ご本人の公式HPのプロフィールにも記載されている通り、小野田紀美参議院議員はゲームを作る会社で働いていた経歴の持ち主です。その小野田議員が、2016年11月22日の参議院文教科学委員会で、二次創作への悪影響が懸念されていた著作権侵害の非親告罪化の問題や、アニメ・マンガ・ゲーム文化について、ゲームの業界に勤めていただけあって非常に分かっている質問を行いました。

例えば、「我々の業界に降り掛かってきそうな理不尽なピンチっていうのは、この非親告罪化だけではないんです。今回、この非親告罪化のことに関してはピンチを回避しましたけど、例えば表現の規制の問題であるとか、非実在青少年の取扱いについてですとか、我々の業界はいつもですね、無知と偏見から来る弾圧に怯えてるんです」という発言。

アニメ・マンガ・ゲーム等を愛好する側にいないと、なかなか出てこない発言だと思います。他にも、いろいろと興味深い質問や発言をしておりましたので、当日の質疑の、二次創作・アニメ・マンガ・ゲーム等に関係する部分のみ文字起こしさせていただきました。


文字起こしをする動画
2016年11月22日文教科学委員会
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?ssp=27304&type=recorded



以下、文字起こし。



小野田紀美議員
「本日は大きく3点、ちょっと駆け足になってしまいますが、質問させて下さい。ひとつめ、まずTPPの締結に伴う関係法律の整備に関する法律案の中で、著作権等侵害罪一部非親告罪化についておうかがいします。TPPに関しては、今、まさに特別委員会が行われている最中でありまして。その中でも、この非親告罪化の事については、再三質問があることも十分承知している所ではあるんですけれども、文化を守るという視点から、観点から、文教科学委員会のこの場において、今一度確認をさせてください。

著作権等侵害罪の一部非親告罪化等の措置を講ずるという話が出てから、二次創作・同人界隈っていうのはずっと不安に打ち震えておりました。ご承知の通り、非親告罪化の範囲については、3つの条件、要件をすべて満たす事というのを課すことによって、海賊版などに限定されて、二次創作物に関しては、除外されることは明らか、であります。

大臣のご答弁でも政府が公開している資料でも再三そのように説明がされています。ですが、今でもまだ多くの同人界隈の方々が、TPPにより自分達の生き甲斐が奪われるんじゃないかっていうふうに、不安でいます。TPPによって、同人文化が奪われることはないんだということを、これまでも何度もご答弁いただいてるとは思うんですけれども、この場で今一度確認をさせて下さい」

文化庁中岡次長
「お答え申し上げます。TPP協定におきましては、著作権等侵害罪を非親告罪とすることが求められておりますが、その範囲につきましては、二次創作活動への萎縮効果を生じないよう、市場における著作物等の利用のための権利者の能力に影響を与える場合に限定することができるとされております。これを踏まえまして、改正法案におきましては、非親告罪の範囲を海賊版の販売等の悪質な侵害行為に限定をするということとしておりまして、具体的には3つ要件を課しておりまして。

1つめは、対価を得る目的または権利者の利益を害する目的があること。2つめには、有償著作物等について原作のまま譲渡・公衆送信または複製を行うものであること。3つめは、有償著作物等の提供・提示により得ることが見込まれる権利者の利益が、不当に害されること、となる場合であること。の全てに該当する場合に限りまして、非親告罪とすることとしてございます。

委員ご指摘の、同人誌などの二次創作につきましては、一般的には原作のまま著作物等を用いるものではないこと。また、3つめの要件でございます、市場において著作物等の正規品の販売等と競合するものではなく、有償著作物等の提供・提示により得ることが見込まれる権利者の利益が不当に害されることとなる場合との要件に該当しないため、非親告罪とならないと考えるものでございます。

こういったことにつきましてはですね、そういった二次創作者におきまして、不安にならないように、改正法の施行にあたりましても、二次創作活動への萎縮効果が生ずることのないよう、非親告罪化の趣旨や要件の具体的内容につきまして、十分に周知を図ってまいりたい。このように考えております」

小野田紀美議員
「すいません。ちなみに質問通告してないんですが、このTPPの件、将来的にその3つの要件がなくなったりとか、非親告罪化の範囲が広がるようなこともないですよね? 確認させて下さい」

文化庁中岡次長
「先程の3つの要件がございましたけれども、こういったことにつきましてはですね、先程申し上げましたように、TPP協定におきまして、市場における著作物等の利用のための権利者の能力に影響をあたえる場合に限定をするという日本の主張を踏まえて、そういうような協定になったものでございますけれども、そういったものを踏まえての法律改正の趣旨でございますので。このTPP協定という対応につきましては、この要件自体が、今後なくなるとか、そういったものは考えておりません」

小野田紀美議員
「安心をいたしました。この資料にも、親告罪のままとなる行為の中に、マンガ等の同人誌をコミケで販売する行為と。コミケだけに関わらず、オンリーも含め、同人誌即売会全てでしょうし、マンガのパロディをブログに投稿する行為。これpixivも入ると思うんですが、そういう所も含み、大丈夫だよ、としっかり明記されている。

そして、将来に渡ってもそれが確立されているということをおうかがいできて、私も安心しましたし、皆さんもホッとしてくださるのではないかと思います。

ただですね、ちょっと考えていただきたいことがありまして、ここまでオオヤケに何度も大丈夫だよというご答弁をいただいているのに、なんで未だに多くの方々が不安に震えているのかという、その思いに、少しだけ寄り添っていただけたら嬉しいなと思うんです。

我々の業界に降り掛かってきそうな理不尽なピンチっていうのは、この非親告罪化だけではないんです。今回、この非親告罪化のことに関してはピンチを回避しましたけど、例えば表現の規制の問題であるとか、非実在青少年の取扱いについてですとか、我々の業界はいつもですね、無知と偏見から来る弾圧に怯えてるんです。

『クールジャパンだ』と。『マンガ・アニメ・ゲームは海外で受ける。力を入れよう』というお考えはすごく嬉しいんですけども。例えば、文化振興に向けた政策立案機能強化のために平成13年に設けられた文化審議会の文化政策部会のメンバーに、サブカルチャー界の方はいらっしゃるのでしょうか、と。おそらくいらっしゃらないと思うんですね。

で、いろいろな文化に精通されていらっしゃる有識者の方でも、このサブカルまで網羅して内容状況を分かってる方っていうのは、稀有な存在だと思います。

で、このままですね、この業界っていうのは、ちょっとある意味特殊なところがありまして、実情を分かっていただけてない場合、この業界が表に出れば出るほど、首を締められるようなことにもなりかねないなあという、そういうジレンマもあって。

文化として認めていただきたいという一方で、でもあまり深くは触れないで欲しいという、というこのデリケートで複雑な思いを抱えている業界でもあります。

日本を好きになる海外の若者の多くは、日本のアニメやゲームがキッカケというくらいですね、ゲーム・アニメ、サブカルチャーは世界と日本を繋ぐ素晴らしい文化であるということは、間違いないと私は思っております。

ぜひですね、先程、ご答弁の中にありましたが、業界が萎縮したり足かせをつけられたりすることがない文化振興施策を今後とも業界の声に寄り添って、ご配慮いただきながら行っていただきたいと考えます。今後も様々なピンチが予想されますが、サブカルチャーの文化振興をどう考えてらっしゃるか、文化振興・文化を守る文部科学大臣のお考えをお聞かせ下さい」

松野文部科学大臣
「我が国のマンガ・アニメ・ゲームを含むメディア芸術は、広く国民に親しまれているだけでなく、海外からもですね、高い評価を受けているものであります。このようなメディア芸術は、我が国の文化振興はもとより、産業や観光の振興、地方創生、国際文化交流の推進にも大きく寄与するものと考えております。

文部科学省ではメディア芸術祭を開催し、我が国の優れたメディア芸術を国内外に発信するとともに、優秀な若手クリエーターやアニメーターの人材育成を図っているところでございます。

また、委員ご懸念のですね、同人誌やパロディなどの二次創作活動、我が国の多様で豊かな文化の形成において重要な意義を有しており、このたびのTPP協定に伴う著作権法の改正法案においては、さきほど答弁をさせていただきましたが、これらの二次創作活動への萎縮効果等を生じないよう、非親告罪の範囲を、海賊版の販売等の悪質な行為に限定をすることとしております。

理解が進んでないんではないか、というご指摘に関してはですね、これから私達も積極的に理解をいただきますように、周知を徹底をしてまいりたいと考えております」

小野田紀美議員
「ありがとうございます。我々の業界もアピールできるところは、いっぱいアピールして。また、アンダーグラウンドでいたほうがいい所はきちんと自重しながら、しっかりとこの文化振興に向けて取り組んでいきたいと思っておりますので、これからもご理解とご協力をよろしくお願いいたします」



文字起こしは以上です。当日の質疑では、小野田議員は、二次創作・アニメ・マンガ・ゲーム等についての問題以外も取り上げています。小野田議員がFacebookに自身の質問の要約を載せていますのでそちらについてもぜひご覧ください。具体的には、『外国語指導助手(ALT)について』と『放課後児童健全育成事業、施設補助について』の質疑を行いました。

 


小野田紀美議員。今回の質疑を聞いて、アニメ・マンガ・ゲーム等を愛好する人達の心に、自らも当事者として寄り添ってくれる議員さんが現れてくれたなと思いました。小野田議員のTwitterアカウントを皆でフォローして、今後とも応援していきましょう!



【参考リンク】
小野田紀美議員Twitter
https://twitter.com/onoda_kimi

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2016年11月2日のニコ生で、山田太郎前議員が「アニメーションの火が日本から消えないように」ということで、政府が募集中の下請法に関するパブリックコメントの提出を呼びかけました。

文字起こしをする動画:
http://live.nicovideo.jp/watch/lv279484237
(このニコ生の39:00付近から文字起こし)

山田前議員の有料メルマガとの兼ね合いもありますので、この文字起こしの公開にあたっては、山田前議員にメールで問い合わせを行い許可を頂いています。多くのパブリックコメントが寄せられれば、政府が動いてくれる可能性も高まります。よって、このパブコメに関する山田さんの発言は広く公開される必要があるのではないかと考え、山田さん側に打診を行い、許可を頂きました。

161103


山田太郎前議員
「さて、次はですね、下請法のパブコメ。これは何かというとですね、アニメーションのいわゆる『動画』の人達の待遇が非常に厳しい状態であると。(『動画』の)年収の平均が111万円だっていうのがJAniCA(日本アニメーター・演出協会)さんと国の調査で出ていて、このままでは日本からアニメはなくなってしまうと。これは(エヴァンゲリオンの)庵野監督なんかもそんなことを主張しているという話も私はしたと思うんですが

これに対してですね、下請代金支払遅延等防止法に関する運用基準というものを見直すということになりました。これは法律改正というよりも運用基準の通達の中で『こういうものはダメだよ』『ああいうものはダメだよ』ということを官が発するということで。それに関して、パブリックコメント、一般からの意見を求めたいということで、これは短い間なんですけど、今、ちょうど意見募集中になっています

で、私自身は公取(公正取引委員会)に対して相当主張してきまして。前言ったと思うんですけど、どうして下請法に引っかからないかというと。実は安い賃金で働かせると、本来であれば労働基準法の方で引っかかっちゃうんですよね。最低賃金っていうのがありまして、東京都の場合は920円ぐらいなんですが、年収が111万円っていうのはそれ以下なんですよ、どう計算しても。『おかしいじゃないか』というのを国会でやったんですが。

実はこれは、会社に所属してなきゃ最低賃金は関係ないわけですよ。で、7割から8割はアニメの制作現場っていうのは、いわゆる1人でやっているというかですね、個人契約みたいな形で、フリーランスというかですね、まあさせられてると言ったほうが正しい。なぜかというと、それでも95%は会社に席を持って働いてるから。

それって実質の社員と同じだから、派遣または請負法違反に問われかねない。実際には請け負ってるわけだから、個人が。たぶん請負法違反になっちゃう。というのは、請負っていうのは本来は元々契約で決められた業務の外をやってはいけないということになってるんだけど、たぶん指導されているから。指導されると請負じゃなくなっちゃうので請負法違反なんですよね。という疑いがあるんですが、それはそういうこともありえるってことで厚労省が『調査する』ということを、私の答弁に対して厚労副大臣が認めたんだけれども、その後どうなってるのか私も国会議員じゃないので監視ができないと、こういうことなんですけれども、強く本当はそれを主張していきたいと思ってるんですが。

一方でですね、下請法というのもあって、公正取引委員会がもってる下請法というのがあります。これは何かというと、継続的に食べられないような下請けをやっていると、それはダメだよっていう――」

坂井前秘書
「不当に安い値段で――」

山田太郎前議員
「ダメだよってことなんですが、それって実は親会社というか発注している側が、資本金一千万円以下だと対象にならない。実際には資本金一千万円以下の制作会社が多くて、法の穴をくぐり抜けちゃってるということがあるので、この下請代金遅延防止等に関する運用基準の中に、実際にはそういう不当に食べられないような安い形での取引はダメだということを書くべきだということで、それによって、まず。法律改正っていうのは重たいから、実運用上の通達でもって何とかできないのかといったこと

これは経産省側としても、下請けに関する見直しが行われるようにってことで、ガイドラインを出してみたりということがあって、法律文書、契約書を雛形で作ってるなんて話もあるんですけれども。これが通達になれば守られるので、行政指導ということで。

で、テレビのほうはあるんだよね。テレビの下請会社に対して――」

坂井前秘書
「今、ツイートをしたのでこれを見て下さい」


坂井前秘書
ここにurlがあるので、ここに応募フォームみたいなものがあるんです。アニメの制作会社と個人のアニメーターとの関係についての違反事例を載せて下さいというような文言ですね。それを載せてもらえれば、たぶん載ると思います。今回、これだ――(注:ここでニコ生の回線不調により音声途絶)」

(注:回線が復帰してから説明を仕切り直し)

坂井前秘書
「ここからぜひ、下請法の代金の支払いについてはアニメ制作会社とアニメーターの関係についても違反だよという事例を載せて下さいと、こういうのは違反だからやっちゃダメだよという事例として載せてくださいという趣旨をですね、この意見募集のページからぜひしていただければ、多くの人から集まればですね、これは公正取引委員会の方も動かなきゃいけなくなりますので、ぜひ皆さん、ご協力をよろしくお願いします

山田前議員
「それで、11月24日までですので。10月26日にですね、意見受付が開始されて、たったの1ヶ月間。これ言ったんですよ。『まさかこれ1日とかじゃないだろうな』と。やるんですよ、連中は平気で、言っとかないと。『じゃあ1ヶ月やりましょう』ということになりまして、1ヶ月。

(ニコ生のコメントに答える形で)そうなんですよ。京都アニメーションなんかを見習おうっていうのは非常にしっかりやってるわけですよね」

坂井前秘書
「あそこは内製率が高いんですよね」

山田前議員
「ということで、ここは皆さんでパブコメをやってですね、アニメーションが日本から火が消えないようにですね、やりましょうと」

(中略)

山田前議員
「ちょっとさっきのテレビのほうについては書かれてるけどっていうのはちょっと参考にして。で、恐れることなく一般の意見の募集ですから、どんどん稚拙だったとしてもですね、皆さんの言葉で。我々強要するわけにもいきませんので

坂井前秘書
「みんな強要するんですよね。言葉をこういうふうに書いて送って下さいみたいに」

山田前議員
「でも、それをやっちゃうとですね、結局そういうふうにしてやらされたということになりますから。一般のみなさんの声としてですね、寄せてもらえれば官僚のほうは(無視ができなくなる)」

161103-2


山田前議員
「で、(『下請代金支払遅延等防止法に関する運用基準』の改正案の『情報成果物作成委託における違反行為事例』)の8-7(2)のほうなんですけれども、『親事業者は,テレビ番組の制作を委託していた下請事業者に対して,いったん親事業者のプロデューサーの審査を受けて受領された番組について,これの試写を見た親事業者の役員の意見により,下請事業者に撮り直しをさせたにもかかわらず,撮り直しに要した下請事業者の費用を負担しなかった』っていうケースがあって。

アニメはこれ、全てが当てはまるわけじゃないんですけれども、安く不当な形でですね、下請であるにも関わらず、契約の範疇を超えて安く使うとか、社員のように使っているのはおかしいじゃないかとか。そういうことはしないようにというような内容を、ここで書いてもらえればいいかなと思っています。どこかで私どもが出したものを――」

坂井前秘書
みんなコピペしちゃいますよ

山田前議員
それはね、マズイんですね。そうすると、山田元議員が強要してるってことになってしまうと問題なので、まあ、ご自身の言葉で書いてもらわないとパブコメにならないので、ぜひそのあたりですね、思う所があればいろいろ調べてですね、自分の言葉でパブコメを寄せてもらえればと

坂井前秘書
ちょっとヒントを言っておくと、今の(事例に)似た形だと、勝手にシナリオが変わっちゃう、とかね

(中略)

山田前議員
「(パブコメに書くべき内容に)介入しちゃうとですね、これはパブコメとしては問題がありますので、ぜひ皆さんでオススメをそれぞれ考えていただくというのがいいのかなと思ってます」

(中略)

山田前議員
「自分たちの言葉でそれを書いてもらいたいということなんですよ」

坂井前秘書
できたらそれをTwitterとかFacebookに載せてくれるとうれしいですね。パブコメのurlと一緒に

山田前議員
そうするとみんなでですね、こういったものが集まってくるということで、実際に政治と言うかですね、通達を動かすことができますので。そこは私が援護射撃でもって公正取引委員会の担当官には、直接これを担当してる人には全部入れてありますから。ぜひですね、そういう形で、世の中をみなさんとともに動かしていこうと

坂井前秘書
「そうですね。これは実際に変わりますからね」

山田前議員
「変わります。これは大きいと思います、このことは。パブコメでどういったものが来たのかということは公開されるはずですから(注:パブコメの募集ページには「寄せられた意見につきましては,住所,氏名,電話番号,FAX番号及び電子メールアドレスを除き,公表することがあります」との記述がありますこういういいチャンスですので、世の中変えようと思ったら、私だけの力ではどうしようもないので、皆さんができるだけですね、自分たちの想いと現場を書いてもらえればと思ってます


文字起こしは以上です。山田さんの仰るように、自分の言葉でパブリックコメントを書いて送るのが大切です。コピペは山田さんに迷惑がかかるのでやめましょう。



【パブリックコメントに関する参考リンク】
「下請代金支払遅延等防止法に関する運用基準」の改正(案)に対する意見募集について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=110300030&Mode=0

下請法とは-親事業者の禁止行為(公正取引委員会HP)
http://www.jftc.go.jp/shitauke/shitaukegaiyo/oyakinsi.html

フリーランスで働く人は「下請法」で守られている――おさえておくべきポイントとは? - 弁護士ドットコム
https://www.bengo4.com/other/1146/1288/n_1858/  

アニメーション制作業界における下請適正取引等の推進のためのガイドライン(経済産業省)
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/torihiki/2014/140313shitaukeGL9.pdf

平成27年度コンテンツ産業強化対策支援事業 (アニメ下請ガイドラインフォローアップ等調査事業)報告書
http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/contents/downloadfiles/houkokusyo.pdf


【参考リンク】

前参議院議員・山田太郎 ニコニコチャンネル

山田太郎前参議院議員ツイッター

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山田太郎前議員が各党の関係者に接触するたびに「山田前議員は○○党(その時に接触した党)に行くのではないか」という話題が盛り上がるそうです。

最近、山田前議員は、民進党代表選に出馬した玉木雄一郎議員の政策作りに関わり、自民党の広報部門の責任者にあたる議員らとも接触、また、上田令子都議が代表を務める『自由を守る会』の顧問に就任するなど、多方面にアプローチしています。

山田さんのこれらのアプローチは、山田さんが特定の政党に所属するための前段階と見るべきなのでしょうか? 以下に掲載する山田さんのニコ生での発言から、山田さんの真意を確かめてみましょう。 


※この記事を公開するにあたり、山田太郎さんのニコ生での発言の掲載について、山田さんにメールで問い合わせて許可を頂きました。山田太郎さんの有料メルマガとの関係もありますので、山田さんのニコ生発言のうち、有料メルマガに掲載されなかった部分のみを掲載しています。


文字起こしをする動画:
DMMも両さんも自主規制?この2週間の裏活動も!【第251回 山田太郎のさんちゃんねる】
https://www.youtube.com/watch?v=-l_fMSgNJoo&feature=youtu.be&t=40m28s
(動画の40分28秒付近から文字起こし)



山田太郎のさんちゃんねる


以下、文字起こし。


山田太郎前議員
結果を出していきたい。それはあくまでも表現に関しては自由であると考えているわけで。そのためには、作戦として、どんな人とも、どんな手でも結んで、頑張って形にしていくと。それは何故かと言うと、議員をやってるときと、今議員でなくなった立場とすると、違うってことはちょっと理解してほしいんですね、皆さんにね。

自分が国会議員をやっていれば、何党とかって籍はあるわけだから、自由に何らかの会派を組んでいれば発言ができたんだけれども、今は落選し、国会議員でない以上、立法の問題に関しては、間接民主制である以上は、自分が国会に行って『けしからん』とか大臣に対して質疑ってことは絶対にできないわけだから。効果があることをもっと、あの時(≒議員時代)よりもやらなきゃいけないという厳しい立場にいるということだけは、知ってもらいたいんですね。

で、何が言いたいかというと、最近、いろいろ『なんだー』と言われているのは、まずひとつ、玉木雄一郎さんの政策を作りましたと。民進党の代表選に玉木雄一郎さんが出ましたが、民間時代からもう私は知り合いだった


(中略)

山田前議員
「玉木さんのような政策理論家が代表をやるというのは次の新しい時代、そうなれば自民党政権も緊張感を持ってやるだろうし、ということを思ったこともありですね、玉木さんの政策の、実は3分の1は私が作り、一方で表現のことに関してマルっと全部書いたと。で、それを玉木さんは認めたので」

(中略)

山田前議員
自民党とか政権与党はどうであれ、せっかく民進党の代表選があったので、そこの参画は、表現の自由ということからは、玉木さんを応援するということをやった。そしたら今度は、『民進党から山田さん(選挙に)出るんじゃないか』と。短絡的。『出ませんよ』っていうふうに言っといたんですけれども

坂井元秘書
「まあ、出るかもしれないですよ? 分からないですけど(注:「将来的なところまで含めると『出る』とも『出ない』とも言ってないですよ」という趣旨のことを仰りたいのでしょう)」

(中略)

山田前議員
一方で、もうひとつ話題は、平沢勝栄さんと、先日ですね、自民党の党本部に呼ばれて話をしてきました


山田前議員
「で、ちょっと写真あります? またこれ、こうするとね、『山田さん、今度は自民党に擦り寄った』とかですね

坂井元秘書
『山田さん、自民党から(選挙に)出るんじゃないか』説

山田前議員
「はい。で、これはですね、平沢勝栄さんの事務所ではなく、自民党本部です。で、これは何かというとですね、古屋さん(注:古屋圭司議員)。MANGA議連の会長もやってまして、今の選対委員長でもあるんですけど、いわゆる党四役の実力者ですね」

(中略)

山田前議員
「で、もともと古屋さんがMANGA議連の会長でもあるということで、私もMANGA議連をこのまま継続してサポートしましょうという話がありまして


山田前議員
「その中で前回(の参院選で)29万票を取って、若い人たちに対するアプローチができた、ということなんですけれども。

まあ、自民党っていうのは、僕は、いろいろこれまで表現系のことでも随分対峙はしてきたし、さりとて政権党ですから、最後はそこが動かないと、あれだけ衆参で過半数を持っている以上、無視してですね、ギャーギャー言った所で押し切られちゃえば、それで立法としては通っちゃうわけだから。実際には最後はですね、官僚も含めて、政権与党の協力っていうのは色んな形で得てきたんですよね。

で、僕はひとつ自負しているのは、自民党の中からも評価が高くて私の話であれば聞こうと言ってくれてる人もいるし、前回の著作権の非親告罪のケースに関しては。特に、さっきの、あそこにいたのは、平沢勝栄さんとイトウシンイチロウさん(注:自民党ネットメディア局長である伊藤信太郎議員のことかもしれません)ですね、これは宮城の選挙区の衆議院議員なんですが、今、ネット広報本部長やってるのかな。

で、いずれにしても、あそこにいたのは、古屋さんプラス自民党の広報の総責任者がいました。そんな中で相談されたのは、若い人たちに対して、政権与党としては20年後の政治、政策に関しても責任を持っていると。だけれども、前回の小池さんの選挙をはじめとして、やっぱり若い人たちに声は届いていない。そこについて非常に反省をしているので、もっともそういう選挙を戦って効果を出した私に話を聞きたいと、いうことで呼ばれたので、政権与党にそういうふうに言われたんであれば、それはいろんな表現系では対峙していたものの、やっぱりそこは素直に意見交換ということ。

ただ、強く言ったのはですね、『ネット選挙っていうのは、単なるHOWじゃないよ』と。『やっぱり若い人たちが、29万票動くということは、WHYという意味では、どうして表現の自由ということをあんなに求めたのかということをやっぱり理解してもらわないと困る』ということは散々言って。

そこは僕は、正直、平沢勝栄さんにも深々と頭を下げられ、勉強することは勉強するので、今度、自民党の関係者、広報の関係者、議員も含めて全員呼ぶから、講義してくれというので、それは分かりました、ということで。

もちろん政治家ですから、みんな腹の中には思惑があるかもしれませんが、でも、どんな手段を取ってでも、政権与党との関係というのは、緊張関係を持ちながらも、パイプを作っていく必要が、これは絶対にある

(中略)

山田前議員
最近もうひとつ、上田令子さんの

坂井元秘書
上田令子さん、説明しないと分からないですよ。元々(山田さんも)みんなの党にいたときの都議で、今、自由を守る会っていう地域政党を作ってて

山田前議員
「無所属の地域政党なので、僕も落選しましたが無所属だということで、元々みんなの党の仲間でもあったということで、しかも別に上田令子さんだけを支持してるわけじゃなく、あそこ(=自由を守る会)にはですね、小金井の渡辺市議(注:渡辺大三 小金井市議)とか百瀬さん(注:百瀬和浩 小金井市議)とか、武蔵野の竹内さん(注:竹内まさおり武蔵野市議)とか、いろいろ知り合いもいるものですから。

そういう意味で、地域で頑張る人も頑張ってもらいたいということで、上田さんから自由を守る会の顧問になってくれと言われたので、『いいですよ』と言ったら、2つの意味でディスられて。

ひとつは、音喜多さん(注:おときた駿都議)等も含めた関係で」

(注:おときた駿都議は、山田太郎前議員とともにコミケ街頭演説を行ったこともある都議さん。以前は山田さんと同じ政党に所属して、山田さんの海外視察に同行するなど、山田さんとも関係の深い議員さんです。都知事選では小池百合子さんを支援する都議としても話題になりました)

山田前議員
「音喜多さんは実はこの自由を守る会に入ってないんだけど、『小池さん(注:小池都知事)支持に回ったんじゃないか』ということで。小池さんがですね、来年の都議選を中心に、かつ、来年予定されていると言われている衆議院選挙の中で、小池新党に私も加担してるんじゃないか、といきなり言われたりとかしてですね。

もちろん、僕が自負しているのは、音喜多さんも経由して、間接的に小池さんに対しては、表現の自由。あの、都知事の権限って、特に青少年健全育成条例も含めて大きいので、東京が変な形で、青少年の規制を作られちゃうと―

坂井元秘書
都知事が『不健全図書指定をやめます』って言ったら、まあ8割方なくなるでしょうね

山田前議員
「そう。世の中、逆の意味で大変なことになる、そういうことなんですけども。それぐらい都知事というのは非常に大きいので、そこのアプローチっていうのは図っておく必要もあるし。『かがやけTokyo』がたまたま小池さんを応援してたってこともあって。『かがやけTokyo』というのは、上田さん、音喜多さん、両角さん(両角みのる都議)のグループ。で、僕もずっとそこをサポート、実は『かがやけTokyo』の元々の政策もウチが随分サポートして作ってきたというところもあったので。

で、そしたら今度、上田さんのもうひとつの顔であ…、顔なのか僕はよく知らないんですけど、なに? サイエントロジーっていうのをやってるの? 僕は上田さんとサイエントロジーというものについて、僕はサイエントロジーっていうのもあまり詳しくないんだけど、なんか『山田さんはそれ(=サイエントロジー)を支持したんじゃないか』とかいう話も出てきて、ちょっと、とんでもない、と。そんなことはないですよ、ということと。

内海医師の話は知っているので、というのは、元々僕は児童養護で知的障害の子の話をしてきて、障害児の問題は親の責任だっていうような考え方があって、これはとんでもないと。ここはもう真っ向からぶつかってる所でもあるので、どうやっても内海医師であるとか、サイエントロジーっていうものに対する考え方は、支持できません。

で、別に上田さんがどういう考え方を持ってるかについて、この件で話したことはないんですが、仮にですよ? この『自由を守る会』がサイエントロジーというものを支持したり、またはそれを普及するような運動になれば、当然顧問なんかやってられないし、上田さんに対しても『おかしいんじゃないの』と阻止しようと思ってますし、まったくそういうことはないので(注:『そういうことはない』というのは『サイエントロジーを支持しているという事実はない』という趣旨でしょう)」

(中略)

山田前議員
「ただ、これまでの地域政党に対する考え方だったり、地方議会の問題点を鋭く主張してきた事に関しては一定の評価を持っていますので、そういう意味ではもちろん顧問としてですね、出来る限り協力はしていきたいと思ってます。

もうひとつ皆さんにお願いしたいのは、たぶん私これから色んな人と付き合っていくので、そのたびにですね、『この人はこういう背景、あの人はああいう背景』ってやるのは、まあ、言っていただいても良いと思うんですね。というのは、私も知らなかったこともあるから。なるほどそうなんだと。

で、ネットの反応っていうのはある意味では僕は素直だと思っていますから、どういうふうにディスられても。まあ、ちょっと、公人ではないので、その辺はちょっと私人としてですね、考慮しては頂きたいとは思いますが。そういう情報を提供してもらえるってことについては、気をつけたほうが良いよとかっていう情報はいいんですけど、いきなりレッテルを貼られるっていうのはですね、ちょっと…」

坂井元秘書
「それはもう有名税だと思って…」

山田前議員
「このままで行くと、玉木雄一郎とつきあい、平沢勝栄のところに出入りし、上田令子とつきあい、コイツは馬鹿かと」

坂井元秘書
「でも、全部事実だからしょうがないじゃないですか」

山田前議員
『信用ならない』となるのは嫌なので、スタンスを(知ってもらいたい)。僕は言った通りやってまして、これまでは僕はどことも等距離でなるべく付き合わないようにしてきたんですよ。割と一匹狼的に国会の中では振る舞ってきたんですが、それがある意味ではアダになったというのも事実」

坂井元秘書
「選挙的にはそうですね」

(中略)

山田前議員
一定程度いろんな人と危なっかしくても付き合っていく必要があるだろうと思っています

(中略)

山田前議員
皆さん、(山田さん自身の)立場で知っていただきたいのは、もう議員じゃないので。いち私人として、私的に動いているということは、いろんな人とこれから付き合っていかないと、パワー出ないんですよ。その代わり、逆に言うと、公人じゃないから、どんな人とも今付き合いやすいので、スルスル~って入って行って、やっぱり結果を出すためには、こういう方法を当面取らざるを得ないということだけは、知っておいてほしいんです。

もちろん誰かと付き合えば、それで色が付くとか、なんとかってなるんだけど。それはもう皆さんが言う、右だの左だの、あらゆるパターンの人ともやり取りをしながらですね。ただ、私が信条として、今続けている、この番組をやっている意味もそうですが、表現の自由を守るということに関しては、ある種命懸けで今も続けてやっているということだけは、しっかり知っておいてもらいたい

(中略)

山田前議員
「ただ、組んでいくかどうかっていうのは慎重にやんなきゃいけないから、そういう意味で、上田さんの所も、どっちかというと正会員というよりも顧問という形での、少し距離を置いた、ことでやってはいるんですけど。どういうふうにどこと組んでいくかっていうのは、それはもちろん慎重にはやっていきたいと思ってますが。どことも組んでくかもしれないし、と。ただ、その時にいろいろご意見はいただきたいと思ってますので、皆さんの方からの情報提供は非常に重要だと思ってますから、ぜひいただければと」 



文字起こしは以上です。山田さんの多方面へのアプローチは、アニメ・漫画・ゲーム等を含む表現の自由を守るために、それが必要だと考えての戦略的な動きと見るべきでしょう。そのアプローチは直ちに、接触を行った政治勢力への傾倒を意味するものではないと理解するのが、山田さんの発言を聞く限りでは妥当と考えられます。

さて、アニメ・漫画・ゲーム等を含む表現の自由を守るために多方面にアプローチをしてくれている山田前議員。山田さんの活動を応援したい方は、有料のメルマガ(月1000円~の支援が可能です)に登録しましょう。山田さんのニコ生発言のうち、山田さんが最も重要だと感じたであろう箇所については、毎回メルマガに文字起こしが掲載されます。このブログ記事は、あくまでメルマガに掲載されていない箇所を選んで記事化を行いました。このブログ記事を読んで山田さんの発言に興味をそそられた方は、有料メルマガ会員への登録をオススメします。




補足情報①





補足情報②
今年の夏コミでは、おときた都議以外にも、おぎの稔大田区議(維新)や森たかゆき中野区議(民進)も山田太郎前議員と共にコミケ街頭演説を行いました。山田前議員が目指す幅広い連携のひとつとみなすことができるでしょう。




【参考リンク】
前参議院議員・山田太郎 ニコニコチャンネル

山田太郎前参議院議員ツイッター

記事について何か問題等あれば、ブログ主のツイッターにご一報下さい→https://twitter.com/YuukiNijino 
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