2016年6月30日に放送された山田太郎議員のニコ生に、漫画家で日本漫画家協会理事の赤松健先生が出演しました。赤松先生は日本漫画家協会理事として与野党含めて政界とも接点があります。

そんな赤松先生は放送の中で、漫画・同人を守る政治家として山田太郎議員を非常に高く評価しました。一部の発言を抜き出すと、


赤松健先生
私も一応漫画家協会の理事会を通して動かないと正式には動けないので間に合わないし。あと、気づいてちょっとどうかなって考えてる時間とかあるんですけど、そういう時にだいたい山田先生がね、やってくれるので。その『便利だ』っていうのをね、『もっと認識したほうがいいですよ』っていうのは、今回私が言いたいことなの。こういう便利な人がいなくなると困るんですよ


赤松健先生
私、今日、どうしようかなと思ったんだけど、今日、これ聞いて、だいたい皆さんね、山田先生がいかに便利か、分かったと思うんですよね。で、投票用紙ね、1枚目は地域の、まあ自民でも共産でも、好きなのあれしていいと思うんですけど、2枚目にね、山田太郎って書いて、便利なまま使ってくっていうのが。商業作家と同人作家はそうして欲しいと思いますね


赤松健先生
(便利な議員だ)と思いますけどね、ホントに。特に、商業作家の人達はもう少し知ってほしい。こういうことがあったってことをね。今、好き勝手描けてるのはいろんな人の努力があった。(山田議員を示しながら)特にこの人とか、の努力があって、ということですよね、はい」


と、赤松健先生からはこのような発言がありました。当日の放送を文字起こししたので、以下に公開します。非常に長い文字起こしなので、「長いのはちょっと…」という方は、赤字の部分だけでも読んでいただければ、赤松先生が山田議員を高く評価していることが理解できると思います。

また、選挙期間中なので、本来なら「山田太郎候補」と書くのが正しいと思いますが、「山田太郎議員」と書くほうが通りが良いと思いますので、この記事の中では便宜上「山田太郎議員」とさせていただきます。ご了承下さい。
 


文字起こしをする動画:
マンガ家・赤松健先生と表現規制問題について語る、オリンピックに向けてなど【第236回 参議院議員山田太郎のさんちゃんねる-秋葉原事務所から公開生放送!連続18日目】
https://www.youtube.com/watch?v=JwYFslubQAA&feature=youtu.be&t=4m52s
(この動画の4分52秒付近から文字起こし)


赤松健先生生出演



以下文字起こし



山田太郎議員
JAniCA(日本アニメーター・演出協会)さんですね。日本アニメーター・演出協会からの、実は今回推薦をいただきましして

 

赤松健先生
「おお」

坂井秘書
「ありがとうございます」

山田太郎議員
「特にですね、アニメーター協会のほうは、表現の自由っていうのもあるんですが、いわゆる給与問題とかですね。このままではアニメーション業界が持たないよねと。で、JAniCAさんが、文科省の予算をもらって(実態調査を行い)、実際に動画の人の年収が111万円。これでは食べていけないよと。月に10万も行かないんですよね。

この問題、実はMANGA議連(マンガ・アニメ・ゲームに関する議員連盟)でも扱っていまして。MANGA議連の私自身も役員やっていますので(注:山田議員はMANGA議連の事務局長代行)。

実はこれはですね、エヴァンゲリオンの庵野監督にもさんざん言われてですね、『山田さん、アニメ業界、このままじゃ10年、いや5年持たない』と。で、『特にアニメは大変なんだよ』と。あとで、ちょっと漫画とアニメの違いなんかもですね、赤松先生におうかがいしたいんですが。

漫画以上にアニメがですね、とっても大変だということで、そういう意味でも今回JAniCAからの推薦いただきましたんで、頑張ってやっていきたいと思っています


(注:山田太郎議員はアニメーターの低賃金の問題を国会で取り上げています→最低賃金以下の労働環境…山田太郎議員がアニメーターの低賃金の問題を内閣委員会で取り上げる - 二次元規制問題の備忘録 http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/47653817.html 


赤松先生
これ、もう少し早く言ってもらえれば、漫画家協会も推薦取れたんじゃないのかな。ちばてつや理事長がまた、次の2年もやることになられて」

山田議員
「あっ、そうですか。ちばてつや先生にも私言われました。『山田さん、エロも愛も暴力もないような漫画は漫画じゃない』と言われて、名言を言われましたんでね、そのとおりだなと思って」

赤松先生
坂井さん、言ってくればよかったのに

坂井秘書
「ごめん…」

(一同笑い)

山田議員
「ちょっと、すみません。私の事務方の段取りが悪くてですね、はい」

坂井秘書
「じゃあ、6年後、またお願いしますので」

山田議員
「そういうことで、今日はじゃあ特集に、さっそく入りたいと思いますが、なんかこうやって私が仕切っちゃってどうかなあと思うんですけど、しゃべりません、このあとね」

赤松先生
「えー(笑い)」

山田議員
振りますんで。えーと、まあ2つあると思うんですね。これまでの、私、任期が3年半やってきたんですけども、表現の自由を巡ってですね、いろんな事がありましたと。その振り返りをすると

赤松先生
「いろいろありましたねー」

坂井秘書
まず、この本です。この本の帯を書いていただいたんですよね


(注:山田太郎議員の著書『「表現の自由」の守り方』には「君は知っているか? コミケを救った英雄を」という赤松先生の帯メッセージが大きく書かれています



赤松先生
あー、はいはいはい

山田議員
ありがとうございます。そうなんですよ、大変評判が良くてですね、一部からはですね『それは言い過ぎだろう』と

(一同笑い)

山田議員
批判もくらいましたけれども

赤松先生
いやいや、やっていただきましたよ、はい

山田議員
「ありがとうございます。そのあたりをですね、第三者的に言っていただいたほうが、手前でなかなか守ったと言うとですね、説得力がないので、どの辺がですね、私も議員やってて良かったのかなあということを、赤松先生にもお話いただきたいと思いますが

赤松先生
「はい」

山田議員
その3年半を振り返りと、現職ですのでそこは問われると。あとですね、今後ですよね。今後、青健法(青少年健全育成基本法)をはじめとしてですね、漫画・アニメ・ゲームの表現の自由、どうなっていくのかなあというあたり、ちょっとやっていきたいと思いますので、最初は振り返りから行きたいと思ってますけれども

赤松先生
「はい」

(中略:雑談的な話題に入ったので中略)

山田議員
大きくは実は4つあって、1つは児ポ法の時ですね、附則の2条。それからTPPの著作権の非親告罪化。それからですね、軽減税率を巡る有害図書指定

赤松先生
「ありましたねー」

山田議員
それから、国連からの勧告でブキッキオさんと

赤松先生
「ああ、これね」

山田議員
「本当に半年にいっぺんぐらいですね、いろんな事があったんですが」

赤松先生
商業漫画家的には、児ポ法です。児ポ法改正案。これが一番でかい。TPPは商業漫画家はあんまり関係ないですよね

山田議員
「なるほどね。どちらかというと、著作権の問題。中には『やっぱりきちっと強化するべきだ』と人もいると思うんですよ。じゃあ、児ポ法のあたりから行きましょうかね

赤松先生
「はい。これ表現規制のやつですよね。坂井さんが漫画家協会にね、来てくださったんですよね

坂井秘書
「あれが確か、山田さんが受かった何ヶ月か後だと思うんですよ。たぶん春の、なんか僕花粉症でマスクをして行った覚えがあって」

(中略:坂井秘書の花粉症の話に移ったので中略)

赤松先生
それで、都条例のあとの話だったんで、これが来たってことは、私はあまり詳しく知らなくて。で、お聞きしたら、『あ、結構マズいな』ということになったんです。それがだいたい始まりですよね、我々の付き合いのね

坂井秘書
そうですよね、はい

山田議員
「そうなんですよ。だから、ある意味で、赤松さん達にもって言うと怒られますけど、最初アラームというかね、ウチがなんとなく持ってったという所では、良いスタートが」

赤松先生
それがね、日本の漫画の絵柄だと、ぶっちゃけその、そんなに画力ない人が(苦笑)。お母さんキャラでも、少女キャラでも、もう同じですよ(笑い)。ぶっちゃけあんまり描き分けられないです、下手だから。みんなそんな感じ、みたいなのがあると、見た目でね、判断されちゃうとみんな幼女ってことになっちゃう。

もしくは、相当有名な作家さんの作品でも、昔のね、江戸時代とかの話を描いた時に、少女が犯されるみたいな事のエピソードが出てくるとこれが、すごくいい作品なのに引っかかっちゃうとか。なんかちょっと良く分かんないふうになっちゃうんだよっていうことをね、割と分かってきたっていうことですよね

(中略:雑談的な話題に移ったので中略)

山田議員
しかもヒドいんですよ、この(児童ポルノ法改正案の)附則の2条はあたかもですね、性犯罪、児ポ法ですから、基本的には性虐待を防止しようと言う法律なんですが、あたかもそれが漫画・アニメ・ゲームに、いわゆる原因があるんだ、と

坂井秘書
実際の犯罪に結びつく

山田議員
そういうのを前提として作られていた附則の2条なんですよね」

赤松先生
「はい」

山田議員
これは、それはないだろうと。実際このまま附則の2条が進んでしまえば、当然そういう文脈でもってストーリーが作られてしまいますから

赤松先生
一応でも、この案は、マンガとか創作物が実際の児童の性虐待に影響するのかどうかを調べ始めるみたいなことを言ってたんですけど、やっぱりそれが入っちゃうと事実上何年か後には入るって感じですか?

山田議員
あのね、それともう一つ問題だったのは、『必要な措置を講じるものとする』って書いてあった

赤松先生
ああー、なるほどねぇ

山田議員
これが条文で、重要なのはここなんですよ。『検討が加えられ、その結果に基づいて必要な措置が講ぜられるものとする』っていう

赤松先生
「そうか」

山田議員
「オートマティカリーにできちゃう。明らかにこれはいろんな人とも議論したんだけれども、もうあるストーリーがあって、マンガ・アニメ・ゲームを制限していきたい。このスタートを切りたいっていうのは明らかだった

赤松先生
なるほどね

山田議員
「で、特に僕はこれやっててですね、恐ろしさを感じたのは、もうハッキリ言っちゃいますけれども、高市早苗さんがですね、自ら。当時、みんなの党って所に僕はいたんですが、政調会に乗り込んできて、説明に来たんですよ。

で、なにがスゴいって、当時、(高市早苗議員は)自民党の政調会長ですよ。与党の三役の政調会長がわざわざ少数政党の政調会まで来て一生懸命述べるなんて、安保法制だってしなかった」

赤松先生
「ああー」

山田議員
「秘密保護法も安保法制(の時)だってやらなかったのに、もうどんだけやりたいんだと。いうことで、まさか僕に反撃をくらうとは思わなかったんですけど、ボロカス言ってね、ちょっと大喧嘩状態になったんですよ」

赤松先生
「ええー! それ聞いてない!」

山田議員
「あの場で」

赤松先生
「マジっすか?(苦笑)」

山田議員
「それでやっぱりいろいろ、自民党も若手が動いた。いろいろな事がこれはあって、公明党も動きました、実はね。で、それでもって、見直しが入って、もう一回来たんですよ。あれ、1年後ぐらいだっけ」

坂井秘書
「たぶんでも、その間、裏で赤松さんが相当動いていただいたんじゃないですか? あれは」

赤松先生
「ああー」

坂井秘書
「あまりたぶん、どこに行ったっていうのは言えないと思いますけど」

赤松先生
「ううーん」

坂井秘書
「相当回ってきたんじゃないですか?」

赤松先生
「ううーん。(笑い)」

坂井秘書
「それすらも言えない(笑い)」

山田議員
「それで、いきなり高市さんが僕の所に来て、何て言ったかっていうと、『山田さん、私はこの条項(≒漫画等が関わる部分)を取るのに頑張ったのよ』と」

赤松先生
「え、これ削除するのに?」

山田議員
「そうそう。それで、『一生懸命尽くしたんだから、本体についてはマルっと認めて』と、いうようなことも言いに来た」

赤松先生
「へえー」

山田議員
「で、本体もこれ、もちろんすごい問題がある法律でありまして、」

赤松先生
「確かに」

山田議員
「ようは性虐待をされたとしても、ポルノじゃなきゃ捕まらない」

赤松先生
「そうなんですよね。ちょっと良くないですね」

山田議員
「これが本物の参議院の法務委員会で実際に使われた、これね、ウチ(=旧みんなの党)の行田さん。今、無所属になってますけど、行田さんが法務委員会のオブザーバー理事だったんで、代わりに読んでもらっちゃったんですよ、これ。いや、女性議員には申し訳ない。これはね、『ポルノに該当しないもの』っていう、このキワモノを、ひとつひとつ確認をしてったっていうですね。なんかエログロ委員会みたいになっちゃったんですけども。

児童ポルノに該当しないもの
 

で、全部これは、結局その通りということで、実際に虐待されていても…。つまり、虐待をされたものを流布されるのがダメだということで取り締まるはずの法律だったのに、簡単に言うとポルノ、つまり裸じゃなきゃいいっていう」

赤松先生
「そうなっちゃってますね、はい」

山田議員
「逆に言うと、いわゆる虐待されていなくても裸だと捕まりやすい。で、これがマンガ・アニメ・ゲームにまで適用しようというような、なんかこう意味不明な話になっちゃった」

赤松先生
「ですね。ちょっと、非常に創作するほうとしては怖い

坂井秘書
これは赤松さん、もしかしたらさんちゃんねる(注:「さんちゃんねる」は山田太郎議員のニコ生の題名)でご存知かもしれないですけど、韓国はアチョン法(注:アチョン法は韓国版児童ポルノ法のようなもの)で2000人、日本のマンガを持ってるからって逮捕されちゃったっていう

山田議員
日本のマンガを持ってる(という)理由ですよ

赤松先生
これはね、私、活動してて分かってきたんですけど、マンガ家の人達がですね、意外と知らないですよ、この件についてもね。こういうのっていうのをね、どんどん創作家の間でも広めてかないと、何もできなくなっちゃうぞっていう感じはしてます、はい

山田議員
僕もアチョン法を巡ってはですね、実は去年の秋に韓国に行ったんですが、向こうのアニメとか漫画協会、もうほとんど崩壊状態と。ちょっとでもそういう暴力とか、エログロをやるとしょっぴかれる。しかも向こうのアチョン法すごいんですよね。実は強姦罪よりも厳しい

赤松先生
「ああー、なんか書いてありましたね、うん」

山田議員
「しかもすごいんですよ。製造すると」

坂井秘書
絵を描くと

山田議員
なんとですね、懲役5年以上無期懲役以下

赤松先生
「(笑い)」

山田議員
「なんだそれはっていう。すごいな」

坂井秘書
それは流石にちょっと絵を描くのを考えちゃい…

赤松先生
いや、危ないからやらないですよ。それはもう

山田議員
しかも10年間の政府の監視付き

赤松先生
「ああー、すごいな」

山田議員
「だから、これで捕まりそうな人が『別の法律で捕まえてくれ』って言ったらしい」

赤松先生
「(苦笑)」

山田議員
それぐらい極端。しかも、本当の子供を、いわゆる実在のね、実在の子供に対するものも、マンガ・アニメも同等なんですよ

赤松先生
「すごい」

山田議員
「すごいでしょう」

坂井秘書
「『マンガ描くな』と一緒なんですよ」

山田議員
「これはちょっとやり過ぎだろうということで、韓国最高裁でも争われたんだけど負けちゃったんですよね、4対5でね。というね、隣の国がこれで、もうちょっと踏み込んだ表現をすると、やばいというので、もうマンガ・アニメ壊滅的です、と」

赤松先生
「なるほど。怖いですね」

坂井秘書
「スラムダンクの桜木花道の制服のここのオリの所も、モザイクがかかる」

赤松先生
「な、なんで?」

坂井秘書
「日本の軍国時代を想起させるから」

赤松先生
「ああー」

坂井秘書
「ナイフもモザイクかかるし、タバコもモザイクかかるし」

赤松先生
「(苦笑)」

山田議員
「いやらしいんだよ、かえって。モザイクだらけですよ」

坂井秘書
いやでも、それ笑ってられますけど、僕びっくりしたのは、韓国の人に聞いたらそれが普通なんですよ。だから、それを『おかしい』と思わなくなっちゃってるんですよ。タバコにモザイクがかかることについて

山田議員
小さい時からもうそうなっちゃってる

坂井秘書
だから、表現規制ってそういうのを、どんどんどんどん侵されていくと、それが普通になっちゃうっていう、その怖さがあるなっていうのは、すごい韓国に行って思いました

赤松先生
確かにね、なるほど

山田議員
「だから、描く側はビビってるみたいですよ、やっぱりね」

赤松先生
そういう観点から言うと、(児童ポルノ法改正案の)附則第二条で調査を始めるぐらいの感じのやつでも潰しといて良かったって感じですね

山田議員
うです。いや、これはね、かなり厳しかったと思いますね。あとはまあ、なんとか附帯決議を付けました

赤松先生
これ大活躍でしたね

山田議員
「もう全会一致で、取りつけるの大変でね。私も作って読みましたけどね」

赤松先生
附帯決議に関しては、これは…。私が前回(山田議員のニコ生に出演した時に)聞いたのは、『付帯返し』というね、かっこいい(笑い)

山田議員
附帯は何のために付けたかって言うと2つの理由があったんです。ひとつは、『マンガ・アニメ・ゲーム、それでも規制したいんで今後調査させろ』という附帯が出てくるんじゃないかって話があった。それは、衆議院の法務委員会で相当そういう議論してたから。『(児童ポルノ法改正案の漫画に関係する部分を)なんで外したんだ』と

赤松先生
衆議院ですごかったですよね。それは、でも、私はその話知らなくて、あらかじめ自民の先生方に、『これは今回マンガを守るために、まあ取ってあげるよ』みたいなことは、はじまってから決まってたので。衆議院で袋叩きにあって、そういう附帯みたいなので入ってくるっていうのを全然予想してなくて。そこらへんはすごい助けていただいた

山田議員
ヤバかったんですよ。そういう動きがあったんで、じゃあ自分も附帯を出せば、どっちが先かみたいのもあるし、附帯に絡めるから話ができる。

あともうひとつは、この法律は議員立法なんだけど、本文の条文に私一切関わってないんですよ。でも、附帯に関われば、もしこの条文で、何か、例えば警察とかが扱った時に、自分も附帯を付けた当事者として、立法意思としての一員に入れる。これ大きいんですよね。

というのは、例えば、判決とかになった時に、私が声明出せるんですよ。あの時の当事者。この附帯まで付けた当事者として、どういう趣旨でこの法律は、我々立法府としては作ったんだということは声明できると。これは実は裁判にも影響があると言われてるので。そういう意味で、附帯をなんとしてでも自分で作りたかった

赤松先生
「これ、もし自民のほうが附帯出してきてて、山田先生が出さなかったら、これは読める? 読めないんですか? 附帯のアイデアみたいなのは、事前には。どっちも出したから、すり合せするんでしょう?」

山田議員
「そうです」

赤松先生
これ、結構危なかったんじゃないですか?

山田議員
危なかったです、危なかったです。先にもう手を挙げて、『附帯は出します』と。実はこの付帯ももっと多かったんだよね

坂井秘書
『マンガ・アニメは関係ない』とかいうのも入ってたんですよ、実は。削られて、最終的にはこういう所で。まあ、それはもう削られるの分かってて入れた感じですよね

赤松先生
すごいテクニカルですね

山田議員
そうなんです。かなりね、すごいスレスレな所で毎日やってましたからね

赤松先生
これはね、白い紙にね、何か絵を描いて、それが銃とか麻薬とかと同じく、持っちゃいけないみたいな事っていうのは、ホントにね、恐ろしいことで。別に銃作ったり麻薬栽培してたわけじゃなくて、紙に何か描いて、それがもうダメっていうのはホントに恐ろしい世界ですよね

山田議員
まあでも、その延長上になるような第一歩だったので

赤松先生
「はい」

山田議員
これは阻止できたっていうのは、非常に大きかった

赤松先生
これは商業作家的には一番大きかったです、はい。で、次に、同人作家的に

山田議員
「そうなんですよ。なんかいろいろ起こりますよね。TPPの著作権の非親告罪化

(中略:雑談的な話題に移ったので中略)

赤松先生
それで、TPPに関しては、逆に私の方からリークしてったのかな」

坂井秘書
そうですね、はい。これは特に、法定損害賠償については、我々知らなかったというか、あまりケアしてなかったんですけれども、そこは『さんちゃんねる』の時に教えていただいたのかな?

山田議員
「あとですね、赤松さんに教えてもらったというか、強く主張されてたのは例のサークル同士の刺し合い」

赤松先生
「あー、はいはい」

山田議員
「ようはね、これは単純に言うと――」

坂井秘書
「そこは山田さん、しゃべっちゃいけないところです」

山田議員
「あ、そうなんですか」

坂井秘書
「赤松さんが(聞き取れず)」

(一同笑い)

赤松先生
現場的に言うとね、コミケのほうもカップリングがね、逆のやつを隣に置かないとかって、いろんなケアをしてるんですよ。みたいなのがあって、みんなが仲良いとは限らないと。あのサークルが憎いみたいなのもあるので。だったら奴らを落としてやるみたいなことを始める可能性がある、みたいなことを私が言い始めたんですけど。そういうのって言うのは現場にいなくちゃちょっと分かんないですよね。と言うか、私ももう引退して随分経ってますけど。

法定損害賠償もそうなんですけど、基本的には著作権侵害の非親告罪化ですよね、あとね。それで他のサークルをはめてやろうっていうのがちょっと怖い、とは思ってました。はい」

坂井秘書
「いやでも、ホントにそれを言ったらやっぱり、現場の人はみんな確かにそれはあるなっていうのは言ってましたよね」

赤松先生
「でも、TPPに関してはね、ほら山田先生が司会をやったあの会とか、出版社もそうですけど、『コミケはね、商業作家の、いわゆる揺りかごみたいなものである』みたいな形で言ってくれたりとか



坂井秘書
「審議会かな?」

赤松先生
あの人達がみんな揃って、じゃあやっぱりコミケは守っていこうよって事を安倍首相まで言い始めちゃって。すごく気持ちのいい会でしたよ

山田議員
まずですね、やり過ぎぐらいやったかなって感はあるの。というのは国会で二次創作とかコミケっていうのが一般用語になったっていう。で、実はこの著作権の非親告罪はビジネスの世界なんかにはもっと大きな影響があったんですよ

赤松先生
「ありましたね」

山田議員
なのに、その話が全部すっ飛ばして、毎回毎回参議院の予算委員会とかでやるもんだから、もういい加減安倍さんも1回珍事があったの。僕の顔見て、実はその時は(著作権侵害の非親告罪化による二次創作への影響についての)質疑をやってなかったのに、『表現の自由』とか『二次創作を守ります』って、僕の顔を見て言っちゃったっていう。質問してないのに

赤松先生
「ありましたね」

山田議員
で、あとからあの人は結構質問は失敗したり(せず)、そつないんだけど、しない人なんだけど、失敗をね。その時だけはじめて(失敗を)して、ニコニコしながらこっち来て、『山田さんの顔見ると(表現の自由と)書いてあるんで、しゃべっちゃいました』と言われて、びっくりしましたけれどもね」

赤松先生
「(笑い)」

山田議員
「話題になりましたけれども」

赤松先生
これに関してはその、与野党、議連を中心としてね、MANGA議連を中心として与野党がまとまって、コミケを守ったっていう、私はすごい美談として今も、ホントに良かったみたいな、温かい気持ちになるんですよ、だから」

山田議員
「あのー、これはですね、実は政府というか当局は、エログロ暴力は取り締まりたいんですよ。だけど、コピーに関してはどうして良いか分かんなかったわけよ」

赤松先生
「なるほど」

山田議員
「実は、これは早い段階でもう今だから言えますけれども、コピーに関しては海賊版、piracyをどうするかっていう議論があって、そこに抑えこもうと。で、結局そのpiracy、完全海賊版のものだけ非親告罪という形にできないだろうかっていうのは、実はですね(TPP交渉の)担当官と前から話してたんですよ」

赤松先生
「はい」

山田議員
「これはホントに偶然なんだけど、実はTPPのフロントで交渉やってるこれの担当官、渋谷さん、あ、言っちゃった、高校の先輩なんです」

赤松先生
「(笑い)」

山田議員
「そして、某弁護士の彼、は僕の後輩なんですよ」

(注:『某弁護士の彼』というのは、MANGA議連に関わっている某弁護士のことでしょう)

赤松先生
「麻布組ね」

山田議員
「そうそうそう。というやっぱり何か運みたいなものもあって」

赤松先生
でも、みんなまとまってね、コミケ守ってくれたっていうのは、私事実だと思ってる

山田議員
みんなで知恵を出し合って

赤松先生
だからこう言ったんですよ(注:「君は知っているか? コミケを救った英雄を」という赤松先生による帯メッセージを示しながら

山田議員
「ありがとうございます。で、どれぐらい影響があるかもみんな分かってなかったんですよ。僕は1年前びびってたのは、経産大臣に質疑をしたときには、実は(経産大臣が)『コミケに影響ある』って言ったんですよ」

赤松先生
「ああー、はいはい」

山田議員
「その時は軽微なものでも、いわゆる二次創作類であったとしても、ちょっとでも真似てるものは当然ね、権利は侵してるんだから、グレーは黒だ、と。こういうような解釈だったんだけど。

もうさんざんそのあと、ようは『学ぶより慣れろ、慣れるより盗め』みたいな感じで、かなり説得をして、『そりゃそうだよね』と。で、やっぱりMANGA議連はある意味ですごく大きな影響というか。で、しかも馳さんがまさか文科大臣になるとは思ってなかった。

(注:馳浩文部科学大臣はMANGA議連幹事長)

山田議員
「で、馳さんと古屋さん(注:古屋圭司議員。MANGA議連会長)に対しては僕も、実はマンガ・アニメ・ゲーム展っていうのがあった時に、教育をしたんですよ。えーと、確か『なのは』だったっけな? か、なんか。同人でゲームから上がってったじゃない

(注:『同人でゲームから上がってった』という発言と、以前の山田議員の発言から想像するに、『なのは』ではなく『ひぐらし』と言いたかったのかもしれません。まあ『なのは』もルーツを考えるといろいろと興味深いですが)

山田議員
昔はジャンプみたいなものが大賞を決めてルートだったんだけど、同人を大切にしなければ。真似てるけど、みんな大作家、赤松先生だって、たぶん少しずつ真似ながら――

赤松先生
そう、セーラームーンとかエヴァンゲリオンね

山田議員
――出てきたわけで、どこかしら似てたりするのを全部取り締まっちゃったらば、もうおかしくなるよと。クールジャパンって政府は言っといて大丈夫? って言ったら『なるほど』って話になってったのね。だから、相当な時間教育が、まあいろんな人達からもあったというのは大きかったですよね」

赤松先生
「なるほど」

坂井秘書
「でも、最後極めつけは、赤松さんにも来ていただいた、MANGA議連の(ヒアリング)

山田議員
MANGA議連の僕が司会やったやつね。仕切っちゃったやつね。古屋(MANGA議連)会長から『山田さん、コミケの準備会とかいう人、話長いから切れ』って言ったんだけど、僕は抵抗したの、司会として、特権として

赤松先生
あれもう、馳先生、文科大臣でしたよ

山田議員
「そう文科大臣だった」

坂井秘書
「ちょうど文科大臣になって初回の会か何かだったんですよね」

(注:著作権法は文部科学省の領分なので、MANGA議連幹事長の馳浩議員が文部科学大臣に就任したのは大きかったと言えます

山田議員
それで、話ずっと聞いてて、アバウトに、著作権課長に、森課長に(馳文部科学大臣が)『聞いた通り、ちゃんとマンガ・アニメ・ゲーム守れよ』と

赤松先生
言っちゃった

山田議員
言っちゃった。命令しちゃった

赤松先生
命令しちゃった

山田議員
文科大臣が著作権課長に命令をしたと。もう(著作権課長としては)どうしようもないよね、目の前で。しかも僕ね、ちゃんとマスコミを入れといたんですよ

赤松先生
おおー

山田議員
「あれがブラックボックスにしないように、呼んだんですよ」

赤松先生
「なんかいると思ったら、NHKとか」

山田議員
NHKとかも全部呼んだの、呼んどいたの。それでコミケにとにかくしゃべらせる。コミケにしゃべらせなきゃいけないと思って、里見さんが30分ぶちまけまくったのを、隣で古谷会長は『とにかく切れ』って言ったんだけど、『いや、今回はコミケのために開いてるんですから、思う存分しゃべらせて下さい』って言って、やらせたんですよ。そしたら、横で聞いてた馳文科大臣が『分かっただろ?』って言って。『ちゃんと守れよ』とか言って

赤松先生
コミケ守る、みたいな

山田議員
『守れ』言っちゃった。文科大臣の命令が目の前から課長に対してあったらもうどうしようもないね。しかもメディア入ってるし。これで決まったの。その後ね、著作権課の担当官が僕らの所に嬉しい顔して持ってきたよね、『条文ができたんです』と。法律の一応案ができたんで、先生に見てもらいたいって。『基本的には海賊版以外は親告罪(のまま)です』と。よくやった、って感じで」

(一同笑い)

赤松先生
素晴らしい

坂井秘書
「でもたぶん、あの彼とか『ネギま』とか読んでたんじゃないですか? たぶん」

赤松先生
「誰ですか?」

坂井秘書
「文科省の担当官」

赤松先生
「ああ、いや、あの代はね、『ラブひな』ですよ。なんか内閣府とか行くとね、担当官がなんか最後に『読んでました』とかいう代になってきたんです、そろそろ」

坂井秘書
「なるほど、そうですよね。それはでも大きいですよね」

山田議員
「あとね、面白いんだよ。『コミケに行きましたか?』っていうのは結構ギロチンで、『行ってない』って言ったら大変なことになるんで、『コミケには行ったことがあります』と、一度でも、みたいな。結構そんな雰囲気でしたよね」

赤松先生
「多いですよね、はい」

坂井秘書
「だいぶみんな見に行くようになってますよね。官僚の人達も」

山田議員
「やっぱりクールジャパンとか言っといて、二次創作とかサブカルとかコミケ知らないっていうのは、もう話にならないっていう雰囲気にはなった」

赤松先生
「確かに」

山田議員
「ただね、これが僕、よかったかどうか。つまり、サブカルだったのに、ある種カルチャー化してきちゃった。だから、政治的に圧力が加えられちゃうんだよね」

赤松先生
「まあその可能性もありますよね」

山田議員
「だから僕はよく、この番組でもちょっとディスされれるのアレで言うと、(コミケ)準備会がね、あの時に声明を出したのがよかったかどうか僕は分からないんですよ」

赤松先生
「なるほど」

山田議員
「これはね、『知らない』っていうふうに言っといたほうが良かったかもしれない。勝手に現場がやってるんであって、準備会としては著作権を侵してるか侵してないかは、なるべく頑張るけど知らんって言っておけばよかったのに、先頭立っちゃったっていうことは」

赤松先生
「それはね、なんかでもいろいろ迷ったらしいですよ。でも、いつまでもそういうことはできないっていう決断があったらしいですよ、やっぱり」

山田議員
「そうそう。だから、一皮も二皮もむけて、コミケはですね、サブカルからカルチャーになったところなのかなあと」

赤松先生
「確かに」

山田議員
「まあこんなことがあってですね、なんとかこれも戦い第二編、勝った、かろうじて勝ったというかですね」

赤松先生
「まあ、うーんと、単純所持はこっち」

坂井秘書
「単純所持は児ポ法ですね」

赤松先生
「商業的にはまあ単純所持は入っちゃったから、完勝ではなかったけど、まあ附則第二条取れたんで良かったと。で、TPPのほうも、著作権侵害の非親告罪化は、(制度的な変更は)海賊版だけってことになってこれも良かったと。で、ずっと勝ち続けているっていう感じで来たんですよね」

山田議員
「そうなんです。それで有害図書指定ですよ。軽減税率の――

赤松先生
「これ最近の話ですよね、割と」

坂井秘書
「これ最近、年末ですかね」

山田議員
これはね、びっくりした。菅官房長官が、これ公明党の影響も受けて、出版物も軽減税率、とこういう話になったんですね。で、いやー、これはね、流石にやばいなと。いわゆる権力のNo.2が、プライドをかけて言っちゃった、記者会見、それからBSの番組でも。

そこで、どうしようかなあと。で、これね、何に繋がっているかというと、やっぱり青少年健全育成条例とか青少年健全育成基本法」

赤松先生
ちょっとまず、これ詳しくない人に対してちょっと説明したほうがいいんじゃないですか? 軽減税率、『本とかはね、(消費税の税率を)軽くしてよ』みたいなの。まあ、諸外国でもやってるので。でも、『ちょっとエロいやつっていうのはどうなの』とか

坂井秘書
簡単に言うとエロ本を税金安くするのはいかがなものかと

赤松先生
うん、ていうこと。で、みたいなのがあって、(菅官房)長官が出版社側にボール投げちゃったんですよね。で、出版社側も『ぜひやりたい』みたいな言って、こう

山田議員
「本当なんだよ、もう。これ誰のための戦いなんだって、あのね(聞き取れず)を見た時は怒ったよね。小学館ですか? はい。あのねー、参ったよねーと思いながら、だけどこれは確実に青少年健全育成基本法につながってくもの。

これはなぜかというと、税率を決めるのに何が有害か、何が有害じゃないかっていうのを決める必要があるんだけど、税制からは来ないんですよ、そんなものは。となると、一番手っ取り早いのが、今ある青少年健全育成条例なんだけど、条例のレベルじゃアカンということで、これセットになるはずだったんです。

そういう議論もしてたらしいんですね。で、これはやばいと。しかも、青少年健全育成条例や青少年健全育成基本法は本来区分陳列の話なのに、これ有害図書指定してしまうってことは、成人のものについても10%か8%かっていうことで、図書そのもの全体がですね、エログロ暴力モノについては、事実上こう発禁じゃないんだけど――」

坂井秘書
「良いものと悪いものに分けられちゃうってことなんですね(注:国家が良い本と悪い本を選別することに対する懸念を仰っているのでしょう)」

赤松先生
結構このコウ重要で、これに関しては漫画家協会は動けなかったのと、出版業界はむしろ協力しちゃったので、これ事実上、先生が1人でやったようなもんじゃないですかコレ

山田議員
これはね、孤独な戦いでした。超孤独な戦い

赤松先生
私は動けなかったんですよ、これ。これね、もっとみんな評価すべきだと思うんだけどね

山田議員
ありがとうございます

赤松先生
すいませんでした。協力できなくて

山田議員
「それで、何を持ちだしたかというと、これ私流のやり方なんですけれども、自分たちでこの法律を作ったらどうなるかって研究を始めたんですよ。わざわざ参議院の法制局だったりとか、内閣法制局だったりとか、法制局を使って法律を作ってみると、租税法律主義って話が出てきた。

つまり、税金というのは勝手に民間が『こいつは有害である』とか『こいつは有害でない』っていうことで、民間が税率を決められない。っていうことは、財務省を始めとして、公的なものが税率を決めるっていうことは、中身で事前に見とかなきゃいけない。

で、もうひとつ知っといてもらいたいのが、有害図書指定かどうかっていうのは二種類あって、一律指定っていうやり方もあるんだけど『これは何ページ以上がエロいのが載ってる』とか。一方では、毎月毎月審査会があって、本屋さんに行って見てきて、あとから指定される。でも、あとから突然8%で売ってたのに税率が10%になるっていうことはダメじゃないですか。

ということはこれは、安倍総理に対して『検閲に当たるんじゃないか』と。事前に全部見なきゃいけないと、チェックして。『事前検閲ということは憲法で禁止されてるのをやるんですか?』って言ったら、安倍さんはね、検閲とかって言葉ね、嫌いなんですよ。好きかもしれないんだけど、もうね、極端に反応するの。それで、『検閲は死んでもやりません』って言った瞬間に飛んだんです」

赤松先生
「おおー」

山田議員
「だけど、今だから言いますが、ちょっとはめちゃった所がありまして、もう言っちゃいましょう。検閲かどうかは税率だけでは検閲にならないですね。差し止めたらはじめて検閲なので

坂井秘書
出版禁止は検閲なんです

山田議員
そうそう。必ずしも検閲かどうかってことは分からなかったんだけど、『これはやりませんって言っちゃった』。総理が『やりません』って目の前で言っちゃったの。それで飛んだんです

赤松先生
すごいじゃないですか

山田議員
これはね、国会の質疑で勝ったの

赤松先生
素晴らしい。これ、よく1人でやりましたね。ホント協力できなくて申し訳ない

山田議員
「いやいやいや。3月10日ですよ、今でも覚えてます。やりました。かなり辛かったですよ、これは」

赤松先生
これね、もしこれ行ってて、アレだったら、エロマンガなんかはすごい影響受けてたんだけど、エロマンガ家の人達はあまり知らないと思う

山田議員
「そうなんですよ。言ってくださいよー」

(一同笑い)

坂井秘書
「言って下さい、これはもうホントに」

山田議員
「『オレがやったんだよ』って自分は言いにくいから、これは赤松先生言って下さい。いや、これね、ホントに、分かりやすい規制になっちゃうんですよ。今頃を考えて下さい、想像して。有害図書指定っていうのを、今頃軽減税率でもし認められてたら、作業入ってますよ」

赤松先生
「ああー」

山田議員
「もうどういうものが、有害か。そしたらエログロ暴力の範疇をみんなでこぞって決めてるよ、今頃」

赤松先生
「これ消費税のやつですよね」

坂井秘書
「消費税ですよ、はい」

赤松先生
「消費税だったら、(増税が)延期になったから、今はいいんじゃないですか?」

山田議員
「その前に、消費税通る前に、準備するでしょ? その前に決めなきゃいけないから。つまり、これは規制派の人達からすれば、すごい口実なんですよ」

赤松先生
「あともう一個。TPPがなんかアメリカの方で、もう結構、どうかなって感じ。我々が頑張ったけど、なんかどうなんのかなみたいな」

(注:TPPは発効しないのではないかという観測も有力になってきていますね)

山田議員
「取り越し苦労だった? だけど、でも、一定の解釈が決まったから、今回」

赤松先生
「うん」

坂井秘書
「まあ次の交渉はこれがベースになりますから」

赤松先生
「もっとヒドくはなんないのでそれはよかったかなって感じがしますかね、はい」

山田議員
「というのは、これ実はTPPに入んなくても、著作権の非親告罪化っていうのは流れだったから。(親告罪なのは)ベトナムと日本だけだったりとか」

赤松先生
「確かにね、うん。今回上手くやったのは、じゃあ良かったですね、はい」

山田議員
「と思って下さい」

赤松先生
「はい。コミケやってる人達は知ってるんですかね?」

坂井秘書
「TPPはわりとコミケの人達には有名になったのかな――」

山田議員
「ThinkTPPの側も一生懸命やってからから。津田大介さんたちもね」

坂井秘書
コミケも最終日かなんかにシンポジウムを

山田議員
「そうなんですよ、呼んでくれて」

赤松先生
「あー、はいはい」

山田議員
コミケの最後の、コミケの準備会の人達が100人ぐらいで、地べたに座って、やるじゃない。その時に呼んでいただいてね、あれ嬉しかったですよね

坂井秘書
あ、反省会の時

山田議員
反省会で、大拍手で

坂井秘書
反省会は嬉しかったですよね、あれ

山田議員
「嬉しかったですよ。で、そのあとみんなでツイートが流れてきて、嬉しかったですよ、あれはね、ホントにね。手応えというか、やってて良かったなと思いますよね、政治家も」

赤松先生
あの場の人達だけでも、まあ感謝はしてるのではないかなと

坂井秘書
「どちらかというと準備会の方たちっていうか、スタッフの方たちって、あそこで演説やってるの知らないじゃないですか。まあ知ってるかもしれないですけど――」

赤松先生
「いや、知ってるんじゃないですか?」

坂井秘書
「あの、見てはないじゃないですか」

赤松先生
「見てはいない(苦笑)」

坂井秘書
「だから、1回も見たことないし聞いたこともないっていうような、のにあそこまでこう、拍手で迎えてくれたっていうのが――」

赤松先生
「シンポジウムで松先生、解説がいたんだけど亡くなられて…」

山田議員
「そうなんですよ。残念でした…。…で、次がですね、いろいろありました、国連の

赤松先生
これね、これもねー、漫画家協会、全く協力できなくてホント申し訳ない

山田議員
「頼みますよー。これは、もう何度もこの番組ではやってるんですけれども、まずブキッキオさんをこんなに有名人にしたのは私です

赤松先生
「そうでしょう」

山田議員
普通、国連の報告官なんていう人が来日してることも知らないし、その人が外国人記者クラブで英語でなんかしゃべって帰るなんていうことも知らないんで、ニュースにもならずに終わるはずだったんですよ。

でも、人権委員会と女子差別撤廃委員会では、実はかなりエグい、日本のマンガ・アニメ・ゲームを禁止すべきだと。『extreme』としか書いてないから、『極端』の定義がないんだけど、基本的に言うと、もう日本のマンガ・アニメ・ゲームはエロ輸出だみたいな、レッテルが貼られていて

赤松先生
個人的な見解として、やっぱマンガ規制したいってことを言ってらしたんですよね

山田議員
「それで、援交13%ならびに30%発言っていうのが話題になった。あれも」

赤松先生
「なんですかね、あれね」

山田議員
「で、実はそれ以上に、問題だったのは、ブキッキオさんは、まさにマンガ・アニメ・ゲームを規制するということで、3月にある勧告のための事前の調査として報告官として日本に来てたんですよ。

で、結局予定通りそういうような内容が出たんだけど、我々も分かっていたのは、日本は2つの条約に入っていると。で、ひとつはですね、えーと」

坂井秘書
”児童の売買、児童買春及び児童ポルノに関する児童の権利に関する条約の選択議定書”かな?」

山田議員
というものと、あとサイバー条約っていうのがあるんですよ。で、その中には明らかにマンガ・アニメ・ゲームを規制するような内容があるんだけど、日本政府はですね、それを批准するときに留保または除外してるんですね。

これをきちっと質問主意書でもって、事前に閣議決定させておいたと。そうでないと、バーって言われると、外務官僚もね、『あ、そうですか』みたいな。結構そういう話があるので。だからあれはね、すごくタイミングを見て質問主意書を出したんですよ。

早めに出し過ぎると向こうの勧告が変えられる。だから、向こうの勧告が出てるだろうな、という頃に。質問主意書っていうのは帰ってくるのに1週間から2週間かかるんですよ。そのタイミングで出したんで、先に質問主意書で閣議決定がされたあとに、国連の勧告が来たのでマヌケって話なの

赤松先生
そういうね、与党だとか、外圧だとかっていうものに関して、何か来た時に、『あ、ヤバイ』って我々が言ってる時に、もう動いてるのがこの山田先生なんですよ

山田議員
ありがとうございます

赤松先生
だからね、便利なの

(一同笑い)

山田議員
使って下さーい

赤松先生
便利で

坂井秘書
「でも実は、我々もここにいらっしゃる皆さんから事前に教えていただいてる」

山田議員
「そうなんですよ」

坂井秘書
「そういういろんな情報が集まって、当然自分たちでする所もありますけど――」

赤松先生
「ネタが、ネタが集まってくる」

坂井秘書
「ネットとかでみんなから教えてもらったり実際に教えてもらったりっていうのもありますしね」

赤松先生
それでね、私も一応漫画家協会の理事会を通して動かないと正式には動けないので間に合わないし。あと、気づいてちょっとどうかなって考えてる時間とかあるんですけど、そういう時にだいたい山田先生がね、やってくれるので。

その『便利だ』っていうのをね、『もっと認識したほうがいいですよ』っていうのは、今回私が言いたいことなの。こういう便利な人がいなくなると困るんですよ

山田議員
「あのね、これはひとつ僕は自負してるんです。表現の自由を規制するのは反対っていう人はそれなりにいるんですよ。だけど、実効力を持ってどのタイミングで動くかっていうことは、今回3年半議員やってきて、すごく大事。これは遅すぎても早すぎても。

特に、遅すぎちゃ全然意味が無い。例えば、TPPだって、3ヶ月タームが遅れれば、変な形で決まってたかもしれないし」

赤松先生
「確かにね、うん」

山田議員
「児ポ法の時だってそうですよ」

赤松先生
「もうギリギリでしたけどね、うん」

山田議員
有害図書指定だって、菅さんが言った直後に、みんな簡単に予算委員会に出て発言してるように思うんだけど、あのポジション取るのも大変なんです。あんまり言っちゃうとあれなんですけど、前もって表現規制やるよって言うと、党からも嫌われるんですよ。

『お前のことばっかやるなよ』って言われかねないので、何となく経済のことをやるような雰囲気を見せといて」

赤松先生
「そういう微妙なパワーバランスがあるんですね」

山田議員
「あるあるある」

赤松先生
「なんか好き勝手やってるんじゃないんですね」

(一同笑い)

山田議員
「それはみんなNHKテレビ入りで総理入りの15分とか20分の枠の中に、それは出たいんですよ、みんな。だから、僕もカードっていうのは早めに切らないんですよ。だから、ちゃんと考えていて、この時にはこれは聞いてもタイミングが悪いから、『他の先生、どうぞどうぞどうぞ』って言っといて、『そろそろ私も順番だと思うんですけど』って、きちっとあそこの席に座って質疑をするっていうのは毎回できるわけじゃないから」

(中略:タイミングよく質疑の機会を確保するための頑張りについて)

山田議員
あともうひとつは、いきなり質疑してるんじゃなく、1ヶ月ぐらいやってるんです、あれ」

赤松先生
「へえー」

山田議員
事前に、詰めを、ねえ?」

坂井秘書
はい。実はそれはやってます

山田議員
で、実は、あれね、最初はみんなノーなんですよ。そんな向こうはイエスなんて言ったら政府じゃないから。だから、それはすかしながらね、こう脅しながらね、こういろんなこと言いながら、『でもね』って言って、いろいろ引き出しながらやって。で、ヤバイ時にはあれ質疑してないの。何回か飛ばしてるんですよ、実は

赤松先生
「へえー」

山田議員
「質疑書としてはたてたんだけど」

坂井秘書
「3分の1ぐらいしか質問にならないんです、実は」

山田議員
「質疑書は飛ばしてるの。このタイミングで言っちゃったらマトモな回答が得られないなと思うときは振ってるんですよ。そうじゃないと確定しちゃうから、変な答弁されると」

赤松先生
「なるほど」

山田議員
「で、答弁は、確実に官僚が書くから、『こう書いてね』って言って」

(中略:一度だけ山田議員の念押し通りに答弁してくれなかったケースの話題。表現規制関連の話題ではないので中略)

赤松先生
そういういろいろ駆け引きあるんですね。私はなんか山田先生がバーって言って、『コミケ、コミケ』みたいなこと言って、『イエーイ』みたいなこと言ってるのかと思ったら、割と味方の中でさえいろいろあると

山田議員
「それはだって、そんなことやったらただの野党になっちゃうもん。僕はそこは民間の会社の出身で営業だったってことですよ。やっぱり営業の難しさっていうのは、フロントで交渉してるだけじゃなくて、向こうの役員会にも通さなきゃいけないじゃん。予算とか」

赤松先生
「はい」

山田議員
「だいたいエネミーだらけなのよ。そこに対して、どうやってアプローチをしていって、そういう人達まで、この自分の味方を通じて変えさせて答弁取ってくるかっていうのは、そんな簡単じゃない」

赤松先生
「なるほど」

坂井秘書
「前の日、事前に答弁を送ってもらって、『ダメ』とか『良い』とか『もうちょっとこうして』とか、そういうのを話す」

山田議員
「ギリギリ朝まで徹夜になって、1時間前に決まってものもあるからね」

赤松先生
「これで私ね、この4つをなぞってきて思ったのはね、どれも勝っちゃったでしょう? だから、逆に『え? 普通に生活してれば守られるんじゃないの』って」

山田議員
「いやいやいやいや」

赤松先生
「特に商業漫画家は、別に今でも普通に暴力もエロも描いてるし、このあともどんどん描けるんじゃないのって」

(中略:ネタ的な話題に入ったので中略)

赤松先生
もしね、この中の、例えば児ポ法が、調査検討を開始しちゃってて、それで我々萎縮して、変わってたらば、『ああー』っていよいよ自分でね、『変えていかなきゃ』みたいなのが、商業漫画家に芽生えたかもしれないけど、結構そういうので連続して山田先生が勝っちゃってるので。みんなこう――

山田議員
「当たり前だと」

赤松先生
当たり前になってきちゃってるんじゃないですかね

山田議員
いやでも、これ1回でも負けてたら取り戻せないからね

赤松先生
まあ、それはそうなんだよなあ

山田議員
「このね、本にも、そういう意味で、最初に小説みたいなの書いたんですよ。もし1個でも負けていればどういうことになっていたか。

で、確かに韓国はアチョン法でやられ、次は米韓FTAでやられ、もうムチャクチャですよ。で、僕はひとつこれは経験になったのは、ダンス禁止法を経験してるから。ダンス禁止法は数年前に六本木で麻薬だとか暴力事件があって、12時以降ダンスが出来なくなっちゃったの。

で、これ盆踊りも出来なくなっちゃったってことで、やりすぎっていうことで、緩和というか元に戻そうとしたんだけど、なかなか戻らない。それは何故かと言うと、あの法律で捜査されたり、起訴されたり、逮捕されたり、罪になった人もいるのに、途中からオチャメですというわけには、やっぱり警察もいかないから。ものすごい抵抗があったんですよ。

で、最近になってやっと施行されて、12時以降できるようになったけど、まだいくつかのことは本質的に変わってないんだよね。もう論調もヒドくて、あれオッケーになったって言ってるんだけど、何ルクス以上がどうだこうだってものすごい細かく決まっているから。実を言うとあれでもって解禁とはちょっと言いがたい状況なんですよね、実を言うと。

もうホントに明るくしなきゃ無理っていう。それじゃこれダンスホールじゃないだろうっていう、実際はね、こういう状態になってるんですけど、あんまりそういうことは報道の人達っていうのは関心ないから、伝えてないんだけど。

だからね、僕はあれを見ていて、一度法律が作られて、オンしちゃうと、そんな簡単に変わらない、戻らない」

赤松先生
「そうかあ、なるほどね、うーん」

山田議員
「だから、負けるわけにはいかないんです」

赤松先生
負けるわけにはいかないのかあ、うーん。ちょっと少しひどい目に遭うと危機感出るから、と思ったんですけどダメですか?(冗談めかして)

山田議員
僕的には、それは支持ももらえるかもしれないけど、負けるつもりがなくてやってきたし

赤松先生
うん、それはでも感謝してますよ。ありがとうございます

山田議員
「ありがとうございます。そして次。ここまではこれで来たんだけど、やっぱり青少年健全育成基本法。これはね、大物ですよと、いうことで。あれ、ちょっと条文は? これは負けるわけいかないと。これがですね、青少年健全育成基本法の原文ですけれども、2年前に参議院に出たんですね。

で、これ私、分かんなかったんですね。何でかって言うと、子ども若者育成支援推進法の一部を改正する法律案って出てたんで、まさかこれが青健法(=青少年健全育成基本法)って分からなかったんですよ。これが、ネットで皆さんに教えてもらったの」

赤松先生
「チクリね」

山田議員
「そう。いや、連絡(笑い)。で、『山田さん、スゴいのが出てるんですけど知ってますか』って言って、お恥ずかしながら同じ参議院に出てるのに知らなかったんですよ。でも、見てくださいよ、これ法律名も変えちゃってるんですよ。しかも目的が全部違うのよ。これ、線が引いてある所は、変わってるの」

坂井秘書
「1ページ目は全部変わってるんじゃないですか」

山田議員
「これ見てくださいこれ、線だらけです。線が入ってない所は変わってないの。つまりね、目的は変える。条文の半分以上は変わってるんです。こんなの見たことないよ。で、これはね、ズル」

赤松先生
「(笑い)。ズルって言っちゃった」

山田議員
「なんでこういうことをするかって言うと、やましいから」

赤松先生
「なるほど。まあそうでしょうね」

山田議員
「堂々と青少年健全育成基本法作るんだったら新法で出せばいいじゃない、ゼロで。だって、この法律はすごいよ。(子ども若者育成支援推進法は)何のために作ったかって言うと、子どもの権利条約を受けて非行だとか貧困に対して作った法律なの」

赤松先生
「はい」

山田議員
「なのに、それ全部消されたのよ。貧困も非行も消えたの。で、青少年の健全育成だって言ってるわけですよ」

赤松先生
「そう、うん」

山田議員
「もう全然違うだろうと。じゃあなんで新法にしなかったかと言うと、新法っていうのは立法事実っていうのが問われて、これぐらいの新法になると、たぶん衆議院で3回、参議院で3回、委員会で。で、本会議入れると4回以上かかるんですよ。

だけど、改正案だとヒドいとね、3時間ずつです。もっとヒドいと委員長提案で行っちゃう。ということは知らないと、これこのまま、いきなり委員会開かずに改正案で、ドン。そういうことを明らかに狙ってるとしか思えない。

これはね、やましいよね、ここまでくると。堂々とやればいいんだよ。で、もうひとつスゴいよ、これ」

赤松先生
これ、でも、前も言いましたけど、ここにちゃんと先生、ほら、これ

山田議員
問題の23条

赤松先生
うん。これ『言論、出版その他の表現の自由を妨げることがないよう配慮しなければならない』って書いてあるから、安全じゃないですか

山田議員
違うんです。禁止するとは書いてないんです。配慮すればいいんです。つまりこれは永田町用語では『やる』という意味なんです

坂井秘書
配慮しながらやればいいんです

山田議員
「配慮すればいいんです」

赤松先生
『やりたい』って書けばいいんじゃ(笑い)

山田議員
そうそう、そういうことなんです。つまり、わざわざ23条を立てたってことですよ

赤松先生
「うーん」

山田議員
「もしやる気ないなら23条入ってないんですよ」

赤松先生
「ああ、ああ」

山田議員
「23条は『やります』宣言なんです。これは永田町文学では」

赤松先生
「それはなー、分かんないわ」

山田議員
「しかもだって、これの、明らかな、青少年健全育成条例っていうのがあるわけでしょう? これの親法ですから」

赤松先生
「はい」

山田議員
「これが一番厳しいレベルになったらすごいことになるよ、長崎県とか」

赤松先生
「これ、議員先生で他にやってた人いないんですか?」

山田議員
「反対を?」

赤松先生
「山田先生みたいな活動を。これに関して、聞いたことないんですけど、他の先生に」

山田議員
「反対? ない、ないですね」

赤松先生
「ないですか」

坂井秘書
「あんまり聞かないですね。これ反対しづらいですもん」

山田議員
「確かに昔の非実在(=非実在青少年問題)の頃からの話は東京都青少年健全育成条例だから、その流れはあるんだけど。世代が様変わりしちゃった、ひとつはね」

赤松先生
「あー、なるほどね」

山田議員
それともうひとつは、確かに、この内容だけを見ると、条文等を見ると、反対しにくい。児ポ法も同じだった。僕、児ポ法についても『ポルノ議員』ってレッテル貼られたからね

赤松先生
(笑い)。かわいそうに

山田議員
「これだってさ、『山田さん、青少年を健全に育成することを反対するんですか? 貴方は』と」

赤松先生
「うーん」

坂井秘書
「これ、更に何にも書いてないから、これでも、本当に出てきたらどうするか迷いますよね」

山田議員
だから、僕はこれは、廃案にできないんだったらば、骨抜きにしなきゃダメなんですよ、また

赤松先生
「なるほど」

山田議員
骨抜きに。で、もうひとつね僕、すごいよ、今回。この法律がもしこのまま通る、または骨抜きにできなかったら、今回バッジつけたとしても僕辞任します。命かけます

赤松先生
これに命かけてる

山田議員
命かけてる。だって、これ通ったら山田太郎いらないもん。生でそのまま通っちゃったら、オレ何のためにいるか分からないもん

赤松先生
「でも、あれですよ。これ、議員立法?」

山田議員
議員立法。でも、すごいんですよ。190国会の、今回の6月1日の最後に、内閣委員会で『これを早く通すべきだ』って自民党議員からの請願も出たの。で、なんと、請願、僕が反対しなかったら通っちゃったかもしれない。そうなると、請願が通ったら、委員会は直ちに優先してこの議論をしなきゃいけなくなった。危なかったよー。危なかったんですよ、実を言うと

赤松先生
うーん、怖いですね

山田議員
「やる気満々、やる気満々」

赤松先生
『言論、出版』、出版って書いてあるからなあ。うーん、そうかあ。困りましたね

山田議員
「困ったんです、これは」

赤松先生
ちょっとぜひ便利な山田先生にもう一発やってもらうしかないですよね、これね

山田議員
僕、議員の職を、バッジをかけて戦いますから、これだけは

赤松先生
頑張ってください。頼りにしてます

山田議員
「ありがとうございます。でも、国会議員も717人もいる中で、こういうことをやらなかったら、あるいはこういうことになっちゃったら、辞めますっていうぐらい1つずつ言えば、717個、国は良くなるね。そうじゃないですか。6年間もウダウダとさ、国会議員やれるなんておかしいよね。そう思うよ。

1個ぐらい必要でしょう、やっぱり。そう思ったんですよ。だって、会社の社長。僕もずっと長くやってきましたけど、毎回いろいろあってね、潰しちゃったらクビっていうか、ダメでしょう。交代でしょう? そんなもの。同じですよ」

赤松先生
「自民から出てるんですよね。どこの部会か分からないけど、部会通って」

山田議員
「もう通ってます」

赤松先生
党議拘束かかったらどうするんですか? これ

山田議員
みんな、自民党賛成ですよ

赤松先生
その場合はどうするんですか? 戦法としては

山田議員
いろいろ手はあるよ。(山田議員、ここでニヤリと笑って)見て下さいよ、4回も勝ってきたんだよ

(一同笑い)

山田議員
全部党議拘束かかってるんだよ、これ。先生なら分かってもらえるでしょ、赤松さんなら。もうね、みんな簡単に考えてるけど、あの(国会の)半分以上(の議席を占める)何でもありの自民党の党議拘束かけながら来てるものを、あの手この手とやってきてますから

赤松先生
なるほど。スゴいですよね。改めて山田先生のスゴさを今日は思い知った感じがしますよ

坂井秘書
「でも、裏では『いろいろな漫画家の先生からもご意見いただいてます』とか言ってましたよ」

(一同笑い)

坂井秘書
「いろんな『漫画家の先生』が誰か分かんないですけど」

山田議員
「もちろん僕もね、自民党とは良い関係というか間合いで、僕は民進党だってどこだって今仲良くやっていますけれども。やっぱりその本意はね、政権だって若者に嫌われたくないっていうのもあるし、そういう所なんですよ。本当は何をしたいんですかってところからもう一度棚卸しをする。でもやっぱり、制限したい人って感情的だからね、すごく」

赤松先生
「分かった。これは、さっき都条例の親法になるみたいな話が出ましたけど、都条例は通っちゃったんです。あ、まあ1回、非実在で少し変わって、でも結局通っちゃって。その時に我々漫画家っていうのは結構ヒドい目に遭って怒ったりしている。それのせいで、都条例って刻まれてるんです、脳に」

山田議員
「それの親法ですよ」

赤松先生
「だから、これが通ったら、スゴい刻まれる」

(一同笑い)

山田議員
「通ってからじゃ遅いじゃん。通る前に、今回の選挙で応援して欲しいんですよ」

赤松先生
「そうか、なるほど」

山田議員
「これ、これですよ。これが決定版(注:おそらく青少年健全育成基本法の条文を指し示しながら)。すごいでしょう。これがそのまま通ったら、オレは辞めるって言ってるんですから。なかなか居ないよ、そういう人は」

赤松先生
「いないでしょう、はい」

坂井秘書
「確かに、でも、安保とか秘密保護法とか、あそこまで言ってたら辞めてもいいぐらいなのかもしれないですよね。みんな」

山田議員
「そうそうそう。そう思ってますけれどもね。だから、絶対これは、少なくとも骨抜き」

赤松先生
「なるほど、はい」

山田議員
「これを、マルっと全部体張って止めるんだったら、参議院の本会議場で焼身自殺するぐらいしないと無理、たぶん。だけど、そういうわけにもきっといかない。そんなことやったらまた変な反感食らうだろうから。であれば、骨抜きにするしかないかなとは思ってるんですよ」

赤松先生
なるほどね。私、今日、どうしようかなと思ったんだけど、今日、これ聞いて、だいたい皆さんね、山田先生がいかに便利か、分かったと思うんですよね。

で、投票用紙ね、1枚目は地域の、まあ自民でも共産でも、好きなのあれしていいと思うんですけど、2枚目にね、山田太郎って書いて、便利なまま使ってくっていうのが。商業作家と同人作家はそうして欲しいと思いますね

山田議員&坂井秘書
おお、ありがとうございます

山田議員
これは力強い

赤松先生
もし迷ってる人がいたらば、一番便利な選択だと思います、はい。表現の自由に関して、はい

坂井秘書
ありがとうございます。でも、赤松さんもいろいろあるから、ホントは大変なんじゃないんですか?

山田議員
立場があるから

赤松先生
いろいろあるんですよ

坂井秘書
この一言を言うためにも、実は。怒られちゃうかもしれない

赤松先生
いや、別に怒られないですよ、うん

坂井秘書
いや、でも、ありがとうございます

山田議員
ありがとうございます

坂井秘書
便利な選択で、じゃあ、山田太郎で

山田議員
便利な議員

赤松先生
と思いますけどね、ホントに。特に、商業作家の人達はもう少し知ってほしい。こういうことがあったってことをね。今、好き勝手描けてるのはいろんな人の努力があった。(山田議員を示しながら)特にこの人とか、の努力があって、ということですよね、はい

山田議員
「はい、ありがとうございます」

(中略:山田議員の活動の告知部分を中略)

坂井秘書
「なんかじゃあ、最後、感想を」

赤松先生
いやあ、今日改めてホントに、便利な人だって分かって。これは失うわけにはいかないというふうに思いましたね。特に、ほんとここ。軽減税率の時と国連の時。ホントお役に立てなくて申し訳ない。だから、私、なんかの会合でね、私はね、国連のあれからは、mangaをban(=禁止)するっていうのを、mangaをとにかく抜きたいっていうことを言ったのね。

あれだけ抜きたいんだって言って、じゃあオレが何か国連に言えよって感じなんだけど、それは許可無いからできないのがあって、頼んだんですけど、やってくれたんで、ホント感謝してる。というのがあって、情けないんですよね、私ね。ありがとうございます。というふうに、また改めて今日は思いました

山田議員&坂井秘書
「ありがとうございます」

(注:そして、番組の最後に赤松先生の一言があったので、締めとしてその部分だけ文字起こしさせていただきます)

赤松先生
特にね、商業漫画家と同人のかた、ちょっと迷ってるようだったらやっぱり山田(太郎)先生に入れといたほうが、お得です


文字起こしは以上です。山田太郎議員を応援したい方は、この記事のurlにコメントを付けてツイートをしてみて下さい。よろしくお願いします。


 
【参考リンク】
参議院議員・山田太郎 ニコニコチャンネル

山田太郎議員ツイッター

記事について何か問題等あれば、ブログ主のツイッターにご一報下さい→https://twitter.com/YuukiNijino 
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今、アニメ・漫画・ゲーム等が好きな人達を中心に、参院選で山田太郎議員を再選させようという動きが活発化しています。普段は政治について発言しない人までが山田議員を再選させるために動くのは、山田議員がアニメ・漫画・ゲーム等を規制から守るために国会の内外で、有り得ないくらいに全力で働いてくれたからです。

「全力で働いてくれたと言っても、具体的に何をしてくれたの?」と疑問に思う方もいると思います。そういう方々のために、山田議員がアニメ・漫画・ゲーム等の自由を守るために具体的に何をしてくれたかについて、5つの実績をピックアップして紹介します。



【実績1:国連発の二次元規制の動きに対処。国会質疑や質問主意書を通じて内閣や外務大臣から二次元を守る方向性の答弁を引き出してくれました】

国連人権委員会の二次元規制の動きについては、漫画規制を主張した国連特別報告者ブキッキオ氏の名前を覚えている方も多いのではないでしょうか。国連女子差別撤廃委員会の二次元規制の動きについては、日本の女性クリエイター達が反対する声明を出したことで話題になりました。

2016年3月4日の参議院予算委員会で、山田太郎議員はこの問題を取り上げ、岸田外務大臣から「漫画ですとかアニメですとか、この日本の大切な文化、これを守っていく。この点もしっかり念頭に置きながら関係省庁と十分検討した上で、適切に対応していかなければならないと考えます」という答弁を引き出してくれました。

また、山田太郎議員はこの問題についての質問主意書を提出し、3月8日に質問主意書に対する内閣の答弁書を公開しました。山田太郎議員によるとこの答弁書により「日本は国際約束上、実在しない児童を描写した”児童ポルノ”について、なんら規制する義務を負っていないことが明らかになりました。国連からの各種勧告に対しても有効な反論材料となります」とのことです。

この答弁書の公開のすぐ後に、国連人権委員会から、「非実在児童を性的に描写する絵などの製造や頒布等の犯罪化」を含む勧告が出たことを考えると、「日本は国際約束上、実在しない児童を描写した”児童ポルノ”について、なんら規制する義務を負っていない」という政府答弁を引き出してくれたことは、本当に大きかったと言えます。

この件に関するソース:

「漫画やアニメ等、日本の大切な文化を守る事もしっかり念頭に置きつつ適切に対応する」-国連勧告が出された場合の対応を山田太郎議員に問われた外務大臣が答える - 二次元規制問題の備忘録 http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/47010196.html 

「実在しない児童を描写した”児童ポルノ”について、日本は国際約束上義務を負っていない」を閣議決定(山田太郎議員公式HP)
http://taroyamada.jp/?p=8684





【実績2:児童ポルノ法違反事件の押収物として、何ら違法性のないフィギュアがメディアに晒されてしまったという出来事について参議院予算委員会で質問し、国家公安委員長から重要な答弁を引き出してくれました】

児童ポルノの所持で30歳の会社員が書類送検された事件で、事件の証拠品としてフィギュアがメディアで晒されるという出来事がありました。具体的には、下の画像を参考にして下さい。


児童ポルノ法は実在児童を守るための法律であり、非実在のキャラクターであるフィギュアは児童ポルノではありません。しかし、フィギュアがこのような形でメディアに晒されてしまうと、フィギュアは児童ポルノであると視聴者が勘違いしてしまう可能性が出てきます。

2016年3月4日、山田太郎議員は参議院予算委員会でこの問題を取り上げ、国家公安委員長に質問をぶつけました。

河野国会公安委員長は「絵的に面白いから押収をして並べてマスコミに見せようなんてことは許されることではございませんので、そうしたことは厳に慎まなければならないと思いますが、それがその犯行の動機や背景の解明の立証に役立つと、繋がっているというものならば押収されることも有り得ると思います」と答弁。

フィギュアの押収を犯行の動機や背景の立証に繋がっているものとしつつも、 「絵的に面白いから押収をして並べてマスコミに見せようなんてことは許されることではございませんので、そうしたことは厳に慎まなければならない」という答弁を引き出せたのは大きかったと思います。

また、この日の山田太郎議員の質問に対して、岩城法務大臣は一般論としつつ「非実在キャラクターのフィギュアは児童ポルノではない」という趣旨の答弁を行いました。これも山田議員の良い仕事として覚えておきましょう。
 

この件に関するソース:

「事件に関係のないフィギュアを押収物としてテレビに晒すのはいかがなものか」―山田太郎議員が予算委員会で国家公安委員長に問う - 二次元規制問題の備忘録http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/47011733.html




【実績3:同人・コスプレ・コミケなどに打撃を与える可能性があった『TPPによる著作権侵害の非親告罪化』について国会で質問し、安倍総理をはじめ各大臣から重要な答弁を引き出してくれました】

『TPPによる著作権侵害の非親告罪化』が、同人・コスプレ・コミケなどに打撃を与える可能性については、テレビや新聞等でも報じられましたので、知っている方も多いと思います。

山田太郎議員は、2014年6月9日の参議院決算委員会と2015年3月19日の参議院予算委員会で『著作権侵害の非親告罪化』について質問を行い、各大臣から二次創作を守る上で重要な答弁を引き出してくれました。

2015年8月10日の参議院予算委員会では、安倍総理から「そして、TPP交渉における著作権侵害の非親告罪化については、二次創作の萎縮などの懸念も踏まえ、権利保護と利用促進とのバランスを取りながら、共通ルールの構築を目指し、交渉に当たっております」という答弁を引き出してくれました。一国の総理による二次創作への配慮の答弁は重い意味を持つため、この答弁がその後の方向性に影響を与えた可能性は大いにあるでしょう

2015年10月5日、TPP交渉の大筋合意が正式発表されました。合意の中には著作権侵害の非親告罪化も含まれていました。

2015年10月21日のMANGA議連(マンガ・アニメ・ゲーム議員連盟)の会合では山田議員が司会を務め、議連の幹事長であり、著作権法の担当省庁である文部科学省の長である馳浩文部科学大臣の協力も得て、著作権侵害の非親告罪化に伴う著作権法の法改正が二次創作に影響を与えないように、政府の方向性を作ってくれました。(ちなみに、山田議員はMANGA議連の事務局長代行を務めています)

現時点では、安倍総理が「同人誌は非親告罪化の対象外」という趣旨の答弁を国会で行っており、この問題についてはほぼ安心できる所まで来たと言ってよいでしょう。そして、著作権侵害の非親告罪化の問題を国会で繰り返し取り上げ続けてきた山田議員のこの問題への貢献は非常に大きかったと言えます。


この件に関するソース:
コミケや二次創作を守る為に、山田太郎議員が行った国会質問まとめ - 二次元規制問題の備忘録http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/45908461.html

コミケ準備会も呼ばれたMANGA議連ヒアリングの場で、二次創作を守る為に山田太郎議員が画策した仕掛けとは - 二次元規制問題の備忘録 http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/45860999.html




【実績4:2013年5月8日、国会で児童ポルノ法によるマンガ・アニメ規制について質問し、安倍総理から「慎重な考慮が必要」という答弁を引き出してくれました】

安倍総理の答弁は以下の通り。

御指摘の実在しない児童を描写したアニメ等に関しどのような規制が必要なのかという問題については、こうしたアニメ等が児童を性の対象とする風潮を助長するおそれがあるという一方で、今、山田委員がお話をされたような表現の自由との関係もございますので、私は、慎重な考慮が必要であるということについてはそのとおりなんだろうと、このように思います。慎重な考慮が必要である面も踏まえながら検討を言わば慎重に進めていくべきものであろうと、このように思っております」

結局、2014年の児童ポルノ法改正では、児童ポルノ法による二次元規制は行われませんでした。安倍総理のこの答弁をどのように捉えるかは人それぞれですが、「慎重な考慮が必要である」という答弁を総理大臣から引き出せたのは、のちの展開を考えても大きかったと言えるでしょう。

この件に関する情報ソース:
児童ポルノ規制法について、安倍総理と麻生副総理に迫りました! | 参議院議員 山田太郎 公式webサイト




【実績5:山田太郎議員が原案を作成し採択された附帯決議によって、児童ポルノ法の改正で二次元規制を行う事は、今までよりも難しくなりました】

2014年の通常国会で児童ポルノ法改正案が成立しました。その際、山田太郎議員が原案を作成した附帯決議が採択されました。3項目ある附帯決議の中の1つに「児童を性的搾取及び性的虐待から守るという法律の趣旨を踏まえた運用を行うこと」という一文があり、実在児童を守るという児童ポルノ法の本来の趣旨が強調されたため、児童ポルノ法によって非実在のマンガ・アニメに登場する児童の表現を規制することは、今までよりも難しくなりました。万が一児童ポルノ法でアニメ・マンガ規制が行われそうになったときも、山田議員が附帯決議の作成者という立場で国会で反論できるのは大きいです。(逆に言うと、山田太郎議員が国会からいなくなるとかなりの痛手になります)

また、山田太郎議員は2014年6月17日に行われた児童ポルノ法改正案の参議院法務委員会での質疑の中で『政府として漫画・アニメと性被害の関係の調査研究をしたことはないし、予定もない』という趣旨の答弁を引き出してくれました政府が規制の科学的根拠を持たないことが明らかになったわけで、今後のことを考えても、この答弁は非常に大きかったと言えるでしょう。

この件に関するソース:
【対談:赤松健先生×山田太郎議員:その1】「もう事実上、児童ポルノ法関連ではマンガ・アニメ規制はできない」 - 二次元規制問題の備忘録 

山田太郎議員が児童ポルノ法の国会質疑で、『政府として漫画・アニメと性被害の調査研究をする予定はない』という答弁を引き出してくれました。 - 二次元規制問題の備忘録http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/38759469.html




というわけで、山田太郎議員の二次元規制問題への貢献のうち5つを選んで紹介してみました。山田議員のこの問題への貢献は数多く、上で紹介した活動の他に、


『政府内部に存在した消費税軽減税率に伴う有害図書規制の動きに待ったをかけてくれた』ソース

山田太郎議員秘書の坂井崇俊氏がエンターテイメント表現の自由の会(AFEE)という政治団体を設立し、山田議員自身もAFEE名誉顧問として会の活動に関わっているソース

児童ポルノ法や著作権侵害の非親告罪化に関する質問主意書を繰り返し提出し、内閣から回答を得た』→ソース

『アニメーターの低賃金の問題を
参議院内閣委員会で取り上げてくれた』ソース

国会で二次元規制についての動きがあればニコ生ツイッター等で逐一その情報を公開してくれている(現在も継続中)


等の貢献があります。

アニメ・漫画等の自由を守るために動いてくれる政治家さんはそれなりに存在して、党内議論や外からは観測できない所で頑張ってくれている議員さんもいらっしゃるので、アニメ・漫画等を守るために動いているのは山田太郎議員だけではない、ということは留意しておかねばなりません。ただ、国会質疑の場での貢献だけで比べると、山田太郎議員が1番と言って良いと思います。限られた質問時間を、二次元規制反対のためにここまで割いてくれる政治家は他にいません。

そして、アニメ・漫画・ゲーム等を守るために尽力した政治家である山田太郎議員に多くの票が集まれば、他の政治家も「アニメ・漫画・ゲームを規制すべきだ!」とは言いづらくなるでしょう。私は、アニメ・漫画・ゲーム等を守るために、山田太郎議員に票を集めるべきだと考えています。そこで、山田太郎議員に多くの票を集めるために、Twitter、Facebook、ブログ等でこの記事を紹介していただけると大変ありがたいです。山田太郎議員を応援するために、ご協力よろしくお願いします。



※山田太郎議員は全国比例で立候補しているので、有権者であれば全国誰でも投票することができます。投票所に行って1枚目に受け取る投票用紙に好きな候補の名前を書いた後、2枚目に受け取る投票用紙(比例区に投票するための投票用紙)に「山田太郎」と書くだけです。







【参考リンク】
参議院議員・山田太郎 ニコニコチャンネル

山田太郎議員ツイッター

エンターテイメント表現の自由の会(AFEE)ツイッター

記事について何か問題等あれば、ブログ主のツイッターにご一報下さい→https://twitter.com/YuukiNijino 
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アニメ・マンガ・ゲーム等を始めとした表現の自由を守る活動や、児童虐待の問題、年金の問題、花粉症の問題等、多くの政策に取り組んできた山田太郎議員が、自身のプロフィールについて語ってくれたので文字起こししました。

本当に様々な経験をしてきたことがよく分かります。文字起こしなので日本語としては少し読みにくいものの、内容はすごく面白いので、長いですがぜひ最後まで読んでいただければと思います。学生時代の山田太郎議員。経営者時代の山田太郎議員。教育者としての山田太郎議員。様々な顔があります。


文字起こしをする動画:
政見放送収録。政策の三本柱の一つはもちろん表現の自由【第222回 参議院議員山田太郎のさんちゃんねる-連続5日目】(2016/06/17放送)
https://www.youtube.com/watch?v=ArUbjpi5BOQ&feature=youtu.be&t=22m25s


以下、文字起こし。


坂井秘書
「今日は山田さんってどんな人っていうのがあまり知られてないんじゃないかと思って、プロフィールをちょっとやってみようかなと思って。一応、各種冊子には書いてあるんですけど、経営者になる前何やってたかとか、どういう学校で何を教えてたかとか、そこらへんをやろうかなと思ってて。どうしますか? 一応、中学高校は麻布なんです

山田太郎議員
麻布高校、はい」

坂井秘書
「麻布はどうでした?」

山田太郎議員
「どうでしたって(笑い)。あのー、まああの、小学校までは成績良かったんですけれども」

坂井秘書
「あれ、四谷大塚でしたっけ?」

山田議員
「まあいいんです、それは。言わないように。嫌味になりますから」

坂井秘書
「(笑い)」

山田議員
「あのー、小学校までは良かったんですが、中高入って勉強しなくなっちゃってですね。文化祭とか、それから生徒会活動、そういうのに明け暮れまして。まあ、大変だったなあと。

で、大学はですね、慶応大学の経済学部行ったんですが、あんまり行きたくなくてですね。で、僕は実を言うとですね、坂井さんにはちょっとそういう意味でイジメが入ってるのかなと最近気づいたのは、京大行きたかったんですよ、実は。京大の文学部に行きたくて、実は僕は京大の文学部を現役の時に受けてるんですね。それで、京大文学部の哲学科に行きたいと

(注:坂井秘書は京大出身)

坂井秘書
「(笑い)」

山田議員
「あそこに行くとですね、廃人になっちゃうって言われてるんですけど」

坂井秘書
「もう、廃人ですよ(笑い)。廃人確定ですよ(笑い)」

山田議員
「廃人になろうというふうに思ったんですけど。で、なんと、当時、共通一次(注:共通一次試験は今で言うセンター試験のようなもの)っていうのがあって。で、そこがすごく入り口が厳しくて、倍率がですね1.1倍まで下がったんですよ。普通受かるだろうと。競争率が1.1倍で足切りになっちゃったの。だから、共通一次さえ通っちゃえば、みんな通るじゃないかと思ってたんですけど、それ舐めたね。めちゃくちゃ舐めましたね。

で、スゴかったんですよ。僕ね、だから、今でもちょっと恨みがあるんだけど、ユンケルを前の日に何故かいっぱい飲んじゃって、全く寝れずに興奮をし、モウロウとしながら次の日に――。これ言い訳、全部言い訳させていただきます

坂井秘書
「(笑い)」

山田議員
「事実としては、それだけのあれが無かったのかもしれませんが。で、次の日ですよ、大学受けに行ったらビックリしたのが、窓が壊れていて雪降ってたんですよ。2月

坂井秘書
「それは寒いですね」

山田議員
そうしたらさ、俺の答案用紙の上に雪が降るんだよ、ちらちらちらちら

坂井秘書
「それはちょっと気になりますね(笑い)」

山田議員
信じらんないよ(笑い)。どういう学校かと思ったんですけれども(笑い)。で、それでもいくらなんでも、競争率1.1倍だから落ちないと思ったら、落ちましたね。そうなんですよ。

それで、どうしようかなと思ってたんですね。で、ちょうどICUが受かっていたので。ICUってすごいんだよ、全部英語で試験やるんだけど。ICUは受かってたので、もうそっちに行こうと思って。ちょうど慶応の試験の時ICUが受かったのが分かっていて、もう小論文何書いたのか分からないくらいいい加減。

坂井秘書
「(笑い)」

山田議員
だけど、まあ慶応受かったんですよ。それで、ICU、国際基督教大学行っちゃうと、あれ三鷹の田舎の方にある――、スイマセン、ICUの人申し訳ないんですけど、田舎の方にあって、寮生活したら俺絶対卒業できないと思って。というのは、まずですね、授業に出ないなと。で、実際慶応も授業出なかったんですけれども。だから留年もしましたけれども。

ということで、これはアカンと思って、まあいいやと思って慶応に行ったんですね。で、それでその後、せっかく慶応ボーイだし、できない事やろうと思って

坂井秘書
「そうですよね。慶応ボーイですよね」

山田議員
で、馬術部行ったんですよ」

坂井秘書
「おお」

山田議員
「で、朝から馬の世話とかしてたんですけども、実は競技で小淵沢かな、に行った時に、馬から落馬して。障害競技やってる時に障害の上に落ちちゃって、右腕を外しちゃったんですよ。肘を脱臼したんですよ。

で、それで、3ヶ月ぐらい腕を吊っていてですね、それで(馬術部を)やめると。で、それ以来なんとなく大学は行かなくなっちゃって、放浪の旅に出かけるようになりまして、ちょっと極端かもしれませんけども、地球をぐるぐる回り始めると。

で、50カ国以上世界中を回りまして、紛争地域もかなり行きましたね。当時、ミンダナオ島の(聞き取れず)にも行きましたし、ソマリアも行きましたし。実は、私のプロフィールに書いた、『学生時代地球3周、世界50カ国』って、ここが一番受けてるらしいよね


山田太郎議員プロフィール
(山田太郎議員のHPでダウンロードできる山田太郎議員の政策についての冊子の一部のスクショを掲載させて頂きました。面白い内容なので、山田太郎議員に興味のある方はぜひ読んでみてください。→ https://taroyamada.jp/?p=7757


坂井秘書
「政策でも実績でもなんでもない(笑い)」

山田議員
「そうそう。で、私が飛行機でですね、何回か落ち損なったことがあって、昔ですね、エンジンから飛行機が火を吹いてですね、滑り台、アレで降りたことありますよね」

坂井秘書
「あのー、シューターですか?」

山田議員
「そうそう。マイアミからバハマに行く時に、バハマ連邦っていうのがありまして、そこに行く時に、エンジンから火がポッポって吹いて。これ、急に戻りますってことになって、戻って、マイアミ空港の端の方までダーと行って、止まって。

あれね、スゴいんだよ。止まると電気落ちるんだけど、飛行機の中暗いんだよね。だから窓開けとけっていうふうに。着陸の時に窓開けとくのは意味があるんですよ」

坂井秘書
「へえー」

山田議員
「それで、窓が開いてても暗いぐらいで、スゴいのは、ぶわーっと明るくなっているドアの所に一目散

坂井秘書
「みんなが」

山田議員
「そうそう。それで、ビデオかなんかで、例えば、シューターから降りるのに手をこうやってやるじゃん。ムリムリムリムリ。そんな余裕ありません。何故かと言うと後ろからどんどん突き落とされるんですよ

で、かつですね、僕の降りた時の経験なんだけど、アレたぶん30度ぐらいなんだけど、45度ぐらいに見えるのよ。怖いの、結構高くて

坂井秘書
「あー、なるほど」

山田議員
「で、ジャンプしないと滑れないんだけれども、後ろから押されるじゃない。で、一瞬戸惑って、ジャンプしようかなと思ったら後ろから押されるから、何が起こるかというと、歩いちゃうんだよ、あそこを。ダダダダダって。そうすると下で転ぶんですよ、必ず

坂井秘書
「そんなに高さあるんですか?」

山田議員
高い高い。で、歩いちゃうんです、みんな、ダダダダダって。後ろからどんどん押されるから。だってもう、みんな命がけ

坂井秘書
まあ火を吹いてたらそうですよね

山田議員
「そうそう。こっちからはさ、バーバー化学消防車かなんかでさ、白いアレをかけてたりするからさ、そう。それで下で人が転ぶと、その上にまた人が転ぶんですよ。ダマリができちゃうからみんなで退けて。そういうことがありましたね。

あと、飛行機はいっぱいネタがありまして、アリューシャン列島を飛んでる時に、エアポケットとか落ちて…、あの、飯食ってたんですけども、それが空飛んで頭から被りましたからね」

坂井秘書
「(笑い)」

山田議員
「それで何度も何度も落ちると、人間ってね、怖い時って『きゃー』って言わないんですよ。なんて言うかって言うと『ひぃー』って言うの、『ひぃー』って。『きゃー』って言うのは、怖いのが終わって落ち着いたから『きゃー』って言うの、そう。そういう経験を何度もしてますね。で、それからですね、あのー、クラゲみたいなものですけどね」

坂井秘書
「あ、酸素マスクですか?」

山田議員
酸素マスクが落ちてきて、気圧がうんと下がって。まず気圧が下がるとすごい耳が痛くなって、あのね、意識がモウロウとしてくるんですよ、ホントに。それで、隣の人が倒れちゃったりなんかして、叩き起こして(酸素マスクを)付けたりしましたけれども。あの、そういう経験もありますし、飛行機は怖いですよ。

それからね、怖いもので言うと、ネパール。インドからネパールに行った時はバス乗ってて転落しましたから」

坂井秘書
「崖から?」

山田議員
「そう。なんかね、あんまりちょっと、時期が、軽井沢のバス事故もあったので、あの、まあ大丈夫でしたけども、私の場合はね。で、あとは、エジプトに行った時にはですね、ナイル特急乗ったら脱線ね、はい。

脱線しちゃって、で、自分の車両じゃなかったんで良かったですけども。スゴいよ衝撃が。『ドドドドド』、何が起こったんだって思う感じで。で、その後が大変で、砂漠の真ん中に置き去りになっちゃってるので、隣に、ちょっと歩くとナイルハイウェイっていうのがあって。で、そこでヒッチハイクしてカイロまで行ったりとかね。

で、その前がスゴかった。ルクソウルって所に行ったんだけど、実はアレ97年の時だったと思うんだけれども。日本の新婚旅行の人達がルクソウルのカアバ神殿で虐殺されたっていう、機関銃で。そういう事件があったんです。実はあの3日前に行った

それで、当時、すごく不穏な空気で、一応現地では、なんかドイツの観光バスがそのまま襲撃されてやられたらしいとか言って、当時大変な時だったんですよ。あの当時ね、たぶんね、イスラエルは入れないような状態になってて、中東は緊張状態だったんだけど。まあそのころ行ってまして。で、それは別にテロでやられたわけじゃないんですが、脱線をしたと。

それからですね、ニカラグアに行ってる時にですね

坂井秘書
「いくらでもありますね(笑い)」

山田議員
「うん、ニカラグアで内戦が始まっちゃって、実はニカラグア事件って言って。ニカラグアで内戦が始まっちゃいまして。飯食ってたんですよ。そしたら『パンパンパンパン』って音がするわけ。おお、祭りかと今日は

坂井秘書
「(笑い)」

山田議員
分かんないんだよ。あのね、銃声っていうのはスゴい乾いた音をして、分かんないんですよ

坂井秘書
「聞いたことないから分かんないって言いますよね、みんなね」

山田議員
なんかお祭りかなって思ったら、なんか不穏なんだよ空気が。それで、ヤバイと思ってこれは。飛行場に行ったら閉鎖されてるんだよね。そこで、タクシーの運ちゃんに100ドルつかませて、隣のコスタリカまで、国境までばんばん走らせて逃げたっていうこともありましたね。

それから、これは実は議員時代になってからなんですが、カンボジアに行った時にですね、泊まったホテルが延焼。燃えちゃって、私の隣の部屋まで全部落っこっちゃったからね、下まで。全焼です」

坂井秘書
「(笑い)。それ運がいいのか悪いのか分からないですね、隣の部屋までって」

山田議員
「そうですね。あとですね、何があったかな。あ、インドでですね、インドモノも多いんですけど、インドはですね、空飛んだことありますからね。正面衝突。オートリクシャーっていうですね、オートバイみたいなのの後ろに、荷台みたいな所に乗るのが、タクシーなんですけど。パトナっていう街がありまして、パトナっていうのはブッダガヤに行く分岐点の大きな街なんですけど、そこのパトナの街の真ん中にH鋼(えっちこう)がたってたんですよ。

で、そこに、オートリクシャーでバーンって突っ込んだら、そのまま荷台ごと空飛んで、シャンシャンシャンシャンって感じで、あとちょっと気を失ったんだけど、はい。で、あのー、大変なことになりました。運転手さん血みどろになっちゃいましたし。大変になっちゃいますよ。あのー、そういうこともありましたし。

あと何があったかな。インドはそうそう(山田議員が配布している冊子に)腸チフスっていうのも書いてあるんですね。一緒に行った仲間がですね、ひとり食中毒で、ひとり腸チフスですから、はい」

坂井秘書
「腸チフスは大変ですよね」

山田議員
ゲロゲロね。それで俺担いて帰って、それで、日程を変えて、あんまりにも辛かったから、インド1ヶ月半ぐらい行ったんだけど、あんまりにも辛かったんで、カルカッタに行って、当時ですよ、学生時代だから、あの鶴の翼を見て、『ああ、日本とつながってる』と思って泣いたもんね」

(注:『鶴の翼』というのは日本航空のマークのことでしょう)

山田議員
それで、日本航空に交渉して、『ちょっと早く帰らせてくれ』って言ったら『格安切符だからダメ』って言われて

坂井秘書
「(笑い)」

山田議員
「そう。ずーっと毎日、飛行機見に行ったっていう」

坂井秘書
「(笑い)」

山田議員
「カルカッタの空港に。そういうのもありましたし。まだまだあるんですけど、こんな話面白いですか?」

坂井秘書
「(笑い)。一番盛り上がってます」

山田議員
結構ね、遭いやすいっていうかですね、事故に遭いやすい。うちのスタッフとか、僕と一緒に飛行機とか乗るの嫌だって言いますもんね

坂井秘書
「僕もちょっと嫌ですもん」

山田議員
「運が良いんだか悪いんだか、拾っちゃうんですよ結構、そう。だけど、怪我はないんですよ。で、なんとこの間、普通に歩いていて躓いて転んで、肩を3つに割って、今でもチタンが入ってますけど、ここにね。めちゃくちゃな事故の時には結構大丈夫なんですが、この間普通に歩いてて、転んで肩手術しましたんで、初めて(苦笑)

そうなんですよ。そんなことを、が学生時代。あ、終わっちゃった学生時代が」

坂井秘書
「なんかラジオとかもやってたんですか?」

山田議員
「そうそう。ラジオのですね、TBSラジオっていうのがありまして、そこのディレクターもやってたんですけど、これなにかって言うとですね、好奇心の大統領っていう番組がありまして、月金の番組ね。その番組を作ってたんですよ。それで、金曜日、実は僕も出ていて

だから、気づいた方いるかもしれません、結構訓練を受けてるので『あー』とか『うー』とか少ないはずなんですよ。『あー』とか『うー』とか『えー』とかってね、言うのはすごい直されたんです、プロとして」

坂井秘書
「癖ですよね。僕(が自分でしゃべるときは)絶対出てると思います、『あー』とか『うー』とか」

山田議員
「僕ももう今はダメなので、出てるんですけども。で、それですね、僕が大学卒業するころってまだバブルの後半期だったんで、学生援護会だとかリクルートみたいな所が応援でやってたんだけど、だいたい僕が番組を作るとリベラル番組になってっちゃって、就職をしない生き方みたいな特集を始めちゃったんですよ

坂井秘書
スポンサーが就職(関係の仕事)をするスポンサーなのに(笑い)

山田議員
そうしたらスポンサーがですね、結局、電通が圧力をかけてきてですね、この番組をもう終わらせると、いうことで一発で飛びましたけど。そういうの1年ぐらいやってましたよね。その時は亡くなっちゃった久和ひとみさんとかですね、あっそうそう、福島弓子がキャスターだった。イチローの奥さん。まさかイチローの奥さんになるとは思わなかったですけれども。福島弓子とかですね、神津栄子とかですね、それから植山周一郎っていうのがですね、元ソニーのイギリス会長かな? だったりとかですね。

だからスゴいんだよ。ジェフリー・アーチャー呼んだりとかですね、結構いろんな人を、大物をですね。あ、ソニーの盛田さんも呼びましたけれども、当時ね。そういう番組をですね、作ってたのがあって。だから、こういうのを企画するの好きなんだよね。というよりも、1時間番組をラジオでだよ、ずーっと毎日、月曜から金曜まで作り続ける。だからネタをいかに出すか」

坂井秘書
「今回、でも30日連続です」

(注:山田議員は現在毎日ニコ生を放送中です)

山田議員
「そうでしょう。だから僕はちゃっちゃっちゃって作ってやるでしょう? これね、慣れてないとね、たぶん無理だけど、その頃の訓練が、相当効いてるんじゃないかなと、正直思ってますけど。

ただね、ラジオとテレビの違いっていうのは、(ラジオにもテレビにも)両方出たんだけれども、ラジオっていうのは尺があって、二十数分ぐらい割と自由に話せるんですね。で、テレビっていうのはね、数秒単位で行っちゃうから、全部こう切られちゃうんだよね。

だから、僕はラジオのほうが好きなんですけれども。あ、ラジオかあるいはBSみたいなものは割と長いのね。コマーシャルが短かったりするので、尺が長いんですけれども。テレビはね、ぶちぶちブチブチ切られちゃうので、地上波はね。

だから、ラジオみたいなもののほうがいいかなと思ってるんですけれども、はい」

坂井秘書
「で、結局何年間、大学には

山田議員
えーと、6年ぐらい行きましたかね。それで就職活動はですね、結局ですね、6年行くと。言っちゃっていいのかな、某なんとか商事、Mなんとか商事っていう日本最大の商社がありますけれども

坂井秘書
昔、なんか顧問やってたとか

山田議員
「いやいや、その会社にまず受けに行ったんですよ。そしたらですね、試験中につまみ出されまして。というのは『山田さん、大学院卒業ですか?』、『いや、学部なんですよ』と。『ちょっと2年遅れちゃったんですけど』って言ったら、『じゃあ、お引き取り下さい』って言われちゃいまして

坂井秘書
「へえー…」

山田議員
「で、ざまあ見ろって言うと怒られちゃうんですが、お客様ですから、その後ですね、僕は会社上場させて作ったけど、その時、某M、あっ言っちゃった、商事の顧問やってましたんで。将来のですね、10年後どういう戦略を取るべきかっていうのを全部書いてたんですけれどもね、はい。仕返しですね」

坂井秘書
「(笑い)」

山田議員
社長以下のプロジェクトで直でやってましたから。どうでもいいんですけれども、はい。で、しょうがないんで、もうどこも受からないんですよ、日本企業。バブルの一応真っ最中だったのに。そこでしょうがないんで、受かったのは外資と放送局。NHKは受かってて。NHKは面接13回ですよ

坂井秘書
「おお」

山田議員
で、当時、ディレクターがいて、今でも覚えてますけど、『電子立国日本』の相沢さんとかですね、『21世紀は警告する』のディレクターとかですね、みんなそういうのに最終面接で会いまして、それで全部やりとりは、ニカラグア事件とか

坂井秘書
「(笑い)」

山田議員
「僕ね、実は、ソビエト崩壊の89年の時もロシア行ってまして、『現場どうだったのか』って言われて、面接だったのか取材だったのかっていう感じで、ずっと登ってきまして、8000人ぐらいのディレクター職募集のうち、最終的に5人取るうちの1人に入ってで、僕ね、10月1日の内定拘束はNHK行ってるんですよ。それで、その後ですね、結局行ったのはアクセンチュア、アンダーセンなんですけども、そっちにしちゃったのね。12月30日に

【注:アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)】

山田議員
「というのは、アンダーセンから電話かかってきて、外資だからしっかり年末まで考えてくれればいいのでってことで、外資は内定拘束もなかったんで。で、行ったんですよ。そしたら、NHK、12月30日に断ったわけですよ

烈火のごとく怒られまして、某当時の川口会長に呼ばれて、十数年来NHK蹴った人いない、ディレクター職で。それで『貴方はコンサルティング会社っていうのはいいけど、一企業なりの影響と、NHK全視聴者のどっちが大切だと思ってるんだ』って言われて。『そんなの関係ねーよ』とか思ったんですけど」

坂井秘書
「(笑い)」

山田議員
「まあいろいろお説教をされまして、なんでお説教をされるんだか分かんないんですけど、まあそういう形でですね、コンサルティング会社に行った

坂井秘書
これでやっと学生編が終わり

(注:ここから専門用語や会社名等、むずかしめな単語が出てきますが、わからない部分は読み流して大丈夫です。なんかすごいことやってきたんだなー、ぐらいで)

山田議員
「終わった。長かったですよー。まあいろいろグルグルぐるぐる地球上を回ってて」

坂井秘書
「これせっかくだから誰かにまとめてもらったら面白いかも」

山田議員
「ああ、そうですか。で、その後ですね、アンダーセンに行って。まだ黎明期の頃で、まだアーサーアンダーセンっていう会社の経営コンサルティング部門が分離したような頃で」

坂井秘書
「アーサーアンデルセンの頃じゃないですか?」

山田議員
「あ、そうなんです。で、僕がね、アンダーセン、今のアクセンチュアですね。当時、アンダーセンコンサルティングって言ってましたけど。親戚からはですね、『山田さんの息子さん、よかったね』と。『六本木の交差点前のお菓子屋さんに勤めたのね』って言われて」

坂井秘書
「アマンドですよ(笑い)」

山田議員
「そう。まず『それアンデルセンだよ』って言いたいんですけど、アンデルセンでもないんだよね。アマンドなんだよね。これ二重に間違ってるじゃないか、みたいな、そう。なんですかそのコンサルティングとかなんとかっていうのは、まあそういう時代にですね、やってまして。

それで、僕、これもですね、業界で理解されないケース多いんですけれども、僕、データーベース技術者なんですよ。Oracle(オラクル)っていうデーターベースなんですよ。オラクルシックス。シックスなんていじってる人はたぶん――。

オラクルシックスっていうのをいじってて、まだデージロック(注:この部分が聞き取りづらく「ページロック」か?)の時代ですよ。セレクト文とか書いてて、分かる人しか分からないと思いますけれども。当時はトークンリングとかですね、LANで全部やってて、ワークステーションを使ってですね、1台数千万もするような。

それでCOBOLとかCとかですね、いろいろ書いていたんですけれども。だから、その時のデーターベースの経験が、実は後にネクステックというですね、(聞き取れず)とか(聞き取れず)と言っても分からないかもしれませんけど、そういうものに繋がってくるんですよね。

で、ただ、正直ですね、アクセンチュア、アンダーセン、面白くなくて、コンサルティング会社とは名ばかりで、なんかシステムばっかり作ってるんだよね。それでもういつ辞めようかないつ辞めようかなってずっと思ってたんだよね」

坂井秘書
「ちなみに給料良かったんですか?」

山田議員
「いや、なんかよく覚えてない」

坂井秘書
「NHKのほうが…」

山田議員
「いやいや、NHKね、なんでやめたかっていうと、OB訪問とかっていうの受かってからしたんだよね。先輩とかが結構行ってて、そうしたら、ボロカスに言うんだよ。給料は安いし、大変だし面白くないとか。これをゴチャゴチャごちゃごちゃ言われて、いい気になってたんだけどやる気なくなっちゃったよね。行く気なくなっちゃって、そう。

だけど、外資とかってスゴいんだよ。もう入り口から綺麗でさ、スゴいなあと思って。しかもシカゴの研修の時なんて、オヘア空港だっけ? から、シカゴのですね、アンダーセンのトレーニングセンターまで、なんとですね、リムジンで運ばれて

坂井秘書
「へぇー。それはテンション上がりますね」

山田議員
違うの、それは10人乗れるから安いんだよ、普通のタクシーより

坂井秘書
「(笑い)」

山田議員
だけど俺ら、生まれて初めてリムジンなんて、『いい会社来ちゃったなあ』と思って。でも、そこまでだよね。その後、毎日プログラミング、そう。ずーっとシステムを作っていてですね、なんでこれが経営コンサルティングなんだと。

まあ、その時の経験は良かったですよ、実は。それがあるから後に繋がるんだけども。で、それで、ただ、データーベースはこれからの時代には重要だなと思って、その後テクノインフィニタスって会社に入るんですね。

これSybase(サイベース)という、まあ知ってる人は知ってるんですけど。当時、オラクルよりもサイベースのほうが良いデーターベースで、サイベースイレブンというのがありまして、当時サイベースイレブンはレコードロックだったんですね。

で、そっちに行ってたんですけれども。だけど、サイベースケーケー、日本法人がなかったんでテクノインフィニタス社っていう会社が版権を持っていて、最初そこに入ったのね。そしたら、お前良くしゃべるから、バーンだかボーンだかっていうのを買って来たと、会社が。オランダのERPなんですけど。で、それを売れって言われてですね。

で、そっちのほうに入って、バーンジャパンが独立して、オランダの会社に何だか知らないけど入っちゃったの、自動的に」

【注:バーンジャパン株式会社(現米国インフォア社)】

山田議員
「そのあとオランダのエーデって言う本社と行ったり来たりをしながら」

坂井秘書
「なんか3ヶ月ぐらい住んでたとか」

山田議員
「まあ行ったり来たりしてたんですけれども。それで今度は、そしたらば、当時のコンペティター(商売上の競争相手)のSAP、今でも一番大きいERPですけど、それのバグ情報がいっぱい手に入るわけですよ。ナンバー2の一応ERPの会社だったんで、SAP社を辞めてきた技術者がみんなバーンに来て、儲けようとしてるから、バグ情報を持ってきてリークするわけよ。

で、営業だからさ、『こういうことやったらSAPは動かないよ』っていうふうにお客さん先で言うとさすがに動かないから、『山田さんの言うとおりだ』とか言って」

坂井秘書
「(笑い)」

山田議員
「そうしたら、SAPの当時中根さんっていう社長とかPwC(プライスウォーターハウスクーパース)の倉重さんっていうのが、『あいつ何とか黙らせろ』って話になって。それで、殺すわけにも行かないから。で、プライスウォーターハウスクーパース、当時SAPの育ての親と言われたコンサルティング会社にヘッドハンティングをされて、移ることになります。

で、そこで、ERPの立て直しというのは名ばかりで、ほとんどお釈迦に。某社にですね、Y社の24億円とかですね、D社の十数億円とかですね、十数社お釈迦というか。なんでかって言うと、立て直しに行くんだけど、マスターっていうかね、そういう問題なんですよ。

結局データーの設定が悪い。設計がもう悪いんだけど。で、エンジニアリングから建てなおさなきゃいけないということで、僕は当時のPwCの倉重社長にエンジニアリングの部署を作りたいって言ったら、『それはダメだ』と。『リスクが高いから止めとけ』って言われて」

坂井秘書
「山田さん、今の、みんな分かんないと思うんですけど、製造業で誰かが設計して誰かがモノ作るじゃないですか。で、モノ作るところのシステムを一生懸命変えようと思ったんだけど、よくよく考えたら設計するところから変えちゃわないと駄目だっていうのが分かった」

山田議員
「それで、上流は3次元CADだと思って、その後ですね、プレゼンしてったら、1999年の冬かな、にダッソーのベルナール・シャーレスってCEOと、それから当時ですね、PTCのCEOのディック・ハリソンっていうのがいまして、2人が基調講演やったときに、僕、モデレーターやったんですね。

そしたら、なんかそれが受けまして、控室でPTC社のほうから『アンタ来たら副社長にしてやるから来い』って言われて、いきなりオファー書が出てきて、その場でサインしたっていう」

坂井秘書
PTCって一応、アメリカのナスダック上場企業で」

山田議員
ナスダック上場企業で、機械系CADでは当時世界一の会社だったんですが、そこのアメリカの本社の副社長なんで、いわゆる外資系の日本人の最高位ですね、として行ったんですよね。それで、ボストンとの間を行ったり来たりしながら、行ってたんですけど。すごいユダヤ系企業でありまして、まあ大変なんですよ、いろいろとね。

あまりえぐい話を、ちょっとここでオープンな場でできないんですけど、これは続かないなと思ってですね、で、辞めたんですけど。そしたらですね、某オムなんとか社からですね」

坂井秘書
「日本の会社ですよね」

山田議員
日本の体温計とかを作っている、電子部品の日本最大の会社ですけど。そこの副社長から『アンタ信じて二十数億投資したのにどうしてくれるんや』って言われてですね、京都の会社ってバレちゃってますけど、『ウチの会社に来なはれ』って言われてですね、『いやー、ちょっとそれは』『顧問でもやりなはれ』っていうので、それで顧問やろうと思ったら、なんだか『個人の通帳にお金が払えない』ということなので、そこで通帳を作るために法人でネクステックって会社を作った。

で、最初ひとり企業として始めてたんだけども、ウチの技術のトップの山口っていうのが、某オーナー企業のオーナーと喧嘩して5人引き連れて辞めてきたので、『軒先を貸してくれ』って言われて、『軒先を貸して、決して山田さんに迷惑はかけないから』と言ってジョインしたんですけど、結局やっぱり営業が取れないから。

で、しょうがないから僕が営業取ってるうちに、ドンドンどんどん会社が大きくなっちゃって、3年半で上場っていう、こういう。だから、すいません、ベンチャー企業を目指すとかって言ってる人、多い中で、元々会社作るつもりもなかったし、まさかですね、上場するなんて考えてなかったんですよ。

で、上場せざるを得なくなっちゃったっていうのが事実で。これは何かって言うとですね、経営をやっていて、コンサルティングっていうのは人件費の塊の商売なんだけど、人件費っていうのは給料っていうのは月末支払いでしょ? だけどプロジェクトっていうのは、入金がプロジェクト終了1、2ヶ月後入金でしょ? ということは、キャッシュが先に出るんですよ。分かります? 月末にキャッシュが出るけど、入金はもっと先になっちゃうんですよ。

で、しかも、すごく人を採って受注して伸ばしてくと何が起こるかって言うと、PL(損益計算書)上は黒字なんだけど、損益計算上はね。だけど、キャッシュ(現金)が足りないんですよ。バランスシート(貸借対照表)上はどんどんキャッシュが足りなくなっちゃってるから、そうするとしょうがないので、銀行からお金を借りるか、または…、ていうことで。

銀行からお金を借りたら、数億円になってきちゃったのね。これはやばいなと思って。で、約束手形って、皆さん見たことは、ちょっと持ってくれば良かったな、本物を。約束手形っていうのがありまして、これで何億円ってパンパンパンって打たれて、裏書っていうのをするんですよ。

で、そこに自分の個人の実印から何から押して、結局会社を潰されたら自分も終わりっていうですね。だいたい俺、資産も当時数億円なんて当時持ってないから、俺やべーなと思って」

坂井秘書
「ぜったい返せないお金ですよね」

山田議員
「そうそう。それで、ベンチャーキャピタルとかっていうのが、まあなんか羽振りを良くしてるとやってきて、『社長の会社はいずれ上場できますから、うちのベンチャーキャピタルで是非資本出させて下さい』と。こういう話になって、で、『分かりました』って言って、それで全部、当時の債務を解消っていうかして。

で、そしたら、ベンチャーキャピタルが入ったら当然『将来上場しないと困る』ってこう言われるわけです」

坂井秘書
「イグジット(出口)がないですからね」

山田議員
「そうだよねって話になって、真面目ですから、結構。で、3年半も経ったうちに、まあ上場したということなんですね。(ニコ生のコメントに応える形で)そうです、自慢です。だけど、こっからがね、転落人生になりまして。

まあ、いい気でいまして、どんどんどんどん中国投資だとか、システム投資だとかしてたんですよ。で、相変わらずPL(損益計算書)、経常利益は2割はあるすごい黒字の会社だったんだけども、2007年にですね、減損会計っていうのが始まるんですね。

これは何かって言うと、金融庁が非常に厳しく上場会社を調べて、海外投資だったりシステム投資をした会社が、その投資をした分だけ1年間で利益が見合ってるかどうか。これを検査し始めた。会計監査の事務所を厳しく指導したっていうのが正しいんだけど」

坂井秘書
「まあようは、例えば10億円投資を海外でしましたと。そしたら毎年1億円ずつ儲かってないと(いけなくなった)」

山田議員
「儲かってないと。だけど、システムを最初開発した当初なんて、上がらないでしょ? 急速に、本来あとで売れてくるんだから。実際にはリニアにはそういう形では、資金の回収っていうのはできないんだけど。その時は2007年、すごい厳しい減損会計になって、うちはそのタイミングに当たっちゃったんだよね。

それで、減損をしろっていうことになりまして、バランスシート(貸借対照表)上、1億か2億毀損したんですよ。で、債務超過になっちゃった

坂井秘書
「投資したのをゼロ円にしろって言われた」

山田議員
「ゼロ円にしろって言われたの。で、あともうひとつは、救済合併も含めて、いくつかの会社を取り込んで買ってましたから。で、救済合併っていうのは、プラスもありまして、ようは向こうの株式が毀損してるものを買うと、その分ですね、繰延税金資産ということで、法人税が安くなるカラクリがあるんだよね。

で、そういう事もあるんで、いわゆる人も受け入れつつ救済合併でもって、法人税免除の仕組みも使っていたら、今度は繰延税金資産分赤字になると、一気に全部処理しなきゃいけないと。税効果会計とか、まあ難しいから置いといて。

まあいずれにしても、過度にですね、減損分が乗ってきちゃった。で、実際には債務超過は当初1、2億だったんだけれども。その1、2億を埋めるために、ニューマネー。新しい資本金を取ってこなきゃなんない。資本金が欠落しちゃうと、資本金で埋めるか、または利益でもってしか埋められないんですよ。銀行から借りるって形じゃダメなんですね。

で、そこでどうしたかっていうと、資本筋とか株主の方から、全部減損してくれと。つまりバランスシート上の投資してる分を全部ゼロに評価をしなおして、十数億から二十億ぐらい債務超過になっちゃった

で、それで、自分の家だったりとかそういうものを全部売って、全部自分の資産も片付けて、お金を突っ込んで。で、捨てる神あれば拾う神ありで、その債務超過に陥った時には、100社以上金融機関を回りましたね。で、下はマチ金から上はゴールドマン・サックスまで。ずーっと毎日毎日金策を。

で、しかも大変なんですよ。金貸してくれって話ならまだ良いんだけど、資本金に対する充当だから金くれって言ってるのと同じなんですね

坂井秘書
「くれって言ってるんですね。ほぼ」

山田議員
二十数億金くれって言ってるのと同じで。で、そこはですね、昔から付き合いのあった冨山さん

坂井秘書
「経営共創基盤」

山田議員
経営共創基盤の冨山さんのところと、まあいくつか最終的には候補があったんだけど、そこに応援をもらうことで、一応債務超過は解消してかたが付きましたと。で、僕も自分の色んな資産とかを全部入れてと。で、だた一応そこは責任を取って辞めると。こういうことになるわけですね。

で、僕はその時に、品川の駅を歩いていてですね、電車に吸い込まれるっていう経験を。あのね、品川の駅を歩いていて、債務超過になって二十何億円を。で、しかもですね、債務超過が確定したのが、3月の末から4月の頭なんですね。で、ゴールデンウイークを挟んで、6月ぐらいに株主総会がありますから。それまでになんとかしなきゃいけないんで。

結局、実質1ヶ月半ぐらいで20億集めるってことになるわけね。で、そうするとね。これはどうするんだと。で、バックれて、結局株式会社だから、正直言えば、別に逃げちゃうことだってできたんですよ。だけど、なんとかいなきゃいけないって。まあやり方も分かんなかったしと。

で、そうするとね、何が起こるかって言うと、なんかね、楽になりたいって気持ちがあって、自分で足でね、ホームを真ん中歩いてるはずなのに、山手線の方に寄ってっちゃうの。危ないよ、ホントに危ない。

で、よく世の中では、中小企業のオヤジが電車とび込んだりだとかして、『馬鹿じゃない』のと。『死ぬ気があったらもっと他にできたはずだ』って言うけど、そんなことはないですから。もう楽になりたいんだよね。気持ちはよく分かるよね。

これもちょっと不謹慎な言い方しちゃうかもしれないけれども、危ないからってことになって、じゃあ帰りはタクシーで帰りましょうって事になったんですよ。で、それはいいんだけど、そしたらさ、タクシーの後ろで、ふと運転手さんに『あの、仕事代わってくれませんか』って言っちゃったことあって、ホント。いやー、それぐらいね、追いつめられてましたね。ホントに。

だから、僕が政治の商売をやることになったひとつの入り口のキッカケなんだけれども。その会計制度を含めて、政府からルールを突然変えられちゃう。サッカーで言うと、ゴールの位置とか大きさが変わっちゃったようなものだからね。

で、それでもって試合を続けなきゃいけないっていう中で、やっぱり経営者って大変だよねっていう。だから自由償却税制やったほうがいいんじゃないかっていうのは割とかなり命がけでやったり。あるいは海外に投資をする場合は、できれば現地からの資本を取り込んだ上で、手金で自分で全部金を入れないほうがいいよと。なぜならば、その減損会計の問題っていうのはついて回っちゃうからね。ということで、そこはそういう意味で、そういう仕事もしだすんですけれども」

坂井秘書
でも、あれでしたよね。ホリエモンの獄中ダイエットじゃないですけど

山田議員
「はいはい。あっ、債務超過ダイエットっていうことで。あの時はさすがに15キロぐらい1ヶ月で痩せましたね、ホントに。あのね、どういう状態になるかって言うと、何を食べても味がしないんですよ。味がしない。あとは寝れない。で、気分転換の方法もない。

だから、僕の場合は何とかなったから良かったですけれども、まあ追いつめられるとどうしようもないよね。いや、たぶん死ぬしかないと思いますよ、そう。それぐらい、結局上場企業とか言っても、やっぱり経営者が背負っている重さというか、責任っていうのは非常に重いし、まあ銀行であれなんであれ、追い込んでくるからね。

そこを僕の場合はホントに救済もあり、何とかですね。会社潰したって言うけど、一応建てなおして再生しましたんで、勘違いしてらっしゃる方多いんですけれども。最後まで逃げずにですね、何とか会社の再生っていうのをやりましたけど、それはもうホントによかった。

で、だから僕はね、会社も潰し方っていうのは、シッカリですね、経営をやる人にとっては、知っといてもらいたいなと。というのは、ほとんどの弁護士は再生やらないんですね。どちらかというと破産させちゃいます。それは何故かって言うと、破産させちゃったほうが簡単なんですよ。再生をさせるってことは、債権者全員に頭下げたり、いわゆる再生を認めさせなきゃいけない。

僕だって再生するときは、全部の銀行に行って、やっぱり銀行はある程度貸したお金泣いてもらうっていう事は現実的にあるわけだから。そういうのをやってくれる弁護士っていうのも、東京にしかいないのは事実ですね。名古屋や大阪でも足りないですよ。

で、しかも心がある弁護士がつかないとできないんですよ。というのは、報酬が別にそんなに違うわけじゃないから。だから、なんとかして社長も会社を救いたい。それと、それをサポートしてくれる弁護士とか、そういったのも一緒になって、あるいは再生チームが作ってやらないかぎり。で、結局これはもう、最後はね、金の問題じゃないんですね。

なんでこんな話になっちゃったのか分からないんですけど。経営者時代は時代はそういうことですね。

坂井秘書
「どうしましょう。その後はなんかアジアの話とか」

山田議員
じゃあ教育時代

坂井秘書
「教育時代に行きますか」

山田議員
「これだけ、せっかくなんで。もう一つの顔としてはですね、三割ぐらいの力で学校の先生やってまして、2001年から14年間かな。東大の工学部の非常勤講師。それから、東工大の特任教授で、東工大は社会理工学科っていうことで、大学院博士課程教えてましたけども。で、それからですね、早稲田のMBAコースですね、商学部に編入になりましたが、当時、早稲田大学大学院のアジア太平洋研究科のMBAコースの技術」

坂井秘書
ビジネススクール

山田議員
「そうそう。そこの准教授。当時の私は、早稲田の准教授では最年少准教授になったんですけれども、をやってましたね。まあ、博士課程は早稲田行ったんですけど、僕持ってないんですよ、修士を。修士を取りに行こうと思ったら、早稲田の教授会のほうで、山田さん修士取らせたら面倒くさいから、いきなり博士課程を取ってくれって」

坂井秘書
「学士のあとは博士になったんですか」

山田議員
「飛び級で。一応博士課程は。最近、ショーンKの問題からうるさいので、正しく言うと、最終的な博士論文を出していないので、博士号は持っていなんですけれども、一応、博士講義課程単位取得満期退学と。なんか退学っていうといやらしいんだけど、一応3年間、課程博士は通いましたんで」

坂井秘書
「単位は全部取ったけど」

山田議員
「あとは、一応博士論文を出せば博士号って所までは一応全部審査も終わってます。ということなんですけども、暇がないね。本を書く暇があったら博士論文を書いたほうが良いんじゃないかって話もあったりするんですけれども。

で、私よく学歴とか立派だし有能って言われるんですけど、そんなことないと思ってます。僕はビジネスマンですから、どっちかというと。ビジネスマンっていうのはですね、偉そうなこと言ったってですね、稼げなきゃしょうがないんですよ。

で、どれぐらいの人を雇用して、どういう新しいビジネスを作ってきたかということが、問われるんであってですね。そんな肩書なんていうのは大した話じゃないよね。

国会議員だってそうだよね。偉そうに言っていても、やっぱり国をどう変えられたかとか、法律だってどういうものをちゃんと作って通したのかとか。本来はまあそういうことが問われるというふうに思っています。

ただひとつ、僕は負けないという自負を持っているのは、教育の現場であったとしても、まあ高等教育ではありますけれども。実際、2000名の学生をホントに教えてきましたし、その連中が結構良いところで

坂井秘書
「すごかったですね。僕びっくりしました」

山田議員
僕の教え子ちゃん。Gunosyは僕のゼミで教えた連中が皆で作ったんですよ。それから楽天の最年少役員も僕のゼミから出しましたし、あとなんだっけな。いろんな連中が育ってくれたんで良かったんですけれども。そんなことをやってきましたけれどもね


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【参考リンク】
表現の自由を守る党の山田太郎議員が、アニメ・漫画・ゲーム等を守るためにしてくれた事まとめ(2016年4月版) - 二次元規制問題の備忘録
http://nijigenkisei.ldblog.jp/archives/47261076.html

表現の自由を守る取り組み以外の山田太郎議員の実績
https://twitter.com/hashtag/%E5%B1%B1%E7%94%B0%E5%A4%AA%E9%83%8E%E8%AD%B0%E5%93%A1%E3%81%AE%E5%AE%9F%E7%B8%BE?src=hash

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