録をオススメします。




補足情報①





補足情報②
今年の夏コミでは、おときた都議以外にも、おぎの稔大田区議(維新)や森たかゆき中野区議(民進)も山田太郎前議員と共にコミケ街頭演説を行いました。山田前議員が目指す幅広い連携のひとつとみなすことができるでしょう。




【参考リンク】
前参議院議員・山田太郎 ニコニコチャンネル

山田太郎前参議院議員ツイッター

記事について何か問題等あれば、ブログ主のツイッターにご一報下さい→https://twitter.com/YuukiNijino 
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参院選に落選しながらも、野党の比例代表候補の中で最多得票となる29万票を獲得した山田太郎前参議院議員。その得票数は、農協や日本医師会、各種労働組合の組織内候補を上回る驚くべき数字でした。原動力となったのは、ネットに根を張るアニメ・漫画・ゲーム等の愛好者たち。普段は政治について発言しない人までが山田さんを再選させるために積極的に動いたのは、山田さんがアニメ・漫画・ゲーム等を規制から守るために国会の内外で、有り得ないくらいに全力で働いてくれたからです。

「全力で働いてくれたと言っても、具体的に何をしてくれたの?」と疑問に思う方もいると思います。そういう方々のために、山田さんがアニメ・漫画・ゲーム等の自由を守るために具体的に何をしてくれたかについて、5つの実績をピックアップして紹介します。ちなみに、実績の中の肩書は当時のものです。



【実績1:国連発の二次元規制の動きに対処。国会質疑や質問主意書を通じて内閣や外務大臣から二次元を守る方向性の答弁を引き出してくれました】

国連人権委員会の二次元規制の動きについては、漫画規制を主張した国連特別報告者ブキッキオ氏の名前を覚えている方も多いのではないでしょうか。国連女子差別撤廃委員会の二次元規制の動きについては、日本の女性クリエイター達が反対する声明を出したことで話題になりました。

2016年3月4日の参議院予算委員会で、山田太郎議員はこの問題を取り上げ、岸田外務大臣から「漫画ですとかアニメですとか、この日本の大切な文化、これを守っていく。この点もしっかり念頭に置きながら関係省庁と十分検討した上で、適切に対応していかなければならないと考えます」という答弁を引き出してくれました。

また、山田太郎議員はこの問題についての質問主意書を提出し、3月8日に質問主意書に対する内閣の答弁書を公開しました。山田太郎議員によるとこの答弁書により「日本は国際約束上、実在しない児童を描写した”児童ポルノ”について、なんら規制する義務を負っていないことが明らかになりました。国連からの各種勧告に対しても有効な反論材料となります」とのことです。

この答弁書の公開のすぐ後に、国連人権委員会から、「非実在児童を性的に描写する絵などの製造や頒布等の犯罪化」を含む勧告が出たことを考えると、「日本は国際約束上、実在しない児童を描写した”児童ポルノ”について、なんら規制する義務を負っていない」という政府答弁を引き出してくれたことは、本当に大きかったと言えます。

この件に関するソース:

「漫画やアニメ等、日本の大切な文化を守る事もしっかり念頭に置きつつ適切に対応する」-国連勧告が出された場合の対応を山田太郎議員に問われた外務大臣が答える - 二次元規制問題の備忘録 http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/47010196.html 

「実在しない児童を描写した”児童ポルノ”について、日本は国際約束上義務を負っていない」を閣議決定(山田太郎議員公式HP)
http://taroyamada.jp/?p=8684





【実績2:児童ポルノ法違反事件の押収物として、何ら違法性のないフィギュアがメディアに晒されてしまったという出来事について参議院予算委員会で質問し、国家公安委員長から重要な答弁を引き出してくれました】

児童ポルノの所持で30歳の会社員が書類送検された事件で、事件の証拠品としてフィギュアがメディアで晒されるという出来事がありました。具体的には、下の画像を参考にして下さい。


児童ポルノ法は実在児童を守るための法律であり、非実在のキャラクターであるフィギュアは児童ポルノではありません。しかし、フィギュアがこのような形でメディアに晒されてしまうと、フィギュアは児童ポルノであると視聴者が勘違いしてしまう可能性が出てきます。

2016年3月4日、山田太郎議員は参議院予算委員会でこの問題を取り上げ、国家公安委員長に質問をぶつけました。

河野国会公安委員長は「絵的に面白いから押収をして並べてマスコミに見せようなんてことは許されることではございませんので、そうしたことは厳に慎まなければならないと思いますが、それがその犯行の動機や背景の解明の立証に役立つと、繋がっているというものならば押収されることも有り得ると思います」と答弁。

フィギュアの押収を犯行の動機や背景の立証に繋がっているものとしつつも、 「絵的に面白いから押収をして並べてマスコミに見せようなんてことは許されることではございませんので、そうしたことは厳に慎まなければならない」という答弁を引き出せたのは大きかったと思います。

また、この日の山田太郎議員の質問に対して、岩城法務大臣は一般論としつつ「非実在キャラクターのフィギュアは児童ポルノではない」という趣旨の答弁を行いました。これも山田議員の良い仕事として覚えておきましょう。
 

この件に関するソース:

「事件に関係のないフィギュアを押収物としてテレビに晒すのはいかがなものか」―山田太郎議員が予算委員会で国家公安委員長に問う - 二次元規制問題の備忘録http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/47011733.html




【実績3:同人・コスプレ・コミケなどに打撃を与える可能性があった『TPPによる著作権侵害の非親告罪化』について国会で質問し、安倍総理をはじめ各大臣から重要な答弁を引き出してくれました】

『TPPによる著作権侵害の非親告罪化』が、同人・コスプレ・コミケなどに打撃を与える可能性については、テレビや新聞等でも報じられましたので、知っている方も多いと思います。

山田太郎議員は、2014年6月9日の参議院決算委員会と2015年3月19日の参議院予算委員会で『著作権侵害の非親告罪化』について質問を行い、各大臣から二次創作を守る上で重要な答弁を引き出してくれました。

2015年8月10日の参議院予算委員会では、安倍総理から「そして、TPP交渉における著作権侵害の非親告罪化については、二次創作の萎縮などの懸念も踏まえ、権利保護と利用促進とのバランスを取りながら、共通ルールの構築を目指し、交渉に当たっております」という答弁を引き出してくれました。一国の総理による二次創作への配慮の答弁は重い意味を持つため、この答弁がその後の方向性に影響を与えた可能性は大いにあるでしょう

2015年10月5日、TPP交渉の大筋合意が正式発表されました。合意の中には著作権侵害の非親告罪化も含まれていました。

2015年10月21日のMANGA議連(マンガ・アニメ・ゲーム議員連盟)の会合では山田議員が司会を務め、議連の幹事長であり、著作権法の担当省庁である文部科学省の長である馳浩文部科学大臣の協力も得て、著作権侵害の非親告罪化に伴う著作権法の法改正が二次創作に影響を与えないように、政府の方向性を作ってくれました。(ちなみに、山田議員はMANGA議連の事務局長代行を務めています)

現時点では、安倍総理が「同人誌は非親告罪化の対象外」という趣旨の答弁を国会で行っており、この問題についてはほぼ安心できる所まで来たと言ってよいでしょう。そして、著作権侵害の非親告罪化の問題を国会で繰り返し取り上げ続けてきた山田議員のこの問題への貢献は非常に大きかったと言えます。


この件に関するソース:
コミケや二次創作を守る為に、山田太郎議員が行った国会質問まとめ - 二次元規制問題の備忘録http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/45908461.html

コミケ準備会も呼ばれたMANGA議連ヒアリングの場で、二次創作を守る為に山田太郎議員が画策した仕掛けとは - 二次元規制問題の備忘録 http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/45860999.html




【実績4:2013年5月8日、国会で児童ポルノ法によるマンガ・アニメ規制について質問し、安倍総理から「慎重な考慮が必要」という答弁を引き出してくれました】

安倍総理の答弁は以下の通り。

御指摘の実在しない児童を描写したアニメ等に関しどのような規制が必要なのかという問題については、こうしたアニメ等が児童を性の対象とする風潮を助長するおそれがあるという一方で、今、山田委員がお話をされたような表現の自由との関係もございますので、私は、慎重な考慮が必要であるということについてはそのとおりなんだろうと、このように思います。慎重な考慮が必要である面も踏まえながら検討を言わば慎重に進めていくべきものであろうと、このように思っております」

結局、2014年の児童ポルノ法改正では、児童ポルノ法による二次元規制は行われませんでした。安倍総理のこの答弁をどのように捉えるかは人それぞれですが、「慎重な考慮が必要である」という答弁を総理大臣から引き出せたのは、のちの展開を考えても大きかったと言えるでしょう。

この件に関する情報ソース:
児童ポルノ規制法について、安倍総理と麻生副総理に迫りました! | 参議院議員 山田太郎 公式webサイト




【実績5:山田太郎議員が原案を作成し採択された附帯決議によって、児童ポルノ法の改正で二次元規制を行う事は、今までよりも難しくなりました】

2014年の通常国会で児童ポルノ法改正案が成立しました。その際、山田太郎議員が原案を作成した附帯決議が採択されました。3項目ある附帯決議の中の1つに「児童を性的搾取及び性的虐待から守るという法律の趣旨を踏まえた運用を行うこと」という一文があり、実在児童を守るという児童ポルノ法の本来の趣旨が強調されたため、児童ポルノ法によって非実在のマンガ・アニメに登場する児童の表現を規制することは、今までよりも難しくなりました。万が一児童ポルノ法でアニメ・マンガ規制が行われそうになったときも、山田議員が附帯決議の作成者という立場で国会で反論できるのは大き…、かったのですが…。山田太郎議員の落選はすごく痛いですね…。

また、山田太郎議員は2014年6月17日に行われた児童ポルノ法改正案の参議院法務委員会での質疑の中で『政府として漫画・アニメと性被害の関係の調査研究をしたことはないし、予定もない』という趣旨の答弁を引き出してくれました政府が規制の科学的根拠を持たないことが明らかになったわけで、今後のことを考えても、この答弁は非常に大きかったと言えるでしょう。

この件に関するソース:
【対談:赤松健先生×山田太郎議員:その1】「もう事実上、児童ポルノ法関連ではマンガ・アニメ規制はできない」 - 二次元規制問題の備忘録 

山田太郎議員が児童ポルノ法の国会質疑で、『政府として漫画・アニメと性被害の調査研究をする予定はない』という答弁を引き出してくれました。 - 二次元規制問題の備忘録http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/38759469.html




というわけで、山田太郎議員の二次元規制問題への貢献のうち5つを選んで紹介してみました。山田議員のこの問題への貢献は数多く、上で紹介した活動の他に、


『政府内部に存在した消費税軽減税率に伴う有害図書規制の動きに待ったをかけてくれた』ソース

山田太郎議員秘書の坂井崇俊氏がエンターテイメント表現の自由の会(AFEE)という政治団体を設立し、山田議員自身もAFEE名誉顧問として会の活動に関わっているソース

児童ポルノ法や著作権侵害の非親告罪化に関する質問主意書を繰り返し提出し、内閣から回答を得た』→ソース

『アニメーターの低賃金の問題を
参議院内閣委員会で取り上げてくれた』ソース

国会で二次元規制についての動きがあればニコ生ツイッター等で逐一その情報を公開してくれている(現在も継続中)


等の貢献があります。

アニメ・漫画等の自由を守るために動いてくれる政治家さんはそれなりに存在して、党内議論や外からは観測できない所で頑張ってくれている議員さんもいらっしゃるので、アニメ・漫画等を守るために動いてくれたのは山田太郎前参議院議員だけではない、ということは留意しておかねばなりません。ただ、国会質疑の場での貢献だけで比べると、山田太郎前参議院議員が1番だったと言って良いと思います。限られた質問時間を、二次元規制反対のためにここまで割いてくれた政治家は他に居ません。

参院選の落選で民間の立場に戻った山田太郎さんですが、29万票という得票数を重く受け止めて、アニメ・漫画・ゲーム等を守る活動を継続する意向を表明しています。山田さんの今後の活動を応援していきましょう。


【参考リンク】
前参議院議員・山田太郎 ニコニコチャンネル

山田太郎前参議院議員ツイッター

記事について何か問題等あれば、ブログ主のツイッターにご一報下さい→https://twitter.com/YuukiNijino  
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